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TEAM KANO戦記

美味しそうなこと、オモシロそうなことに必要以上に情熱を注ぐ人たちの記録です。スカッシュについても思いついたことを書いてみようかと。 パスワード希望の方は、実名フルネームを明記してteamkano@gmail.comまでメールしてください。

必死だな。

笑いは、『常識から外れたところ』に発生する。


「いやー、すっかり春めいてきましたな」
「そうでんな」
「長期予報によると、今年の夏は連日30℃を超える日が続くそうやないですか」
「暑うなりまんな」
「この調子でいくと、年末には40℃くらいになるんちゃいますか」
「んなアホな!」



これは「春から夏にかけて気温は上昇するが、秋から冬へとまた下がっていく」という常識を外すことで笑いを取ろうとしている。この程度の外し方ではなく、もっと上手く常識を外せば、確実に笑いが取れる。



上のような漫才ではツッコミが入るので、「年末には40℃」が笑いを取るための『ボケ』であることがわかる。だが文章の場合、本気でそう思っているのかと取り違えられてしまう恐れがある。

そこで、「年末には40℃になったりして(笑)」と表記することになる。(笑)を付けることで、「これは『ボケ』ですよ。私は本気でそう思っているわけじゃありませんからね」とアピールするのである。





グーグルが中国から撤退することに関連して、小田嶋隆が書いていることを紹介しよう。



昨年の年末、ちょうどグーグルが中国とモメ始めた頃、使っているパソコンに問題が発生して、私は、メーカーのサポートセンターに電話をした。


われわれは、日々、多様な中国に直面している。好むと好まざるとにかかわらず、直面せざるを得ない。

中国発の優秀な留学生や、物騒な犯罪者や、粗悪な食品や安価な衣料品や、べらぼうなマナーや巨大な市場に。なにしろ、相手は、世界最大の人口をかかえる世界最大の国で、しかも、隣国だ。付き合わないわけにはいかない。



コールセンターの電話口には、一声聞いて中国人と分かるしゃべり方の女性が出てきた。

「リンと申しマス」

私は、ちょっと落胆した。なるほど、メーカーのサポート拠点が人件費の安い中国にアウトソーシングされているという噂は、あれは本当だったのか。


が、しばらくすると、私の懸念は晴れた。そのカタコトのリンさんが、思いのほか迅速に、こちらの状況を把握し、適確なアドバイスをしてくれたからだ。こういうことは滅多にない。っていうか、はじめてだ。

サポセンの電話担当というのは、質問攻めにしてくるばかりで、結局モノの役に立たないのがデフォルトで、「最初に確認いたしますが、電源ケーブルは接続されているでしょうか」と、いきなりケンカを売ってくるかと思えば、「少々お待ちください」と言ったきり数分間にわたって待機メロディーを聞かせたりする、そういう仕様の人々だからだ。

リンさんは違った。素早く相手が陥っているトラブルを認識し、どの程度のパソコンスキルの持ち主かを見抜き、順序立ててひとつずつ解決策を示し、見事に問題を解決してくれた。天晴れ。


つまりこういうことだ。メーカーのサポートセンターに派遣されている日本人に比べて、中国人の電話サポート要員は、優秀である確率が高いのだ。言葉のハンデを乗り越えて採用されている分だけでも優秀なところへ持ってきて、彼らは、なんというのか、必死だ。有能かつ必死。とすれば、オペレーターとしてどちらが優秀であるのかは、自明ではないか。


「必死だな(笑)」と、2ちゃんねるの連中がなにかにつけて繰り出してくるこの嘲弄の決まり文句は、実は、私にとって、心当たりのない言葉ではない。というのも、たぶん、人が必死に頑張ることを嘲笑したのは、私たちの世代が最初だったはずだからだ。そう。われわれは、ムキになって何かに取り組んでいる人間を笑った。「ごくろうなことだね」とか言って。

われわれ昭和30年代生まれ以前の、貧しかった時代の日本人は、笑うよりもなによりも、ムキになって頑張らないと生き残れない人たちだった。だから、必死な人間を笑う風習は彼らにはなかったはずだ。

それが、現在では、必死であることは、もしかしたら人間の態度のうちで、一番みっともない仕草に分類されていたりする。


勝負は明らかだ。

必死であることがまだ美しさを失っていない国からやってくる、必死で頑強で堅忍不抜な人々に、われわれの国の人間が勝てる見込みは、とても少ない。残念なことだが。








実をいうと、私は小田嶋が書いた文章を読んで、目から鱗が落ちた。「そっか、『必死であることは、みっともない』と世間のみんなは思っているんだぁ!」と。
私は、前川宏介の暑苦しさを美徳だと感じる人間だ。ムキになって何かに取り組んでいることは『常識外れ』であり、嘲笑の対象になるなんて気付けなかった。私が「空気読めない」と指摘される所以だ。






坂井日向子は、「空気が読める子」である。「一生懸命勉強して東大入るよりも、ゼーンゼン勉強しないで東大入る方がカッコイイ」という価値観(後者の方がコストパフォーマンス高いから)を持っている子たちに囲まれていたら、それを察知して周囲に合わせられる能力を有している。
(笑)を上手に使える、現代っ子。

それ故かどうかはわからないが、ムキになって勝とうとすることに対して、一歩引いている印象を私は抱いていた。「本気で勝とうとしたりして(笑)」と書きそうな感じ。




その坂井が、全日本ジュニアU15決勝では「必死になって頑張って」いた。勝利へ本気でアプローチしていた。


彼女を変えたのは、SQ-CUBE CUP in さいたま決勝での机伸之介だと私は思う。空気を読むことに長けた坂井は、コーチの背中から「必死に勝とうとする姿は、美しい」ということを読み取った。必死になって闘う姿が多くの人の感動を呼ぶことを、(おそらく生まれて初めて)肌で感じ、理解した。
そして、「私も必死になって頑張ってみよう!」という気持ちを持つに至ったのだ。


これは“後付け”の理由なのだが、私はこの後付けを確信している。必死になってスカッシュに、勝つことに取り組んでいる坂井の姿は、美しかった。彼女への「必死だな」の後には、決して(笑)は付かない。




この国の若者や中年の多くは、これからも「必死だな(笑)」を嘲弄の言葉として使うだろう。だが一部には、前川宏介や机伸之介のように「必死であることの美しさ」を体現し、伝えられる若者が存在している。そして、それをきちんと受け止め、見習うことができるもっと若い世代も。



日向子、優勝おめでとう。そして、感動をありがとう。





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  1. 2010/03/30(火) 20:13:52|
  2. スカッシュ
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神奈川オープン速報!

