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TEAM KANO戦記

美味しそうなこと、オモシロそうなことに必要以上に情熱を注ぐ人たちの記録です。スカッシュについても思いついたことを書いてみようかと。 パスワード希望の方は、実名フルネームを明記してteamkano@gmail.comまでメールしてください。

Google翻訳をGoogleリズムボックスにする方法

こーゆー系のネタ、いつもはmixiやTwitter、Facebookで紹介してるんだけど、たまにはこっちでも☆



Tech Crunchより、「Google翻訳をGoogleリズムボックスにする方法」

1) Google Translateへ行く
2) ドイツ語からドイツ語へに設定する
3) 以下を翻訳ボックスへコピペする: pv zk pv pv zk pv zk kz zk pv pv pv zk pv zk zk pzk pzk pvzkpkzvpvzk kkkkkk bsch
4) “listen”(音声を聞く)をクリックする
5) 楽しむ :)






手軽にやりたい人は、音量を大き目にして、ここから「音声を聞く」をクリック!




それがどーした?!と言われても、こーゆーのが家元の家元たる所以である☆




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  1. 2010/11/30(火) 23:53:23|
  2. その他
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OB会 2010

今年の1年生は、第41期生なんですな。




創部が1970年、万博の年。
家元は14期だから、裏同期ってことで♪






もちろん、スカッシュはしますよ。
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デカコバ、スカッシュするのは5年振りとか(コータコートでやったOB会以来)。
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団体戦も楽しす♪
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スカッシュ以外に、相変わらずポロシャツやらウチワやらのクオリティは必要以上に高く、
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サークル活動的なイベント的な家元的モチベーション上がるよーないろんな写真も展示してあったりして、
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「そーゆーの、OB会でもなんかないの?」とリクエストしたら…










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ま、これはこれでマニアにはたまらない♪のかもしれん。。。。。









で、オチはいつものこれ↓
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さすがに「昼の部」ではチーバくんを身に着けていらっしゃるので、画像処理は不要、と。







  1. 2010/11/28(日) 07:21:55|
  2. スカッシュ
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三田祭に行って三田

5年振りに。







前回も書いたけど、テキ屋と違って「儲けること」を目的としていないためか、異常にコストパフォーマンスが高い食べ物にありつけたりする。当たり外れあるけど。





今回の当たりは、ミネストローネ(200円)
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ハズレもあるけど、単価100~300円くらいがほとんどだから、笑って許せる範囲なのだ。


揚げたこ焼き(200円)
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断っておくが、家元の目的は、食べ物ではない。
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揚げパン(100円)
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学生プロレスでもない(オモシロイけど♪)
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これ↓である。
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なかなかの集客力。
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ワールドカップというビッグイベントで、「取材される側」と「取材する側」の両方を体験している福西の言葉を、メディアを通してではなく生で聴いてみたくて。

なかなか面白かった。これに関しては、後日詳しく書きたいと思う。












もうひとつの目的は、「若いコたちの知的好奇心は、どこに向いているのだろう?」を知ること。
こんなのとかである程度傾向は掴めるのだけど、やっぱ「生の声」を聴かないと響かない部分はあるわけで。





ポスターがキャッチーだったので覗いた、法学部政治学科小林ゼミの発表が面白かった。
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「政治・政策」を広義でとらえると、医療・教育・金融・国際関係…などなどあらゆる社会活動が対象範囲となる。それらに関して、「このような政策を施行した場合、こうなる」といったシミュレーションを学生が行い、発表していた。
内容はよくわからんが、「伝えたい!」という気持ちが伝わるいいプレゼンだった。説明してくれたゼミ生の受け答えもしっかりしていて、好印象☆







やはり「生の体験」が重要なんだと、改めて思いました。

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  1. 2010/11/26(金) 18:38:51|
  2. その他
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バッヂ

電話しながらビデオカメラを選んでいた女性のバッグに付いていたバッヂ

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なんかいいね♪





  1. 2010/11/25(木) 21:18:30|
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イルミネーション(2)


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新宿にて。



  1. 2010/11/24(水) 22:24:11|
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involveする力

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以下、内田樹の研究室 『新学期がそろそろ始まる』より引用




『Sportiva』の取材で御影の高杉で刈部さんインタビューを受ける。お題はイチロー。

先日、9年連続200本安打の記録を立てた偉大なベースボールプレイヤーであるが、記録に言及されることをあまり喜ばないのはどういうわけか。
それは彼の卓越したパフォーマンスを数値的にしか表示しようとしない日本のスポーツメディアの能力の低さにうんざりしているからではないかという話をする。

アスリートのパフォーマンスを数値でしか語れないというのは、現代日本を覆い尽くしている「幼児化」の端的な徴候である。スポーツメディアが書くのは「数字」と「どろどろ人間模様」だけである。アスリートについて書かれていることは、記録や順位や回数について、ローカルな人間関係についてか、ほとんどそのどちらかである。

ベースボールプレイヤーについて書くときに、打率や打点や本塁打数や出塁率やにしか言及できないというのは、喩えて言えば、バレーダンサーのパフォーマンスについて論じるときに、ピルエットの回数とかジュテの高さとかリフトしたバレリーナの体重だけを書き、「舞踊そのもの」については何も書かないようなものである。

