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TEAM KANO戦記

美味しそうなこと、オモシロそうなことに必要以上に情熱を注ぐ人たちの記録です。スカッシュについても思いついたことを書いてみようかと。 パスワード希望の方は、実名フルネームを明記してteamkano@gmail.comまでメールしてください。

「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想4

しばらく中断してしまった。2012年世界ジュニア選手権でメダルを獲るため、先月の世界ジュニアを分析する。


「仮に『1番手:松本淳、2番手:福井裕太、3番手:机伸之介or河野文平』で参加していたら、ベスト8に入れたか」という私の問いに、福井裕太は「Yes」と答えた。それを裏付けるチームがある。7位の香港だ。

香港チームをわかりやすく例えると、こんな感じだ。
『1番手:松本淳、2番手:福井裕太、3番手:新久保達也or宮川将』

「福井裕太を4人揃えれば、世界ジュニアでメダルが獲れる(3位になれる)」、これが本稿のベースなのだが、「福井裕太が2人いれば、世界ジュニアでベスト8に入れる」のである。16位日本と7位香港の差は、拍子抜けするほど小さい。


香港チームの戦績を検証していこう。
エジプト[1]、オランダ[8]、香港[9]、フィンランド[16]、日本[17]のPool Aで、香港は3勝1敗の2位となり、決勝トーナメントに進出した。国名後の数字はシード順である。

Pool Day1
Egypt 3-0 Hong Kong
Ramy Ashour (EGY) bt Max Lee (HKG) 9-5 9-1 9-3
Tarek Momen (EGY) bt Leo Au (HKG) 9-1 9-3 9-6
Mohd Ali Anwar Reda (EGY) bt Alan Tsang (HKG) 9-1 9-0 9-0

Pool Day2
Hong Kong 2-1 Japan
Max Lee(HKG) beat Yuuta Fukui(JPN) 9-7 9-4 4-9 9-7 [48mins]
Leo Au(HKG) beat Bumpei Kawano(JPN) 9-6 9-1 3-9 9-1 [49mins]
Shinnosuke Tsukue(JPN) beat Alan Tsang(HKG) 9-4 9-3 6-9 9-5 [44mins]

Pool Day3
Hong Kong 3-0 Finland
Max Lee bt Pyry Poikolainen 9-7 9-4 9-0[22mins]
Leo Au bt Karri Salonen 9-0 9-1 9-0[15mins]
Fung Ji Yang bt Aatos Mannroos 9-1 9-1 9-1[25mins]

Pool Day3
Hong Kong 2-1 Netherlands
Max Lee bt Tom Hoevenaars 4-9 4-9 9-3 9-5 9-2[60mins]
Leo Au bt Bastiaan Meulenbelt 9-3 9-6 10-8[57mins]
Alan Tsang lost to Sander Kock 3-9 2-9 1-9[25mins]



シード順からすると「エジプトに完敗、フィンランドに圧勝、オランダと接戦を演じたのは順当。日本に大苦戦した。」といえるだろう。“勝負どころ”のオランダ・日本との1・2番手戦を全て接戦でものにし、辛うじて2位を確保したことが伺われる。オランダとの2番手戦は3ゲームで57分。内容はともかく、ジュニアにしてはかなり長い試合だ。

香港vs日本に関しては、後で日本チームを分析する際に詳しく述べよう。マックスvsユウタの試合をビデオで1度見た。DVDをお借りしたので、詳細に見直して検証しようと思っている。


決勝トーナメント1回戦、香港にとって最大のヤマ場となったマレーシア戦を迎える。

Quarterfinal Malaysia 2-1 Hong Kong
Elvinn Keo (MAS) beat Max Lee (HKG) 9-6 6-9 10-9 9-0 [60mins]
Leo Au (HKG) beat Ivan Yuen (MAS) 3-9 9-2 5-9 9-3 10-8 [95mins]
Muhd Asyraf Azan (MAS) beat Fungji Yang (HKG) 9-2 9-6 9-7 [27mins]


香港の1・2番手が、明らかに格上のエジプト、Rosnerという絶対的エースがいるドイツ以外で負けたのは、ここでのマックスだけである。香港が“勝負どころ”で唯一負けたのがマレーシアなのだ。ここでのポイントは、マレーシアチームの分析で触れる。

香港2番手のLeo Auは「アウ・チャンミン」というと馴染みのある方も多いのではないだろうか。何度かジャパンジュニアオープンで来日し、机伸之介と対戦している。個人戦でもマレーシアのアシュラフにファイナル10-8で勝ちベスト32入りするなど大活躍した。
今大会の結果から伺われるアウは、「接戦をものにできる勝負強い選手」という印象である。95分という試合時間は、確認できる範囲では今大会2番目の長さだ(最長はMuhd Asyraf Azan(MAS) beat Matt Reece(AUS) 9-7 9-5 9-10 4-9 9-4 [97mins] )。


5-8位決定戦でドイツと対戦した香港は、あっさり負ける。

5th/8th Play Off
Germany 3-0 Hong Kong
Simon Rosner (GER) beat Max Lee (HKG) 9-0 9-4 9-5 [28mins]
Norman Junge (GER) beat Leo Au (HKG) 9-5 5-9 9-3 [24mins]
Carsten Schoor (GER) beat Alan Tsang (HKG) 9-1 9-0 9-5 [39mins]


そして再び“勝負”のカナダ戦(7-8位決定戦)、マックスは勝負強さをみせて競り勝ち、7位をゲットした。

7th/8th Play Off
Hong Kong 2-1 Canada
Max Lee [9-16] (HKG) beat Keith Pritchard [9-16] (CAN) 7-9 9-6 10-9 9-6 [52mins]
Leo Au(HKG) beat David Letourneau [17-32] (CAN) 9-1 9-7 10-8 [36mins]
Andrew McDougall [17-32] (CAN) beat Fung Ji Yang(HKG) 9-5 9-3 9-0 [22mins]


団体戦の香港、チームは4勝3敗、各番手の勝敗は以下である。

1番手:4勝3敗
2番手:5勝2敗
3番手:1勝6敗

1番手マックスの勝敗とチームの勝敗が全く一致している。
「1、2番手が両方勝って、チームが勝つ。どちらか一方でも負けると、勝てない(フィンランド戦以外)。」それが香港チームだった。

7位は大健闘といっていいだろう。



To be continued...
  1. 2006/08/17(木) 19:22:12|
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