これは出来レースでわない。









正真正銘、家元の実力で勝ち取ったのである☆













懇親会ジャンケン大会賞品「松阪牛切落とし1kg」





大変美味しゅうございました♪




  1. 2010/03/29(月) 20:06:27|
  2. スカッシュ
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若き戦士たちへ。

あー楽しかった、全日本ジュニア☆



これからさらに飛躍が期待される若き戦士たちに、家元が秘策を授けよう♪



Queen - Don't stop me now lyrics Airjoy 耳コピー歌詞エアボ





スリランカのアジアジュニア、エクアドルの世界ジュニア、またミロ/ペナンジュニアに参加予定の諸君たちよ、ゼヒこれを習得してくれたまへ。




I was Born to Love You(Airjoy)






懇親パーティでこれを披露し、「JAPAN、手強し!」の印象を植えつけて来るが良い☆


団体戦はちょうど4人だし、バットをラケットに持ち替えるだけでスカッシュ仕様になる♪






ま、ここまでの完成度↓は要求しないからさっ!

An air vocal video






  1. 2010/03/28(日) 21:39:26|
  2. スカッシュ
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全日本ジュニア

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  1. 2010/03/28(日) 00:35:29|
  2. スカッシュ

動画をアップする目的

ここで書いた通り、私が動画を撮影し多くの人たちと共有する狙いは、それを観ることによって「うぅ、生観戦しに行きたいっ!」と思わせ、実際に行動させることです。

「あれはミスジャッジではないか?!」といったことを、匿名で書かせるためではありません。




ミスジャッジも含め、レフリーは「身体を張って」仕事をしています。もちろん、プレイヤーや大会スタッフも同様です。



自分の「意見」に責任を持とうとしない人のネタにされるのなら、責任が取れる人たちとだけ共有します。

これは動画に限らず、テキストや写真、結果速報でも同様です。





一部のそうした無責任な人たちのせいで多くの方の利益が減少したとしても、私は「自身の意見・行動に責任を取る意志がある人」の側に付きます。












  1. 2010/03/27(土) 07:05:29|
  2. スカッシュ
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相対ではなく、絶対。

「相対評価」と「絶対評価」の違い、知っていますよね。



例えば、10人を5段階で評価する場合、大きく分けて以下の2種があります。

A:最上位1名が「5」、それに次ぐ2名が「4」、その下の4名が「3」…

B:『大変素晴らしい』は(何人でも)「5」、『素晴らしい』は「4」、『普通』は「3」…


Aが相対評価、Bが絶対評価です。
「100点満点中、98点」が絶対評価、「98点だったので、偏差値75」が相対評価。





スカッシュの大会で挙げた「優勝」や「ベスト8」などの結果は、相対評価です。「当人の実力」+「その大会に参加した他者の実力」によって結果が決まる。ま、「運」なども絡んできますけど。



フレンド・新人クラスの結果は、選手権に比較して「その大会に参加した他者の実力」のウェイトが高くなります。

だから、結果は大事ですけど、出るからには優勝目指して頑張るんですけど、フレンド・新人ではそれほど結果にこだわる必要はありません。とても高い実力があり、それを存分に発揮しても優勝できなかったり、大した実力もないのに優勝しちゃうことも、他の参加者の実力次第で起こり得るからです。






層が薄い日本のスカッシュ界に於いて、2歳刻みでカテゴライズされた全日本ジュニアは、フレンド・新人以上に「その大会に参加した他者の実力」のウェイトが高まります。

「46歳以上48歳未満スカッシュ世界選手権」なんてのがあったら、家元は日本代表になっているかもしれません(笑) 他の実力者が選考試合に出なければいいんです。ジュニアも、「ま、そんなもん」です。



今日から全日本ジュニアが開催されますが、子供たちへの評価は、「優勝」や「3位」といった相対尺度ではなく、「どれだけ自分のベストを尽くしたか」や「練習してきたことを試合で発揮できたか」、また「どれだけ将来強くなる可能性を示せたか」といった絶対尺度を用いてしてあげたいと思います。
評価者の主観による絶対評価です。客観的な「結果」は、かなり「環境(=他の参加者の実力がどれだけか)」・「運」に左右されるからです。



言うまでもないのですが、「結果はどうでもいい」わけではありません。そこは勘違いしないでください。「必死になって勝とうとしているか」はとても重要な絶対尺度です。「全身全霊で勝とうとトライしたが、たまたま同カテゴリーに超強い選手が2名エントリーしていたため、3位だった」であれば、それなりに高い評価をしますよ、ということです。


絶対評価をするには、子供たちのパフォーマンスを生で観ることが必要不可欠です。神奈川オープンで家元が動画を撮影しYouTubeにアップしているのは、あれを観て満足してもらうためではありません。あれを観ることによって「うぅ、生観戦しに行きたいっ!」と思わせるのが狙いです。

生観戦していない人は、「AクンはBクンに勝ったのだから…」といった相対評価しかできません。








相対ではなく、絶対。


絶対評価は、『評価する側の実力』も同時に問われることになります。だからこそ、子供たちを絶対尺度で評価してあげたいのです。





  1. 2010/03/26(金) 08:34:05|
  2. スカッシュ
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2010神奈川オープン(11) 決勝ハイビジョン動画


小林海咲 vs 前川美和 3rd Game




机伸之介 vs 松本淳 2nd Game 7-6から







  1. 2010/03/26(金) 05:44:13|
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2010神奈川オープン(10) 自分の『バカさ加減』を知る