野球もまた身体的パフォーマンスであり、それが与える喜びはダンスを見る場合と変わらない。それは卓越した身体能力をもった人間に「共感する」ことがもたらす快感である。

長嶋茂雄という選手はもう記録においてはほとんどすべてを塗り替えられてしまったけれど、彼がプレイするときに観客に与えた快感に匹敵するものを提供しえたプレイヤーはその後も存在しない。長嶋茂雄はただ「守備しているときに来たボールは捕って投げる。攻撃しているときに来たボールはバットで打ち返す」ということだけに全身全霊をあげて打ち込んだプレイヤーである。

長嶋のプレイを見ているときに、私たちは彼の身体に想像的に嵌入することを通じて「野球そのもの」に触れることができた。その意味で長嶋は一種の「巫者」であったと思う。

長嶋がそうであったように、卓越したパフォーマーに私たちが敬意を払うのは、その高度な能力を鑑賞することを娯楽として享受できるからではない。

そうではなくて、私たちの日常的な感覚では決して到達できない境位に想像的に私たちを拉致し去る「involveする力」に驚嘆するからである。















  1. 2010/11/23(火) 03:37:08|
  2. スカッシュ
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横浜スナップ

文章は後で追記します。
とりあえず、写真中心に。







横浜に行った目的はこれ
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11月21日までやってる
ので、興味のある方はどーぞ☆




カメラマンの森脇章彦さんのセミナー
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MCのおねいさん
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ついでにラーメンも☆
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スナップも
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  1. 2010/11/21(日) 01:34:12|
  2. 写真・カメラ・レンズ
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2010全日本選手権 雑感

全日本スカッシュ選手権の主催者は、社団法人日本スカッシュ協会である。全日本を結婚式・披露宴に例えると、会長が「仲人」、理事は披露宴招待状の差出人である「新郎・新婦の両親」兼、企画・進行係の「ウェディングプランナー」、そして選手が宴の主役である「新郎・新婦」という役まわりだ。

決勝戦の選手入場がヴァージンロード、レフリー・マーカーは神父のアバターである。


「御祝儀をお渡しして披露宴に参列した人」である私が、新郎・新婦の門出を言祝ぐ宴にあれこれ言うのは無粋なのだが、5日間も会場に行っていればいろんなことが“見えて”くる。大会運営等に関して、気付いたことを挙げておく。



1.大会運営スタッフ
運営スタッフの方々は、キビキビと良く働いていた。ボランティアスタッフの多く(半分強?)は、さいたま方面でスカッシュをされている人たちだった。彼らには、「私の地元で開催されるんだから、」というホスピタリティが感じられた。
さいたまというロケーションには、大きな意義があったと思う。

好印象の要因は、良く統率されていたことに因る。例年最前列で楽しそうに観戦していた人が、準決勝・決勝を1試合も観ないで裏方として働いていた。今年も大会スポンサーになっているのに。
納得。そりゃあ、スタッフもピシッとしますわな。




2.審判
選手権本戦1回戦から、「レフリー:主催者が用意、マーカー前の試合の敗者」体制が取られていた。「おーい、レフリーいないぞー!」なシーンには、1度も遭遇しなかった。

素晴らしい。
次の試合が控えている選手に、良いパフォーマンスさせてあげたいという気持ちの現れだろう。





3.スケジュール
観戦席が有料販売された準々決勝からは、1面進行だった。つまり、席を確保していれば、全ての試合(男女計14試合)が観戦できるということ。

これも素晴らしい。
「お金を払ってでもスカッシュを観たい」という人は、そう多くはいない。「会場に来られる人」という条件を加えると、100人に満たない程度だろう。ただ、この人たちは、「全部観たい!」というコアなファンだ。
複数の試合が同時刻に進行する場合、この100人弱が分散される。

1面進行は、コアな観戦者と主催者双方にメリットのある、良いアイディアだ。プレイヤーにとっても、より多くのファンに試合を観てもらえることで、モチベーションアップに繋がったと思う。





4.Ustreamライブ配信
事前に「ボールが見える」画質かどうかに関心があったわけだが、結果は「十分合格レベル」だった。

審判資格試験の問題に使える、つまり「ボールと両プレーヤーの位置・動きから、レット/ストローク/ノーレット判定ができる」レベルには達していなかった。
しかし、ライブ配信において最も重要である『ライブ感』を伝えるに足るクオリティを達成していた。音声も外部マイクを使い、最終日はコート近くにガンマイクを設置し、打球音や選手の息使いなどコート内の音を拾って臨場感を伝えようとしていた(最終日のは、記録されていないので、仕上がりは未チェックだけど)。

ライブ配信で決勝を観ていた人は、会場に居た人と同様に「どっちが勝つんだろう?!」とハラハラドキドキできただろう。わずか200~300人だけど、大いに意義のある人数だ(さとなおさんが書いてたこれを参照ください)。
ライブ配信は、大成功と言っていいと思う。



カメラはおそらくこれ。配信用パソコンはCore 2 Duo、 Windows Vistaのノートパソコン(FujitsuかNECだったような?)。iLink(IEEE1394)で接続し、配信ソフトはUstream Producerを使用していた。
「2006年製10万円クラス(当時)のビデオカメラ+外部マイク(2~3万円クラス)+2007~2009年製15~20万円クラスのパソコン」という構成で1日中配信できちゃうんだねえ。

