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TEAM KANO戦記

美味しそうなこと、オモシロそうなことに必要以上に情熱を注ぐ人たちの記録です。スカッシュについても思いついたことを書いてみようかと。 パスワード希望の方は、実名フルネームを明記してteamkano@gmail.comまでメールしてください。

アドバイスのその後

アドバイス(2)で書いた「プライベートレッスンのようなことをした人」が、先週末新人クラスの大会に出てました。

家元はその大会を観戦しなかったのですが、なかなか健闘していたようです。




で、その人が次に対戦する人のプレーを観て、

「コート前方でのプレーが得意(=ドロップが上手い)。だから相手にドロップを打たせないために、コート後方へ返球することを心掛けよう」

と思ったというのです。




素晴らしい☆
単純にして明快。難しく考えることはない。ってか、これ以上のことをやろうとしてもできやしないのです。

おそらく家元が観てても同じことをアドバイスしたのではないかと思います。




ここで肝心なのは“どうすればこの試合に勝てるのか?を考える”ことです。
「考えた内容が正しい/間違っている」よりも、「どうすれば勝てるのかを意識してプレーする/しない」の方がはるかに重要です。

ま、意識していても試合でその通りに実行するのはなかなか難しいのですが。



で、その試合は(9-11 12-10 11-7)というスコアで勝ったので、「相手にドロップを打たせないために、後ろへ」は「70:30」くらい出来ていたと推察されます。
スコアから察するに、実力はほぼ同等なのでしょう。もしこれを意識していなかったら負けていたかもしれません。


「勝ってもおかしくない実力があるのに、勝てない」という人は、どうすれば勝てるのかを考えているか?と自省してみてはいかがでしょうか。


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  1. 2009/06/30(火) 20:40:18|
  2. スカッシュ
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静岡県選手権

昨日、静岡県選手権を観戦しにスプラッシュに行った。


大会運営に関して気付いたこと↓


1.大会運営者がレフリー/マーカーを(原則)用意していた。


「勝者:レフリー、敗者:マーカー」に比べて試合間のロス時間が少なく、スケジュール前倒しで進行した。




2.マーカー席には「コール一覧表」が用意されていた。

「プレイヤー マスト ウィン バイ ツー ポインツ」を含め、マーカーがすべきコールが、A4サイズ1枚にわかりやすくまとめてあった。写真撮ってくればよかった。。。。




3.レフリー/マーカーはフレキシブルに対応していた。

不慣れな人がマーカーを務めた試合があった。コールが覚束なかったので、レフリーがコールを代行し、マーカーにはスコア記録を専念させた。

これは公式ルールではNGだが、だからといってそのままマーカーにコールさせていたらプレイヤーが迷惑を被っていたはず。

ルールを厳守することよりも、「スムースな進行とプレイヤーに気持ちよくプレーしてもらう」を優先したすばらしい対応だと、TEAM KANO流流儀に則り高く評価させていただきますです。




4.ジュニアを盛り上げようという気運があった。


試合に出るわけでもない家元がスプラッシュに行ったのは、一緒に練習しているジュニアプレーヤーの試合を観るためだったのだが、「何故、静岡に?」でしょ。
これ、大会主催者から「静岡のジュニアプレーヤーたちに刺激を与えたいから、出てもらえませんか?」と依頼があったのだ。

大会には何人かのジュニアたちが参加し、その保護者やその他参加者たちも含め、彼女と選手権レベルプレーヤーとの試合を熱心に観戦していた。

また、ジュニアたちは進行ボード記入など大会運営のお手伝いもしていた。広島のジュニアたちのことをこのブログで何度か紹介してるけど、同じものを感じた。




5.主催者は“営業活動”をしていた。


上の「出てもらえませんか?」も営業活動のひとつだけど、大会スポンサーに近隣の美容院や専門学校などスカッシュ関係企業以外の名前があった。
ま、コネだろうけど、それでもそういうスポンサーを探すという努力をしているのは素晴らしい。

 


6.大会パンフレットが秀逸

パンフレット作成や速報WEBページで同じようなミスを何度も繰り返す者は、爪の垢でも煎じて飲むべき。





つまり、大会主催者には「良い大会にしたい!」という意志があったということ。プレーやジャッジングのレベルなんて、その意志さえあればこれからどれだけでも向上していける。


とっても良い大会を観させてもらいました。どうもありがとう。






「うな繁」の天然うな重(4,200円)
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  1. 2009/06/29(月) 20:38:34|
  2. スカッシュ
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ピッツェリア アル・フォルノ@渋谷

ウィンザーラケットショップ渋谷店近くにある超オススメのお店、「ピッツェリア アル・フォルノ」
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カウンター中心の小さなお店(12席?)
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客のスペースよりも、職人が働くスペースを広く取ってる。でもそれも納得できる美味しさ☆




ちなみに上の写真を撮ったのは、中二階のロフト席から。
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美味しさの秘密は、薪窯。ガスよりも150~200℃温度が高いため、カリッと焼けるのだとか。
奥の席だったので焼くとこ見えなかった★
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ピッツッアは全てハーフ&ハーフが可能
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モンテ・ビアンコ(手前)とビスマルクのハーフ&ハーフ 
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前菜類はまあ普通なので、生ハム系のを前菜代わりにするといいと思う。