大会2日目、準々決勝「清水孝典vs岡田賢」のレフリーを私が務めていたとき、こんなシーンがあった。



3rdゲームの8-7くらいのところで、自身のミスに苛立った清水が、ラケットでサイドウォールを叩いたのだ。
レフリーはオートマティックに「コンダクトウォーニング トゥ 清水」を宣告すべき場面である。が、私は何も言えなかった。

観客席で観ていたら、即座に「あれはコンダクトウォーニング だな」と思ったはずである。清水のその行為がコンダクトウォーニング の対象となるという知識はある。そう判断する能力もある。

しかしレフリーの席に座っていた私は、固まってしまった。想定の範囲外の事態を上手く飲み込めず、反応できなかったのである。





しばらくして「あれはコンダクトウォーニング を出すべき行為だ」と理解した私は、清水が4thゲームのためにコートに入ろうとした時、「清水選手、さっきのラケットで壁叩いたの、コンダクトウォーニング 」と告げた。
「あれはコンダクトウォーニング に値する行為である」と「次はコンダクトストロークだよ」を清水に理解させるために、タイミングは遅れてしまったけれども宣告しておくべきだと考えたからである。

清水は「はい」と答え、即座に私の意図を理解してくれたようだった。試合後には、「(非紳士的行為をしてしまって)すみませんでした」と反省の言葉を述べた。




ここで書いた通り、「観客席で観ているときにはできた判断が、レフリーの席に座るとできなくなってしまう」ことは、しばしば発生する。『レフリーの席に座ると、実力の半分も出せない』のが普通なのである。

そこから、成功や今回の私のような失敗を経験することによって、本来の実力の6~7割が出せるようになり、さらに経験を積み上げて8~9割出せるようになっていくのだ。








これはレフリーに限らず、プレーヤーとしても同様である。もっと強くなるためには、失敗を経験し、それを自覚し、「次は失敗しないようにしよう」という気持ちを持つことが必要不可欠なのだ。


自身のプレーをこれで久し振りに観たという大根田芳浩は、「いやー、(自分は)あんなヘタクソになっちゃってるんですねぇ」との感想を述べた。
あの試合の大根田は素晴らしいパフォーマンスを披露したと私は思う。それでも彼は、「自分には改善すべきところがまだまだたくさんある」と感じたのだ。


強くなっていくには、このような態度が必須なのである。結果やパフォーマンスがどんなに良くても、自身の改善すべきところがあるはず。良くなかった場合は、なおのこと。

良いパフォーマンスができていない人の多くは、自身の改善すべき点よりも、「レフリーのジャッジが…」や「ボールが弾まなかったから…」、「対戦相手が…」といったことに意識を向けてしまう人たちである。このタイプの人は、どれだけ経験を積んでもそれを糧に成長することができない。





その人の知性は、『自分のバカさ加減』/『自分はどれだけ間違えるか』をどれだけ正しく把握しているかで計測することができる。
TVのクイズ番組を観て、「なんだよ、こいつら(出演している回答者)よりオレの方がクイズ強ぇーよ。オレが出たら優勝しちゃうんじゃね?」と思っている人は、バカ…と言うの言い過ぎ、それが『普通』である。

知性が好調に働いている人は、「ああ、この人たちは、本来の実力の半分も出せていないんだな。自分が出演したら、2割も出せないかも」と想像することができる。
「もし、自分があのクイズ番組に出演したら…」「もし自分がレフリーだったら…」と正しく推測できる能力を『知性』と呼ぶのだ。


「観客席からだったらコンダクトウォーニングと正しく判断できるのに、レフリーの席に座るとできなくなっちゃうんだなぁ★ オレってバカバカ(>_<)」と自覚できる人の知性は、すこぶる好調なのである。




あっ、自慢しちゃった♪



  1. 2010/03/25(木) 21:33:45|
  2. スカッシュ
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2010神奈川オープン(9) 準決勝ハイビジョン動画その3


小林海咲 vs 松井千夏 5th Game 7-8から





前川美和 vs 鬼澤こずえ 1st Game




  1. 2010/03/25(木) 06:31:24|
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2010神奈川オープン(8) 準決勝ハイビジョン動画その2


清水孝典 vs 机伸之介 2nd Game 9-10から






  1. 2010/03/24(水) 06:38:46|
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2010神奈川オープン(7) 準決勝ハイビジョン動画その1


福井裕太 vs 松本淳 5th Game 4-3から





  1. 2010/03/23(火) 17:53:47|
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2010神奈川オープン(6) 少々お待ちを。

んがぁー、準決勝・決勝の動画をカット編集・アップロードしてる途中でフリーズ・電源落ちしまりくりすてぃ…★







ホクソン・アヤ・グレイシー&エノキダニダ・ハムニダの2人で結成された『ホクロシスターズ』の画像でも見ながらお待ちください。



エノキダニダ・ハムニダのホクロはフェイクだけどw















上の画像だけではあまりにも申し訳ないので、ユウタのも追加☆

P1040461.jpg






  1. 2010/03/23(火) 08:20:40|
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2010神奈川オープン(6) 2日目ギャラリーその2

準決勝・決勝の動画はデータ量多すぎでカット編集が必要★
ちょと待っててね。








つなぎで、2日目のスナップから。




家元の盗撮の餌食になったのは、










この2人
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仲良しなんだね♪
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  1. 2010/03/23(火) 00:39:46|
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2010神奈川オープン(5) 2日目ギャラリー









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  1. 2010/03/22(月) 08:09:26|
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2010神奈川オープン(4) 2日目ハイビジョン動画

2010神奈川オープン準々決勝 松井千夏 vs 大宮有貴 1st Game


2010神奈川オープン準々決勝 松井千夏 vs 大宮有貴 2nd Game



2010神奈川オープン準々決勝 松井千夏 vs 大宮有貴 3rd Game






※YouTube画面右下のボタンで480p→720pを選択し、フルスクリーンで見てください。
通信環境やパソコンの性能によっては、そのままの方が良いことがあります。


通信環境が十分でない方、1回目は再生途中で何度も止まりますが、最後まで再生してから「もう一回見る」を押すと止まらないで見られます。





  1. 2010/03/22(月) 07:12:36|
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2010神奈川オープン(3) 笑顔

レポートすべきことはたーくさんあるのだが、2日目は何といってもこれをお見せせねばなるまい。







いつものユウタが、











こーなって、
P1040529.jpg













こーなった、と☆
P1040530.jpg






いや、実はよく笑うコなのだ。

ただ、それを写真に収めたのはレアだと♪





ふっ。
これで“スカッシュ界の盗撮王”の座は、パー子からいただきだぜっ!