機材や設定によってもっと画質を上げることは可能だけど、安定性と受け手側のインフラ(ネット回線、パソコン性能)を考えると、現在ではあのくらいがベストなのかもしれない。
私のメインパソコンでは問題なく再生できたけど、モバイル用ネットブック(2008年製、Atom N270、メモリ1GB)では、バッファ不足で止まる事態が頻発した。YouTubeの360pなら問題ないのに。
YouTubeなら受け手側が画素数選べるけど、Ustreamではできないので、あの程度が良いバランスっぽい。


配信スタッフは、明らかに素人ではなかった。配信1試合目で音声が出ていなかったけど、よくあることだし、2試合目から出るようにした対応力も素晴らしい。
でも、プロにしては、若いなーと思ってた。聞けば、某大学の放送研究会のメンバーで、機材も彼らが持ち込んだものだとのこと。
なるほど。どーりでMCも上手いし、PA・ミキサーもちゃんとしたものだったわけだ。

ライブ配信とMC、PAを彼らにアウトソーシングするというアイディアの勝利だね。グッジョブ!
これが成功したということは、写真撮影を写真部、大会企画・運営・広報を広告学研究会の学生に任せるなんて手が使えるんじゃ?と思って彼らに聞いてみた。

「広研はキャンプストアやミスキャンパスをやってるだけで、他イベントの企画・運営はやってないと思います」とのことだった。

そっかあ。でも、やれと言われれば、できるんじゃないかな。
写真に関しては、これくらいのレベルにはなると思う。






5.パブリックビューイング
これにトライしたことには、大いに意義がある。しかし“パブリックビューイング”と銘打っておいて、あのモニター(by designの32インチ?)を使うのは、エラーだ。
あれは、「寝室用のTV」だよ。あるいは、「1人暮らしの部屋用」。リビングには置けない。つまり、パソコンと同様の「パーソナルなメディア用」であって、「パブリックなメディア用」ではない。


画質のクオリティも、酷かった。ライブ配信スタッフが用意したPAシステムとはあまりにアンバランスで、彼らに申し訳ない。

施設が所有していたモニターを利用したということなのだろうけど、それが“パブリックビューイング”という名に値するものかどうか、事前に吟味していないのだろう。
パブリックビューイングという言葉で一般的に示すのは、このくらいのクオリティ、132インチスクリーン・8K(7,680×4,320ドット/60fps)のもののことなのだ。


トライ&エラーの繰り返しで、ものごとは改善していく。これがナイストライなのと同時に、エラーだったことも明確に認識しておかなければ、進歩はない。






6.観客席
メインコートの観客席は、コートと同じ高さのフロアに3列、そしてコートに向かって左半分に雛壇が4段設置されていた。

Ustreamライブ配信に使われたカメラは、「雛壇の最後段、左端に、身長160cmくらいの人が立って観る」位置にあった。レンズの焦点距離はおそらく30~35mm相当、肉眼よりもやや視野角が広く、遠近感が少し強調されている。

あの位置からでも、バックウォール近く下方に来たボールは、前列に座っている人の陰で見えなかった。
ということは、最後列に座って観る場合、「あれよりももうちょっと、ボールが見えない」状態になる。

ボールが見えない範囲は、下段に降りる毎に広がっていき、段のないフロアレベルの3列目で最高潮に達する。プレーヤーがボールをヒットするシーンのほとんどは、コートの前半分でしか見えない。

準々決勝以降、試合のレビューを書かなかったのは、ドライブの精度やボールに対するプレイヤーの身体の入れ方などが半分以上見えなかったことにより「レビューが書けるレベルでは、観られなかった」ためである。“書けなかった”のだ。



興業において、「ステージの一部が見えない観客席」を販売するとはどういうことなのか、これ(伊藤章良『イ・ビョンホンのイベント』)を読んでご理解いただきたい。
今回の全日本の観戦席を“商品”と捉えると、最前列と最後列を除いて「アウトレット品」・「B級品」・「難アリ品」である。「この席はコートの一部が見えませんが、それでもよろしければお買いく上げださい」と断りを入れて、販売すべきレベルだ。

「ご祝儀ですから」、「お布施ですから」、「ボランティアスタッフがやっているのだから」という言葉を、お金を出して観戦席を買った人が言うのは良い。しかし、売った側は言えない。

図面を引いた時点で、「どの程度コートが見えるか/見えないか」は把握できたはずだ。
天井の高さや雛壇の強度の問題から、あれ以上高い雛壇は作れなかったというのは理解できる。とすれば、会場選択や、観戦席販売方法が間違っていたということ。


スカッシュを観ていて、ボールが見えないのは大変なストレスになる。「Ustream配信でボールが見えるかどうかを心配してたら、生観戦でボールが(半分しか)見えなかった」というオチは、かなりブラックなジョークだ。





7.誰のための大会だ?