  1. 2010/03/22(月) 01:29:14|
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2010神奈川オープン(2) 初日ハイビジョン動画

※YouTube画面右下のボタンで480p→720pを選択し、フルスクリーンで見てください。
通信環境やパソコンの性能によっては、そのままの方が良いことがあります。




大会初日のベストバウト

2010神奈川オープン 男子予選決勝 大根田芳浩 vs 吉永正章 1stGame 11-11から

2010神奈川オープン 男子予選決勝 大根田芳浩 vs 吉永正章 2nd Game

2010神奈川オープン 男子予選決勝 大根田芳浩 vs 吉永正章 3rd Game








見応えのある攻防

2010神奈川オープン 女子予選決勝 中野美仁子 vs 中台美穂 2nd Game







未来を感じさせてくれた試合

2010神奈川オープン 女子予選決勝 青木沙弥佳 vs 渡邉聡美 1st Game


2010神奈川オープン 女子予選決勝 青木沙弥佳 vs 渡邉聡美 2nd Game




2010神奈川オープン 女子予選2回戦 平野直子 vs 坂井日向子 2nd Game






もっとたくさん撮ってるんだけど、インフラの制約上1日にアップロードできるのはこのくらいが限界。残りはおいおいアップしていきます。






  1. 2010/03/21(日) 08:32:09|
  2. スカッシュ
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2010神奈川オープン(1)

今年も始まっちゃいましたよん♪












動画をアップしていくので、
P1040385.jpg











ちょと待っててね(はぁと)
P1040390.jpg










  1. 2010/03/21(日) 00:51:05|
  2. スカッシュ
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成熟

子どもは何としても成熟させなければならない。それは成熟が子どもに生き延びるチャンスを与えるからだけではない。

「成熟しない子どもたち」ばかりが成員になったとき、共同体が生き延びるチャンスもまた減じるからである。「子どものままであること」は、子ども自身にとって危険であるだけでなく、そのような子どもを大量に抱え込む社会そのものにとっても危険なのである。


子どもとは「自己利益の追求だけを優先する」存在のことである。子どもはそれでよろしい。ちびちゃんなんだから。

でも、共同体が存続するためには、「自己利益の追求と同様の熱意をもって公共の福利を配慮する」存在が一定数存在しなければならない。それが「おとな」である。

子どもの全員が「おとな」になる必要はない。もし、全員が「おとな」でなければ共同体が維持できないのだとしたら、それは制度設計に無理があるのである。

「おとな」は15%程度いれば足りる。
けれども15%を切ると危機的になる。
7%を切るともう共同体は保たない。

学校教育の人類学的使命はきわめて散文的に言ってしまえば、「同学齢集団から15%程度の『おとな』を創り出すこと」である。あとの85%は子どものままで大丈夫である。



『内田樹の研究室』より








全日本ジュニアでのレフリーに関して、「給料もらったってやりたくねぇ」と匿名で掲示板に書いている人がいる。
この人には、大会実行委員長から「レフリーお願いします」と言われるくらいのレフリング能力があるのか?という疑問がふつふつと沸いてくるのだが、ここでは「それだけの能力がある」と仮定して話を進める。


彼は、「全日本ジュニア以外の大会でならレフリーやってもいい。レフリーしたら、(原則として)給料が欲しい」と考えてる。自身のレフリング能力を、自己利益の追求のために使おうとしているのである。
このような人は、スカッシュ界全体の85%以内に留めておかなければならない。


多くの人が「やりたくない」と感じる役回りを「じゃ、私がやります」と言う人、すなわち「自己利益の追求と同様の熱意をもって公共の福利を配慮する」存在が15%以上いること。これがスカッシュ界が存続していくために必要な要件なのだ。

神奈川オープンや各地区支部主催の大会は、そのような『おとな』によって運営され、『おとな』が高レベルの試合でレフリーを務める。




全日本ジュニアはJSAという“公益法人”が主催する大会である。公益法人の会長・理事は、誰よりも公共の福利を優先させる『おとなの中のおとな』である、理論上は。

だからロジカルには、「全日本ジュニアのレフリーは、JSAの会長・理事が務める」ことになる(はず)。
全日本ジュニアのレフリーを務めるのは、大変なプレッシャーが掛かる。給料をもらってもやりたくないと考える人が多数いても不自然ではない。そういうとき、「じゃ、私がやります。報酬は『こどもたちの笑顔や、悔し涙に立ち会えること』です。だから、お金払ってでもやりたい!」と名乗り出るような人にのみ、公益法人の会長・理事になる資格がある。

現実がそうでないのだとすれば、成熟していない『こども』が公益法人を運営しているということになる。




もちろん、レフリーを務める「だけ」が、『おとな』であることを示す方法ではない。

運動会の徒競走で、校長と教頭はゴールテープを持って立っていなければならない…などということはない。が、こどもたちがかけっこやダンスする姿を、本部席から慈愛に満ちた眼差しで見つめていることは必須である。
それができない校長・教頭は、不要であるのみならず、学校の存続・発展を阻害する存在である。

入学式・卒業式といった学校行事に校長・教頭が不在であった場合、「何かオカシイ…」と感じるのが普通である。そう感じないとしたら、自分の危機感知センサーは不調をきたしているのではないか?と疑うべきだ。

宮様がお帰りになられたら「所用がある」とそそくさと帰るような人を、1秒でも早く辞めさせるのが危機回避策である。





JSAの会長・理事たちは、「全日本ジュニアのレフリーなんてやりたくねぇ」と言う人と同等の『自己利益の追求しか考えられないおちびちゃん』なのか?

あるいは、『レフリーを務めるだけの能力を有していないおこちゃま』なのか?

おこちゃまが『レフリー資格を付与する資格』を有していて良いのか?




そういう視点で全日本ジュニアを見てみるのも一興だろう。






  1. 2010/03/20(土) 00:05:22|
  2. スカッシュ
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経験 その(3)

熱心なボクシングファンである小田嶋隆が、初めてリングサイドで試合を観戦したときのことを以下のように書いている



リングの外の人間がボクシングを語ることの意味について、これ以上詳しいことは、ジョイス・キャロル・オーツというアメリカの女流作家が書いた『オン・ボクシング』(中央公論社、1988年刊)という本を読んでほしい。古典的名著だが、版元にはもう置いていない。絶版。良書の宿命だ。ブックオフで見つけたらその場で買おう。 

本の中で、オーツ女史は、ボクシングを見ることのうしろめたさについて特に一章を割いている。というよりも、彼女はこの卓越したボクシング論の前半の4分の1ほどを、「ボクシング」への倫理的な問いで埋めているのだ。

以下、本の現物が見つからない(たぶん、どこかの段ボールの中で紙魚に食われている)ので、記憶から引用する。



ボクシングは彼女によれば、スポーツではない。
もっと根源的で、より罪深く、より不定形で謎に満ちた、われわれの人間性の闇に直結する、やむにやまれぬ何かだ。

それゆえ、文明国の市民のうちのおよそ8割はリングサイドでボクシングを見ることができない。直視できないからだ。普通の市民は、拳闘のありさまから、思わず目をそらしてしまう。目の前で人間が人間を殴る現場に適応し、なおかつその景色から快楽を得ることができる人間は、ほんの一握りの例外に過ぎない。そして、自分がその少数派に属することを表明することは、なんとも居心地の悪いことだ、と、彼女は書いていた。


 
なるほど。
で、私は、当然、自分が後者に属する人だと思った。つまり、ボクシングに知的好奇心をかき立てられる側の人間であると。実際にリングサイドの座席に座るまでは。


(中略 小田嶋がいかに熱心なボクシングファンであったかが書かれている)



大切なのは、それほどに熱心なボクシングファンであった私が、リングサイドには適応できなかったということだ。

1990年代の半ば頃だったと思うが、私は、一度、雑誌の取材で、リングサイド最前列(といっても前から5列目ぐらい)でボクシングを見たことがある。会場はボクシングの聖地を言われる後楽園ホールだった。


結果を述べる。
私は最初の1ラウンドで気持ちが悪くなった。

なにより人が人を殴る時の、あの音がイヤだった。人間の拳が人間のカラダに当たると、筋肉は「グシッ」という感じの、重みのかかった、湿り気のある、打ち沈んだ、実にイヤな音を立てるのだ。骨が軋む音も聞こえる。呻き声や、呼吸音や、ボクサーの靴がリングを摺る耳障りな音も。

……と、私が、音ばかり思い出すのは、リング上の実景を見ていなかったからかもしれない。私は、至近距離で展開される殴打ショーを直視できなかった。半ば以上目をそらしていた。あまりにも酸鼻なので。

酸鼻というのは良くできた言葉だ。ああいうものを見ると、本当に鼻の奥に酸っぱいものがこみ上げてくる。

で、それを何度も飲み下しているうちに、酸鼻物質は嘔吐感に変化する。嘔吐感。思い出した。私は、席を替えたのだ。ずっと後ろの方の空席に。だって、何かが飛んで来そうだったから。血とか汗とか唾とかが。そう。リングサイドでボクシングを見るということは、見知らぬ人間の体液を浴びる可能性を甘受することなのだ。あるいは、体液が飛んでいる可能性に気づかないほど興奮している、ということなのかもしれない。

いずれにしても、私は、負けている側の選手の顔がパンチを浴びる度に少しずつ変形し、色を変え、腫れ上がり、その内出血の様相がラウンドを追うごとに凄惨になっていく様子にうんざりして、席を立った。私は、オーツ女史が分類するところの「一般市民」だったわけだ。自分は、リングサイドの人間ではない。そのことを思い知らされた。なんということだろう。


一方、リングサイドには、一般的でないタイプの市民が多数詰めかけていた。彼らボクシングサイドの人々は、思い思いに声を上げ、拳を振り上げ、唾を飛ばし……要するに興奮していた。
その彼らの興奮ぶりにも、私は辟易した。おい、こいつらは何なんだ? このヒトたちはいったいこういうモノを見て何がうれしいんだ?
 
結局、私はボクシングについて語る資格を持たないのだな、と、その時、身に染みて悟った次第だ。専門家であるとかどうかを問う以前に、私は、殴るとか殴られるということについての適性を生まれつき持っていないのである。幸か不幸か。


人間が人間を殴ることを見物するこの興業(もう一度言うがスポーツではない)が、人類の歴史と同じだけの古さを持っている理由は、問うだけ無駄な質問なのかもしれない。というよりも、最も根源的な問いは、解答を持っていないものなのだ。それが人間だから。あるいは、そうだからそうなのだという同語反復が返ってくるのみ。

人が人を殴る理由には様々なバリエーションがあって、それぞれに一応の道理がある。
が、人が人を殴るありさまを見物する理由には、正しい答えが無い。


以上が、私がボクシングを語れない理由だ。








家元はボクシングファンではない。「現役日本人選手で最も観る価値があるのは、長谷川穂積だ」ということがTV画面を通じてわかる程度にしかボクシングを理解していない。もちろん、リングサイドで観戦した経験はない。
リングサイドで観戦したら、小田嶋同様「気持ちが悪くなってしまうタイプの人間」のような気がする。





スカッシュは、ボクシング程ではないかもしれないが、「TV画面を通した画像と生観戦では、大きな違いがある」競技である。

いや、家元がそんなことを言うのは、「世界のトッププレイヤーの息詰まる試合を間近で生観戦したことがあるのは、スカッシュだけ」だからかもしれない。



1972年ミュンヘンオリンピック100m平泳ぎで金メダルを獲った田口信数(現:鹿屋体育大学教授)の講演を聴いたことがある。家元が高1の夏だったから1980年、田口が選手を引退して数年後だったと思う。