過去2回、全日本に関してこのタイトルの主旨でブログを書いた(これこれ)。
今大会は、「選手のため」に少しシフトしたと感じられた。
会場選定の段階では過去数年と同様だったが、その後方向転換したと思われる。5.6.でダメ出しをしているが、大会を通じては「良いベクトルに向かって進んだ」と評価できる。

それは、“実質的大会主催者”が、「選手のために」を考慮したからだと思う。ここには書かないネガティブな件もあったのだけど、本質がOKなら「前に向かってトライしている途中の、エラー」と認定することができる。



8.総括
2010年の全日本、運営に関しては「本質が良い方向にシフトした大会」として記憶されるべきものだった。
シフト角の大きさや、進歩の度合いはそう大きくはない。しかし、「選手にできるだけ良いパフォーマンスをさせてあげるために、オレたちにできることは何だ?」という問いを自らに向けて発し、それへの回答を実践しようと試みる人が大会運営に加わったことは、大いに評価できる。


素晴らしい大会でした。ありがとうございます。





  1. 2010/11/20(土) 09:45:45|
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イルミネーション




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東京ミッドタウンにて。





  1. 2010/11/17(水) 00:01:14|
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  1. 2010/11/14(日) 00:26:42|
  2. 写真・カメラ・レンズ
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必要十分

2010年全日本決勝戦、私は2つの『初モノ』に出会った。
ひとつは、「勝とうとする意志を明確に持ち、最後まで諦めず勝利に向かって今のベストを尽くす福井裕太」。もうひとつは、「プレッシャーでガチガチになっている小林海咲」。



小林は、いつでも自身のベストが出せるプレイヤーだった。好不調の波がほとんどなく、故障や体調不良を抱えている時でも「その時点でのベスト~80%」を出していた。
それだけでなく、最近は「相手の実力を70と見切り、80の力で勝つ」といったこともできるようになっていた。勝つために必要十分なことを察知し、自身のパフォーマンスをマネジメントするクレバーさを備えているのである。


その能力に私が気付いたのは、小林の「バーベルで何kg挙げたとか、(スカッシュの実力に)関係ないですよね。ニコル(・デービッド)もベンチプレス30kgぐらいしかできないし」という発言だった。

確かにその通りだ。
スカッシュしている人を、ベンチプレスで20kgを挙げられる人と挙げられない人に分けた場合、前者の方が実力が高いことは容易に想像できる。ところが、分けるポイントを80kgにすると、それ以上挙げられる人の方が実力は低くなるはずだ。
同様に、10kmを1時間以内で走れる人は、そうでない人よりもスカッシュの実力が高い。しかし、10km30分以内の人は、下手だろう。

ベンチプレス80kgや10km30分ができる身体は、それに特化してカスタマイズされている。ツール・ド・フランスを走るロードバイクのように。その高性能なロードバイクは、新聞配達には向かない。

重いバーベルを挙げたり、速く走るのが楽しいから、それに取り組んでいると言うのなら、別に構わない。だが、重量挙げやマラソンの競技者レベルを、スカッシュのパフォーマンスを高めるためのトレーニングとしてやるのは、見当違いである。
スカッシュが強くなるためには、ある水準以上の筋力や走力が必要だ。しかし十分以上を求めると、返ってマイナスに作用する。

20歳の小林は、「スカッシュのパフォーマンスを高めるのに、必要にして十分」なものを見定める能力を持っている。そして必要なものを手にするための努力をし、十分以上はやらない。たいしたものだ。




全日本決勝で「いつもの自分が出せていない」ことを、小林は感知していた。準決勝の前川美和戦、特に1st Gameで見せた伸びのあるシャープなドライブは鳴りを潜め、ロブへの対処も精度を欠く。

この2年間の戦績から、「勝って当然」と思われていること(準決勝2試合を観て、私も決勝が一方的なものになることを予想した)、様々な事情から「勝たなければならない」という意識がプレッシャーとなり、小林の力をスポイルしていた。
そして松井千夏の気迫溢れるプレーも、小林にプレッシャーを掛ける。

「このままでは負けるかもしれない」と感じたとき、小林がマネジメントしたのは、『ここ1本!』の集中力だった。それを端的に示すのが、4th Game 9-10から放ったティンギリギリのボーストである。あのショットの「入る/入らない」を分かつものは、スキルや筋力ではない。「絶対に入れる!」という強い気持ちだ。


挑戦される側の立場、その恐ろしさを存分に味わい、その状況でも「勝つために必要十分なもの」を的確にに嗅ぎ分け、パフォーマンスに結実させ、結果を出してみせた。この経験は、大きな糧となる。

そして、世界にチャレンジしていく上で必要十分なものを、その卓越したセンスで獲得していくだろう。




  1. 2010/11/11(木) 19:48:49|
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繋がっている

3連覇を決めたラリーの直後、ガッツポーズをする間もないまま、福井裕太はその場にへたり込む。サイドウォールを背にして座り、両手で顔を覆い、小刻みに身体を震わせながら、しばらくその場から動かなかった。

「あの裕太が、感極まって泣いている」、最初私はそう思った。
それも間違いではない。が、「精も根も使い果たしたため、立ち上がって机と握手し歓声に応えるだけの力が残っておらず、動けなかった」の方が、より妥当だろう。