そして講演の後、実技があった、つまり実際にプールで泳いで見せてもらえた。




びっくりした。
「人間って、こんなに速く泳げるんだぁ!」と。『泳ぐということの概念』が根底からひっくり返された。


言っておくが家元、かなり泳げるのだ(ただし、クロールだけ)。
岐阜の山奥で育ったので、小学生時代は町にプールがなかった。だから川で泳いでいた、年間15日くらい。中学入学時にやっとプールができた。100m泳いだら、当時の県中学記録にあと1秒くらいのタイムだった。

「ちゃんとした指導を受けトレーニングしていれば、オリンピックにだって出られたんじゃね?」と思っていた、田口の泳ぎを間近で観るまでは。






仙台にいたころ、学生時代体育会スキー部だったという後輩と一緒にスキーに行ったことがある。彼は入社6年目くらいで、卒業後も毎年20回くらいスキーに行っていた。スカッシュでいうと「全日本に出られるかどうか」といったレベルのスキーヤーだったと思う。つまり、アマチュアの中ではまあまあ。

その後輩が、「じゃ、下で待ってますね」と言って滑り出すと、あっという間に豆粒くらいの大きさになった。
スキー板やブーツなどの道具と地球の重力を利用しているといえ、生身の人間があんな速さで移動できるなんて、家元の想像を絶していた。

元体育会スキー部とはいえ、趣味でやってるスキーヤーであの速さってことは、オリンピック選手ってどんなバケモノなんだろう…


言っておくが家元、岐阜の山奥育ちなので、5歳~30代前半までは年1~2回スキーに行き、パラレルくらいはできるスキーヤーだったのである。スカッシュでいうと、フレンドレベル。

それでも、「競技レベルのスキーヤー」の速さは驚愕だった。





どんな競技であれ、トッププレイヤーを間近で観るのとモニター越しに観るのとでは、大きな違いがあるようだ。

プレイヤーの飛び散る汗や荒い息づかい、それらに込められた気迫などは、液晶モニター越しには伝わらない。生で、できるだけ間近で観戦しないと“その試合を観た”ことにはならない。
モニターの「向こう側」と「こっち側」は別の世界だ。




最近家元が動画を撮ってYouTubeにアップしているのは、それを観て満足して欲しいからではなく、「試合会場へ観戦しに行こう!」と思わせたいからである。だから、少しでも生観戦に近いものを再現しようと努力中なのだ。



強いプレイヤー、良いコーチ、能力あるレフリー、良い観客、腕の良いカメラマンといったものになりたいのなら、質の高い試合を生で観ることが必要不可欠だ。

神奈川オープンは、「トッププレイヤーの汗がバックウォール越しに降りかかってくるような体験」ができる貴重な場である。
準決勝・決勝の座席は、昨年の全日本とは違い、全て段差があり観戦しやすくなっている。主催者が金儲けするための都合ではなく、観戦者の都合を考えているのだ。

お金を払って席を確保する価値があるし、そのお金は賞金に上乗せされダイレクトに選手を応援することになる。全日本のように主催者を太らせるための無駄金にはならない。



だから、生観戦を強力にお勧めする。動画を撮るのは家元にまかせて、ぜひぜひ生観戦を。その『経験』は、かならずあなたのスカッシュライフを幸せにするから。





  1. 2010/03/19(金) 00:26:59|
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経験 その(2)

某視聴者参加型クイズ番組の予選会は、その場組を中継する広島のTV局の会議室のようなところで行われた。

予選参加者は約80名。「シニア枠(60際以上)」と「高校生枠」を除く約50名のうち、10名強が合格となり、順次本番に呼ばれるとのことだった。





予選は本番のような早押し形式ではなく、30問のペーパーテスト。問題の一部(の家元が記憶している部分)を紹介しよう。

Q.嘉永6 年6月3日(1853年7 月8日)、浦賀に入港したマシュー・ペリーが乗っていた黒船の名前は?


(A.サスケハナ号)




Q.ノーベル賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描いた今年アカデミー賞作品賞受賞映画は?


(A.「ビューティフル・マインド」)








超難問揃いだった。家元の正解数は10ちょっと。合格ラインは22、23あたりとのことなので、当然不合格★


あの予選を通過しようと思ったら、「1時間/日x5日/週x6ヶ月」くらい“それ用の勉強”をしないと無理だと思う。ちなみにこの時間の根拠は、「家元はその勉強時間で旅行業務取扱主任者の資格を取った」からである。




予選会で、ADらしきオニイチャンが言っていた「本番では『実力の3割』が出せれば優勝できます」は本当だと思う。あの予選をクリアできる人は(シニア枠などを除いて)相当なクイズマニアだ。かなりクイズの勉強をしていて、実力が高い。



で、そんなクイズマニアたちも、本番でカメラを前にし、児玉清のプレッシャーを受けると、実力の3割も出せなくなってしまう。TVを観ている家元は、実力を10割出してるのだから、そりゃ勝てますわな。



家元はその番組に出演したことはないが、予選会に参加したことによって、「実は出演者たちは自分よりもかなり実力が高い。が、本番では実力の2割程度しか出せていない」ということがわかった。
その経験がなかったら、一生「けっ、コイツらなんかよりオレの方がずっと実力上だぜ!」と思っているおバカさんだったろう。









さて、ここまでの前フリ(長っ!)で家元が何を言おうとしているのか、賢明な読者諸兄なら想像がつくのではないだろうか。



「それまで経験したことのないレベルの試合を初めて務めることになったスカッシュのレフリーは、実力の半分くらいしか発揮していない」



観客席にいるときはできた冷静で論理的なジャッジングや「何故、ノーレットと判断したのか」といった説明が、レフリーの席に座ると、選手や観客からのプレッシャーで舞い上がり半分くらいしかできなくなってしまうのである。
昨年5月のPSA大会で準々決勝「ジェームス・スネル vs ザヒール・シャー」のレフリーを務めたときの家元がそうだった。




実際にレフリーを務めるという経験を重ねることによって向上するのは、「レフリー能力」そのものよりも「自分のレフリー能力を、本番で何割発揮できるか」の方が大きい。

「試合経験を積むことによってプレイヤーが得るのは、実力ではなく『本番でどれだけ本来の実力を出せるか』」なのも同様である。
実力は練習で積み上げていく。で、試合で『自分の実力を最大に出せるようになる』ための経験を積んでいく。