この5年間、福井が“(日本人の)相手に負けた”試合を、私は観たことがない。観たのは、自分のコンディションに負けるか、完璧に勝つかのどちらかだった。「コンディションは悪いけど、今の自分にできるベストを尽くし、勝ちにいく」という姿を、福井に見いだすことはなかった。

福井のスキルやフィットネスの高さには、過去に何度も感嘆させられた。それなのに、というか『それだから』か、感動はしなかった。福井からは、勝とうとする意志が伝わってこなかったから。

2010年11月7日、全日本決勝。福井裕太が初めてベストを尽くして勝ちにいった日であり、福井の試合で初めて私が感動した日である。
スカッシュのクオリティは、そう高くはなかった。準決勝よりはほぐれたものの、机は硬いままだったし、福井も完調ではなかったようだ。それでも、2人の対戦は、“名勝負”だった。




前川宏介を「死ぬ気でファイトしろっ!」と送り出したら、本当に死んでしまうかもしれない。“人生の勝負”を賭けた試合なら、脚の1本ぐらい壊してでも勝ちにいくというのは、ありだと思う。
しかし普段の練習でそれをやってしまうのは、オーバーワークだ。前川に必要なのは、本番でベストパフォーマンスができるよう調整しながら、トレーニングとコンディショニングを実践していくことである。

一方、福井は、「(後はオレが全部面倒みるから、)脚の1本や2本ぐらい失っても構わん、死ぬ気で闘えっ!」と送り出されるくらいが、“ちょうどいい”。
本番だけでなく、普段の練習からベストを尽くすことが求められる環境を、彼は得たようだ。



福井裕太は、変わった。それは全日本決勝前夜、自身のHPに記した『決意表明』からも知ることができる。
以前の福井なら、意気込みを聞かれても「普通にやるだけです」と素っ気なく答えていただろう。自ら語る福井なんて、想像できなかった。

彼を変えたのは、決意表明で言及してるように、いろんな人に支えられ、期待され、励まされ、時には叱責される経験を通し、“繋がっている”実感が持てたことだと思う。

こうなった福井は、強い。その卓越したスキルやテクニックだけでなく、根性でも私たちを魅了してくれるのだ。嬉しくてしかたない。



自らの決意表明を、(笑)で照れ隠ししなくなる日も、そう遠くないはずだ。





  1. 2010/11/09(火) 20:28:08|
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勝利は人を成長させる

まだ少しぎこちないけど、




カメラ目線で笑顔ができるようになったもんね☆
(今年3月時点では、これが精一杯だった)








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『追われる者』のプレッシャーを撥ね退けての優勝は、より価値が高い。

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おめでとう。

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  1. 2010/11/08(月) 01:56:28|
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スカッシュライブ配信の研究 その(4)

7.ライブ感と音声

生中継の最大の強みは、『生であること』である。
何を当たり前な、と言うかもしれないが、これは思っているよりも重要なのだ。

例えは、ワールドカップ決勝トーナメントの日本vsパラグアイは、午前3時半からの試合にもかかわらず、多くの日本人がTV観戦した。その中には、普段はあまりサッカーに関心がない人もかなりいたはずだ。
この人たちは、サッカーそのものよりも、「日本が勝つか?」に関心があるので、「0-0でPK戦で負けた」という結果を知った後で録画された試合丸ごと観た人はほとんどいないだろう。観たのは、ごく一部のコアなサッカーファンと関係者だけのはずだ。

生中継、すなわち「どのような結果」が待っているのか分からないリアルタイムの情報には、それだけ多くの人を魅きつける力があるのだ。
家元は「SQUASH TV」でKuwait Openの2回戦「Nick Matthew vs Daryl Selby」の生中継を観ていた。第9シードが第1シードに勝ったこの試合、ボールが見えるレベルではあるけど、Selbyが強かったのか、Matthewの調子が悪かったのかは、液晶画面を通してではわからなかった。
それでも、ファイナルゲームMatthewが6-8でリードされたあたりから、「おおっ、マシュー負けちゃうのかぁ?!」とドキドキ感が味わえた。


ここから感じたのは、「ライブ感の伝えるのに、音声はとても重要」ということ。サーブをするのはどっちの選手かが判別でき、マーカーのコールが聞き取れれば、試合の進行状況は分かる。

もちろん、ボールが見えるクオリティの映像を配信した方がよいのだけど、『生中継』というコンテンツが持つ強みは、音声がクリアに聞こえれば、映像は副次的であっても活かすことができる。



このustream配信テストでは、映像はYouTubeよりも大きく劣化したが、音声はそれほど変わらなかった。マーカーとレフリーの声をマイクでちゃんと拾えていれば、ライブ感はなんとか伝えられるはずだ。
坂本龍一がシアトルなどで行ったライブ演奏のustream中継も、音声はけっこうクリアに聴こえていたので、音声をクリアにリアルタイム配信するのはそう難しいことではないと思う。




得点経過をリアルタイムに知るという意味でのライブ感だけでなく、「ライブ感=実際に会場で観戦している雰囲気」を伝えるの上でも、音声はとても重要である。

パソコンのスピーカーではなく、音楽用イヤーフォンを使えば、これこれの音声の違いが分かるだろう。前者はGH1の内蔵マイク、後者はZOOMのH4NというリニアPCMレコーダーを外部マイクとして使っている。
音声に関しては、良いマイクを使いさえすれば臨場感を伝えられるクオリティに達するようだ。






8.スカッシュustreamライブ配信用システム(高画質版)


全日本も始まっていることだし、そろそろまとめよう。


映画『サマー・ウォーズ』を観た人なら、高性能コンピューターをオンラインで稼働させるには、
・大容量電源
・高速通信回線
・冷却(放熱)システム
が必要なことがわかるだろう。

Ustream Producer Proを使用した場合の最高画質は、「960x540 30fps 800kbps」。これを8時間続けてパソコンに処理させるのは、かなり負荷が高い。『サマー・ウォーズ』のような“ミリタリースペック”は必要ないが、民生機としてはそれなりのものが求められる。

CPU、GPUが高いパフォーマンスを発揮しなければならないことは容易に想像できるが、その場合かなりの高熱を発するため、冷却システムが必要になることは忘れられ勝ちだ(だからそこを描いている『サマー・ウォーズ』は、リアリティを獲得している)。


プロの仕事に求められるのは、高いクオリティと信頼性である。信頼性という点で、できるだけustream配信専用機を用いるべきだと考える。何百時間かのustream配信を実施し、トライ&エラーの中で結果的にそこに落ち着いたスペックを持つ機材だ。



高画質配信を目指す場合、家元なら以下の機材をチョイスする。

・カメラ SONY NEX-VG10+マウントアダプター経由で10mm~40mm(15mm~60mm相当)をカバーするレンズ+外部マイク

動画撮影を前提に設計されている民生用~業務用カメラの中で、最もイメージセンサーサイズが大きいからである。当然、HDMIのスルー画像出力を備えている。



・パソコン(配信用) JUNS Mobile Caster

ノート型でも30万円クラス以上のものなら演算処理はできそうだが、熱でダウンする懸念が拭い切れない。ustreamでの高画質配信の実績が多いJUNSが、ustream用に組んだこのマシンがベストと考える。

カメラからHDMIケーブルで送られた信号を、「Ustream Producer Pro」を使って「」で送信する。


・回線 実測値で上り2Mbps以上のネット回線に有線LANで繋ぐ。


・パソコン(確認用) Core 2 Duoクラス以上のPCなら何でも可。配信用回線に影響を及ぼさないよう、別のモバイル回線を使用する。



以上のシステムで、このYouTube動画の360pくらいのクオリティでustream配信ができると思う。





9.スカッシュustreamライブ配信用システム(低画質版)


ボールが見えるレベルは多少諦め、確実にライブ配信することを重視する場合は、CEREVO LIVEBOXを使う。

これを使ったライブ映像サンプル


画像サイズ352×288ピクセルなので、ボールが見えるのは厳しいかもしれないが、まあ雰囲気は伝わるし、何よりパソコンを使うよりも安定性が高い。

入力がS端子とコンポジットの2つあるので、プログレッシブ撮影ができるCanon iVIS HF21を2台用い、S端子に接続したカメラで引きの画を撮り、コンポジットの方は寄りで選手の表情を追うと、飽きさせない映像が作れると思う。カメラマン/スイッチャーのスキルとビデオ用雲台(油圧式)になるけど。




以上、4回に渡って家元が示したのは、「こうすればイケると思う」という仮説でしかない。“仕事として”ライブ配信を行うなら、何度も現場でテストを繰り返すことが必須だ。そこでいくつかトラブルを出し、それを解決してから本番に臨む。
家元は神奈川オープンの撮影に向け、撮影テストを5回、撮影→YouTubeアップロードテストを大会1、2日目で実施し、3日目の本番に臨んだ。
撮影→アップロードまではそれで何とかなったが、DVD化のテストはしていなかったので、ここで大いに手こずってしまった。クオリティも、DVDに関しては満足できるものにはならなかった。

ライブ配信の成功率は、テスト配信の時間に比例する。“練習しないで、いきなり試合”で勝てたとしたら、それはたまたまラッキーだったということである。

Good Luck!








  1. 2010/11/06(土) 10:27:55|
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怒声

全日本選手権男子本戦2回戦、1番コートで行われた岡田賢vs土屋雄二を観戦した私が、机伸之介vs小林僚生が進行中の3番コート前に移動すると、1st Gameを終えた小林がコートから出てきたところだった。

最前列で観ていた父親から小林に与えられたのは、タオルやドリンク、アドバイスではなく、怒声だ。


「オマエ、寝てんのか! 寝てるんだったら殴って起こすしかないぞ!! あんな(プレーをしてる)んなら、殴られても文句言えねぇぞ!!!」


もちろん、本当に殴りはしない。だがその言葉には、今にも殴り出しそうな本気が込められていた。







試合後、父親と話した。

「あの状態でアドバイスしても、効かないです。身体も気持ちも寝てるんですから。おそらくロンに勝った時点で、僚生の“今年の全日本”は終わってたんでしょう。まったく身体が動いていない。