ちなみに「レフリー能力そのもの」は、スカッシュという競技への理解を深めることによって向上していく。
その人が「どれだけスカッシュを理解しているか」は、プレイヤー/コーチとしての実力や姿勢、スカッシュに関して書いたテキスト、その人がスカッシュを撮った写真などから計量することができる。





クイズ番組の予選を経験することによって初めて「出演者たちは、実力の2割程度しか出せていない」ことに家元が気付いたように、「レフリーの席に座ると、自分はどうなってしまうのか」は、ある程度プレイヤーの実力・注目度が高い試合でレフリーを経験しないとわからない。



世界レフリーカンファレンスで、世界のトップレフリーたちが「レフリング技術上達のために必要な3つの事項」として、

1.Experience

2.Experience

3.Experience!


を挙げたことにうなずけるかどうかも、その人のレフリー経験に深く関わっているのである。「レフリーの『技術』」には、「本来持っているレフリング能力を、本番でどれだけ発揮できるか?」という要素が多分に含まれる。
それは『経験』を積み重ねることによってしか得られないのである。






その(3)へつづく




  1. 2010/03/18(木) 08:24:19|
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経験 その(1)

Q:日本の三名泉といえば、有馬温泉、下呂温泉と、どこ?


A:草津温泉





この問題がペーパーテストだった場合、「日本の三名泉を知っているか?」という知識が問われる。

これが早押しクイズ形式になると、「いかに他の参加者よりも早くボタンを押し、回答権を得るか」という要素が加わる。


この問題では、下呂温泉の「げ」を聞いた瞬間が「回答を特定できる」、すなわちボタンを押せるポイントである。百人一首の『決まり字』と同じ理屈。問題文の「有馬温泉、」の後に続くのが、「げ」ではなく「く」だったら、正解は下呂温泉になる。




クイズマニアたちは、「日本の三名泉」というキーワードですぐ「草津、下呂、有馬」という3つを思い浮かべる。そして問題を読み上げる人が2番目の最初の一文字を発するのを待ち構えているのだ。

問題文を最後まで聞いていたのでは、早押し競争に勝てない。




実はこの問題、もっと早くボタンが押せる。

問題を読み上げる人は、回答者がボタンを押した音を聞いて読み上げるのを止める。ということは、ボタンを押してからも少しだけ問題文を読んでくれるのである。

したがって、有馬温泉の後の「、」時点でボタンが押せる。この時点では正解は特定できていない。ボタンを押した後、「げ…」もしくは「く…」が読み上げられるのを聞いて、回答を選択するのである。







では、もう1問

Q:茶道の三千家といえば、表千家、裏千家と、どこ?



こう家元が書いたということは、ボタンを押すポイントは表千家の後の「、」では遅いのだよ。

問題の答えは、「武者小路千家」である。
草津・有馬・下呂では、知名度にそう大きな違いはない。一方、武者小路千家なんて、茶道にそれなりに関わっている人か、クイズマニアしか知らない。

出題側は、回答者が「武者小路千家!」と答えるのを見て、周囲の人たちが「へー、そんなのあるんだぁ。それを知ってるなんて、すごぉーい!」と感じるという演出を狙う。

よって、茶道の三千家に関する問題が「表千家、武者小路千家と、どこ?」という形で出される可能性は極めて低い。



したがって、「茶道の三千家…」あたりでボタンが押せる。「茶道」と「三千家」というキーワードから、「武者小路千家」という回答が導き出せるのである。

ちなみに、
「茶道」、「一期一会」→「井伊直弼」
「茶道」、「パーティのホスト」→「亭主」
である。






学生時代、同じゼミにいたクイズ研究会に属している女の子から上の話を聞いた家元は、「へー、そーなんだ」と驚いた。それで、彼女たちのように毎年アメリカ横断ウルトラクイズに挑戦…なんてことはなかったけど。

それ以降、TVのクイズ番組を観ていると、出演者たちよりも明らかに早くボタンを押し正解が言えることが数多くあるようになった。

「これ、オレが出たら優勝しちゃうんじゃね?」と思うのが自然の成り行きである。




広島にいた2001年、某視聴者参加型早押しクイズ番組の予選に参加した。

大事な大事な、アタック・チャーンス!!!!







その(2)へつづく





  1. 2010/03/17(水) 21:08:42|
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世界一

「世界で一番有名なカメラ設計者」は、昨年亡くなったオリンパスの米谷美久(まいたに よしひさ)さんである。で、二番目がニコンの後藤哲朗さん。

米谷さんはOMシリーズや旧ペンなどを手掛けた方、つまり銀塩フイルムカメラ時代の人。ということは、デジタルカメラが主流になってからは、後藤さんが「世界で一番有名なカメラ設計者」と言っていいと思う。




ニコンのオフィシャルウェブサイトに載っている後藤さんの紹介には、以下の一文がある


>20年にわたってスカッシュで汗を流すスポーツマンでもある





後藤さんはここでスカッシュに言及している。



--何年か先、後藤研究室から画期的なデジタルカメラの提案が出てくる可能性がありますね。


そうなるようメンバーと一生懸命考えています。そもそも、ライカに原型を発した現在のカメラの“かたち”がいつまでも続くとは決して思っていません。新たな一歩のためには、発想の転換も必要です。時には目前の仕事から目を離し、気分を変えてカメラを忘れ、そして再びカメラについて深く考えてみることが必要ではないでしょうか。

そういう時には、まず、体を動かすことがいちばんだと思い、もう20年以上もスカッシュというスポーツで体を動かして、リフレッシュしています。開発のためには、何かに夢中になってカメラを忘れることも必要だと思います。







写真家テラウチマサトさんのブログには、こんな写真も載っている。






後藤さんがどんな方なのか、どのような考え方をする人なのかは、デジカメWatchのインタビュー記事や昨年12月フジヤカメラが主催した講演会の記録(これこれ)によく現れている。