あの僚生に唯一有効なのは、殴ってでも目を覚まさせることです。90秒では、それしかできません。

あんなチンタラしたプレーをさせるために飛行機代とか出してるんじゃないってことわからせないと、いくらお金を使っても強くなれません」



感情にまかせて怒りを爆発させたのではなく、冷静に状況を判断しての処置だった。私が観た2ゲーム目からの小林は、必死になってボールに喰らいつき、チャンスが来たら1回戦の丹埜戦で有効だった低くて鋭いドライブを放った。机には通用しなくても、何度もチャレンジしていた。







私は、2週間前に初めて接したバイオリンのコンクールを思い出していた。そこで“戦っている”中学生の女の子たちは、「そんなやる気ないんだったら、バイオリン辞めなさいっ!」と怒鳴られ、「ごめんなさい、お母さん。私、ちゃんとやるから、お願いだから続けさせて!!」と泣いて懇願した経験を持っている。

会ったことのない子たちなので、その現場を目撃したわけではない。が、コンクール会場のロビーに入った瞬間に感じた張りつめた空気や、演奏する姿には、素人の私にさえそう確信させるだけのものがあった。


これがそのコンクールの日程である。10月22日の関東地区本選(バイオリン中学生の部)には約30名が参加していた。関東地区の本選は8会場で行われている。関東7都府県だけで30x8=240名の中学生が、そのような練習・コンクールを経験して鎬を削っているのが、バイオリンの世界なのだ。





「日本にはスカッシュのトーナメントプロは存在しないから、そこまで言われてる子は例外」なのか、「そこまで言われてる子供(や大人)が例外だから、日本にはスカッシュのプロが存在しない」のか。


どちらが原因で、どちらが結果なのか、私には分からない。
そこにあるのは、「日本には、スカッシュのトーナメントプロが存在しない」という現実だけである。

あの怒声は、何人の心に響いただろう。




  1. 2010/11/05(金) 22:22:34|
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2010 全日本選手権 レビュー(1)

女子予選決勝
高橋美智子 bt 渡邉聡美 11-5 11-2 11-0

自らの翼で羽ばたき、ひとつ上のステージに昇った渡邉を待っていたのは、ショットの精度と戦略的な展開の組立を備えた“本物のスカッシュ”だった。

1st Gameの6点差は、高レベルでのショットの精度差であり、ドライブの打ち合いは互角だ。
2nd Game、高橋は渡邉の特性を見抜き、渡邉の苦手なところを突く配給を始めると、点差は広がっていく。


スコア通りの実力差が、確かに存在した。だが渡邉は、手も足も出なかったわけではない。高橋がいるところにたどり着こうと、自らの持てる力を最大に発揮してチャレンジしていた。

このチャレンジを続けていれば、渡邉はもっともっと高いところまで羽ばたくことができる。その高さは、かつて日本人が達したことがないものであることは疑うべくもない。




  1. 2010/11/05(金) 12:53:23|
  2. スカッシュ
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文楽 東蔵@上尾

本にがりすくい豆腐











鴨南そば
P1100109.jpg












デザート
P1100115.jpg








文楽 東蔵(ぶんらく あずまぐら)

362-0037
埼玉県上尾市上町2-5-5 文楽酒造内
TEL:048-779-3100
1100~17:00/17:00~23:00(22:00LO)
※日・祝 22:00閉店(21:00LO)
無休






「リョウセイ、どーしたの?」という電話が何本も掛かってきたのは、聞かなかったことにしておこう♪




  1. 2010/11/04(木) 00:32:18|
  2. おいしいもの
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スカッシュライブ配信の研究 その(3)

6.焦点距離、画角、遠近感、歪曲


「動画(A)」
「動画(B)」を見比べて、何か違いに気付くだろうか。

両画像とも撮影された場所はSQ-CUBE横浜の1番コート、カメラはPANASONIC DNC-GH1を使用し、同じモード(AVCHD 720p 60fps 17Mbps シャッタースピード優先AE 1/60秒)で撮影している。




フロントウォールの大きさに注目していただきたい。動画(A)の方が、小さいのだ。
これは動画(A)が動画(B)よりも広角なレンズで、よりコートに近いところから撮影されているからである。




図で示すとこうなる↓

動画(A) 焦点距離 f=14mm (35mm換算28mm相当)
WS000000_20101103115231.jpg






動画(B) 焦点距離 f=20mm (35mm換算40mm相当)
WS000001_20101103115519.jpg







同じ位置にある同じ大きさのものが小さく見えるのは、『遠近感が強調されている(=近くのものはより大きく見え、遠くのものはより小さく見える)』ということ。




動画(A)の見え方を図で(やや大げさに)表すと、こうなる↓
WS000002_20101103115518.jpg




仕組み(イメージセンサーサイズとの関係とか)を説明すると長くなるので割愛するが、人間の肉眼は、42mm~47mm相当の画角・遠近感である。動画(B)もフロントウォールの方が小さく映っているのだが、肉眼での見え方に近いので違和感が少なく、図2を見ている感覚で見られる。
広角レンズで撮影すると、肉眼で見るよりも「近くのものはより大きく、遠くのものはより小さく」見えるのである。




また、広角レンズを使うと、周辺が歪曲する。

21mm相当で撮影↓
P1090801.jpg

橋の向こう側のビル群が歪んでいるのがわかるだろう。この歪曲はソフトで修正できるのだけど、効果としてわざと残しておいた。お台場自由の女神が、NYにある本物のように大きく見えるのは、遠近感が誇張されているからである。