そこには、「どうすれば世界一になれるのか」というヒントがたくさん散りばめられている。どのようにして日本のカメラ産業は世界シェア70%を獲得するまでに成長したのか、何故後藤さんは「ミスター・ニコン」と呼ばれる存在に成り得たのか。





正しくアプローチすれば、日本は世界のトップになれる。
これは、インダストリーやテクノロジーの世界だけではない。スカッシュにおいても同様である。
私たちは今、それを2年後のブリティッシュジュニアU13で証明することに取り組んでいる。


本気で強化に取り組むのなら、世界一へのアプローチ方法を知っている人に倣うのが近道である。例えば、柔道・フィギュアスケートの強化で実績を残した人、経済・テクノロジーの分野で活躍した経験のある人の力を活用するなどの方法がある。


元(日本の)トッププレイヤーやどこで何をやっていたのかわからない人「だけ」では強化や普及が進んでいかないことは、この20年で証明された。






『人が替わらない限り、変わらない』

私がこの数年主張していることである。別の言い方をすると、

『人を替えれば、変わる(かもしれない)』




日本スカッシュの状況を良くしていこうという意志があるのなら、まず「人を替えること」に取り組むべきである。





  1. 2010/03/16(火) 22:31:08|
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虎の尾を踏む男(R-15指定)

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  1. 2010/03/15(月) 22:49:47|
  2. その他

家元復帰初戦、決定!

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  1. 2010/03/14(日) 12:19:45|
  2. おいしいもの

組み立ての基本

スカッシュにおいて「ラリーの組み立ての基本中の基本」は以下である。



①ストレート/クロスドライブをタイトなコースに打ち、相手をコート後方に追いやる

②チャンスボールが来た(「相手:Tの後ろ、自分:T」という状況になった)ら、前へ落とす







先週末のスカッシュマジックオープン男子決勝「小林僚生vs須田学」の2ndゲーム、2-7とリードされた場面で小林がやったのがまさにこれ。
 ↓
組み立ての基本

(いつものように720p、フルスクリーンでご覧ください)







タイトなドライブで相手を後ろに追いやっていなのに前へ落とすのは、たいてい「相手にチャンスボール」を与えているのである。それが成功したとしても、たまたま、結果オーライだっただけ。

意図的にやるとしたら、それは「奇襲作戦」であり、効果があるのは1ゲームにせいぜい2~3本程度である。




選手権レベルで上位を狙うなら、小林の組み立てを何度も見て、イメージを頭に叩き込んでおくと良い。






  1. 2010/03/13(土) 07:56:08|
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アンサーブログ

マックのネタに被せて、



TVドラマ『プロハンター』のテーマ曲「ロンリーハート」 by クリエーション









あの時代、あれはセクハラではなかったのだな。古き良き時代(遠い目)







煙草のCMやってること自体、現代では有り得んw



あのCM、「ロスで撮ってきた」と藤さん言ってたよ。

グレイスのライトブルー、家元も使ってました。当時溜池にあったワールド通商に買いにいったもんでさぁ。



若い人には何言ってんだかさっぱりワカランだろうけど。。。。。







あっ、『プロハンター』はフィリップ・マーロウ&レイモンド・チャンドラーへのオマージュだったんだ。今日、初めて気付いた。






こっちの方が画質よい。

毎週スカッシュの映像がゴールデン(プライム?)タイムに放映されていたんだなぁ。「ロンリーハート」は、ザ・ベストテンにも入ってたんだぞぉ。
















  1. 2010/03/11(木) 23:29:51|
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無駄使いをなくしませう。

今日から装具なしで歩けるようになりました。


うむ。順調順調☆








先週までリハビリしてくれてた方が別の病院に移ったため、今日から担当者チェンジ。



リハビリ室には“キレイ系おネエさん”も結構いたので、「どんな人が担当になるんだろ♪」とウキウキワクワク☆






ところが、現れたのはなんと、













☆爽やかイケメン君☆











優しく脚をマッサージしながら、そんな瞳で見つめられたら、










惚れてまうやろー!







ってなくらいに(@_@)









これ、どー考えても『イケメンのムダ使い』ですゼ★







とゆーわけで、このイケメン君には女性を担当してもらい、家元にはキレイ系おネエさんがつくのが「みんながハッピーになれる道」だと思う。




キミもそー思うだろ?



なっ!




  1. 2010/03/11(木) 21:38:03|
  2. その他
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マジックアカデミーオープン レポート☆


どどーん!


















P1030976.jpg










P1030977.jpg










P1030981.jpg











P1030986.jpg










満足ぢゃ♪






  1. 2010/03/09(火) 23:16:26|
  2. スカッシュ
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スカッシュマジックオープン男子決勝ハイビジョン動画

小林 僚生 (SQ-CUBE Academy) vs 須田 学 (セントラル ポートスクエア)



いつものように、720p、フルスクリーンで観てください。
 ↓

1st Game



2nd Game


3rd Game






GF1+LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.+Nikon ワイドコンバーターアタッチメント
NH-WM75+ベルボン ULTRA LUX i Lで撮影。



うーむ、高さが足りないのぉ。


保田は観客スペース、コートよりも1段低いのね。計算外だったわ★





1st・2ndゲームは露出+4/3補正、3rdは+2/3補正で撮ったんだけど、保田のコートだと+4/3くらいが良いみたい。

ホワイトバランスはマニュアルで3,700kに設定。保田は光源の種類が単一だから、マニュアルできっちり狙える。カクテル光線だと、こうはいかない。


レンズはやっぱ純正と比べると、ワイドコンバーター使ってる分、樽型の歪曲出ちゃってるなぁ★ やっぱマイクロフォーサーズの7-14がホスィ…
あ、でも周辺光量落ちは意外と少ない。




今回のはカメラの内蔵マイクで撮ってるんだけど、高感度のリニアPCMレコーダーを外部マイク替わりにして録音するテストをやってみた。
室内だから風音ノイズ対策必要ないと思ってたんだけど、マイクの感度良いからエアコンの風音を拾っちゃうのね★

こういう失敗を経験することによって、人は成長していくんだなぁ(みつを)





  1. 2010/03/08(月) 03:26:18|
  2. スカッシュ
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