このことを頭に入れて「SQUASH TV」「Gosen Open」を見比べると、前者は遠近感が自然で、歪曲もほとんどないことに気付くだろう。
「SQUASH TV」は、コートからかなり離れたところ(30mmくらい?)にメインカメラを設置し、50mm相当の焦点距離で撮影していると推測される。





会場で生観戦している雰囲気を出すためには、カメラをコートから十分離れた位置に設置し、45mm相当あたりの標準域レンズで撮影する。
それができない場合は、広角レンズを使うしかない。その場合、遠近感が誇張された不自然な画になることを理解しておく必要がある。



余談だが、素人が撮影した動画はほとんどが20mm相当以下の超広角で撮影されているので、遠近感が誇張された画である。つまり図1-bのようなものを見ている。
それを考慮しないで、「今のはレットじゃなくてストロークでしょー!」などと言うのは早計であることを知っておかねばならない。




(つづく)




  1. 2010/11/03(水) 14:01:36|
  2. スカッシュ
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スカッシュライブ配信の研究 その(2)

3.動画の原理

動画の原理が「パラパラマンガ」であることを知っている人は多いだろう。「静止画を高速で順次見せていく」のが動画である。手の位置がすこしずつズレた静止画を順次見せられると、「手が動いて見える」。同じ位置の静止画が続けば、「止まって見える」。

30fpsというのは、「1秒間に、30コマの静止画を順次見せる」という意味である。この数字が大きいと動きが滑らかに見え、小さいとカクカクして見える。
映画は24fps、TV放送は30~60fps(方式によって違う)。


この静止画は、640x453ピクセル、ファイルサイズは188KB(キロバイト)である。
P1080760.jpg



これを1秒間に30枚表示させる場合、1分間に1,800枚、1時間で108,000枚。この処理をさせた場合、パソコンに掛かる負荷がかなーり高いことは想像できるだろう。また、通信回線速度も追いつかない。





そこで、以下の手を打つ
a.1秒間に表示するコマ数を減らす
b.ピクセル数を落とす
c.1枚の画像のクオリティを落とす


a.のデメリットはまあ想像できるだろう。動きがカクカクする。
b.は、この動画をフルスクリーンにして、右下のボタンで360pと720pを切り替えてみればその違いがわかる。それぞれ720x360ピクセルと1280x720ピクセルである。
c.は圧縮率を上げた画像に変換する。VHSのビデオテープに「3倍モード」があったでしょ。あんな感じ。
上の画像を高圧縮したのが、これ↓
P1080760_20101101203814.jpg
640x453ピクセル、ファイルサイズは41KB






4.画像と音声
デジタル動画では、画像と音声は異なる形式で別々にファイルされている。例えると、「カレーはレトルトパック、ライスはラップに包んで冷凍保存」みたいな感じ。
これをカレーライスとして食べられるようにするには、「レトルトパックをお湯で温め、ライスはレンジでチンし、皿に盛りつける」という作業をすることになる。

2つの異なる作業を同時並列に行い、ベストなタイミングで皿に盛りつけるのはそれなりに難しい。これが上手くできないと「音ズレ」が生じる。最初に挙げたこの動画に音声が入っていないのは、「ライスの冷凍、もしくが解凍」が全くできなかったからである。
画像と音声の合わせるのって、難易度高いのだよ。





5.ustream配信のワークショップ
理屈ばかりだと辛いので、実践してみよう。この画像をustreamで配信し、配信された動画を記録したのがこれ

画像は「ま、何とかボールが見えているかな」ってレベル。
音は文句なく合格☆ ただし、見る側の環境(パソコンの性能や通信状況など)によっては音ズレが発生するかもしれない。このへんは、やってみないとわからない。





元ファイルは「AVCHD 60fps 1280x720p 約17Mbs」、YouTubeにアップされているの(これこれ)は「FLV 30fps 1280x720pは約2Mbps、720x360pで約0.8Mbps、480x240pで約0.3Mbps」。



ustreamへのアップは、無料の「Ustream Producer」というソフトをダウンロードして実施した。元ファイルのままではアップできないので、「Power Directer 8」でMPEG4にコンバートした。

ustreamの設定は、最高画質の「Best SD Quality 16:9 720x405p 30fps 約0.6Mbps」にしたんだけど、元のMPEG4ファイルが480x270pなので、この程度の解像度になってるみたい。



「記録された動画」に残っているのは、他の方法をいろいろ試してみたもの。これ以外にUstream Producerが受け付けてくれなかったファイルとか、たくさん失敗している。

199ドルで販売している「Ustream Producer Pro」を使えば、ファイルサイズやビットレートを上げられるので、もっとクオリティが上がるかもしれない。




ちなみにこのテスト、「カメラのSDカード→パソコンのHDDに記録済みのファイル」を、「ustreamに適したファイル形式に変換」した後に、配信している。
実際のライブ配信は「記録→変換→配信」を同時に行うので、このテストでは露見しない問題点が出てくる可能性がかなりあると思う。




(つづく)




  1. 2010/11/01(月) 20:45:34|
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