カリッとしてウマー♪






オルトラーナ&クアトロフォルマッジ
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チーズ系にはハチミツをかけて食べる。これがまたウマイっ☆







ピッツッア・メーラ(スモールサイズ)ジェラート乗せ
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薄くスライスしたリンゴとハチミツ、シナモンのデザート系ピッツッア




とにかく焼きたてがウマイので、4~6人で行って1~2ピースずつ何枚か食べるのが一番美味しく食べられるよ。メディアにはほとんど登場しないけど人気店なので、予約は必至。




実はこのお店、隣に入り口がある立ち呑みの銘店「富士屋本店」が経営している。
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元々が酒屋なので、お酒も充実してるよ。



ピッツェリア アル・フォルノ
東京都渋谷区桜丘町2-3 第二富士商事ビル1F
03-3461-1195
月~金 17:00~23:00(L.O.22:30) 
土   17:00~22:00(L.O.21:30) 
日・祝・第4土休


  1. 2009/06/28(日) 23:20:15|
  2. おいしいもの
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家元プロデュース

モアイが「ひとり歩き」している。


今から1年と少し前、イースター島で「ただ海を見つめていたモアイ」を発掘し、文明社会にイントロデュースしたのは、この家元である。



「モアイは産まれたときから、モアイ」だったのだが、家元に発掘されるまで自分がモアイであることに気付いていなかった。モアイの活躍(?)は、モアイが「モアイとしての自分」に気付くことから始まったのだ。




最近、ちょーしぶっこいてないか?!





ロイヤリティをよこせとは言わない。だが、世間では「お世話になったお礼として『コスプレした女子大生』の1人や2人、家元様に献上してもいいのに」と言われている。

しかし、太っ腹な家元様は見返りなど要求はしない。モアイはモアイの道を歩けばよいのである。





家元様は常に前を向いて歩んでいる。


そんな家元の「今年イチ押しキャラ」が、これ☆





「ツボGO危機一髪(試作品A)」







神奈川選手権優勝でブレイクするかと思われたツボGOだが、その後はイマイチ★


いいかげん都会の絵の具に染まって潜在可能性を開花させてもいいころじゃないかと思う。

期待してるぞっ!


  1. 2009/06/27(土) 07:05:01|
  2. スカッシュ
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アドバイス(4) 信じる力

練習では強いけど、試合になるとサッパリ・・・・という人、いますよね。「どうすればいいですか?」という問いには、

・試合経験を積め
・試合のつもりで練習に取り組め
・平常心で臨め

などが回答として提示されるのですが、「どれもが少しずつ正しく、でも決定打とはなり得ていない」と思います。試合経験がいろんな面で有効であることは間違いありませんが、「たくさん試合にでれば、これが克服できる」の反証も何人か存在します。



そんな中「でわ、家元がズバッと解決してしんぜよう(キラリッ☆)」とできるとカッコイイのですが、さすがにそれは無理★

なので、いくつかある「んー、それもアリかもね」的回答のひとつとして以下を読んでください。




よく「リラックスしろ」と言いますよね。でも、「リラックスしないと罰を与える」という条件でリラックスできる人間はいません。スカッシュではリラックスできないとプレーの精度が上がらない、だからリラックスせねば・・・というのは、すでに文型そのものがストレス負荷的に構文されていますから、その条件下でリラックスするのは困難です。

同様に、「雑念を取り除き、無になれ」ということを強く意識しつつ「無になれる(≒集中できる)」人はいません。



結局、人間は『意識に縛られる』のです。
であるならば、「○○しなければ(あるいは、△△していては)、ダメだ」と思いながらプレーするよりも、ポジティブな意識を持っている方がよりベストパフォーマンスに近づけます。



「自分の潜在的能力を信じている人間は、信じていない人間に比べて、潜在能力が開花する可能性がきわめて高い」とアドバイス(2)で書きました。

この統計的な差異は、潜在能力そのものの差異をはるかに上回るので、結局世の中は「無根拠に自信たっぷりなやつ」がリソースを寡占するということになるのです。 ですよね、玉子さん?

でもまあ、できれば「根拠のない自信」よりも「根拠に裏付けられた自信」の方がいいに決まっていますけど。




『正しいときに、正しい場所で、正しいやり方』で生きている、ということについて確信が持てるならば、そのとき自分がしている動きはベスト・パフォーマンスのはずなのです。オレはこんなところでこんなことやってていいんだろうか?というような疑問を抱いている人間のパフォーマンスが高いということは論理的にありえません。

他の何を措いても、いま自分はこのプレーをするために生まれてきたというような確信をもつことができれば、とりあえず「自身にとってベストのプレー」ができるはずです。



要は「自信を持って試合に臨め」ということです。

したがって、「自信が持てるような練習」をすることが必要です。試合で本来の力が出せない人は、「自信をなくすような練習をしてないか?」チェックしてみてはいかがでしょうか。

「自信をつけさせてくれる」人が基本的に良いコーチです。で、締めるべきときには締める、と。そのバランスが難しいですけど。



自分自身を信じること。コーチや練習仲間を信じること。

この力を味方につけると、強くなれますよ。


  1. 2009/06/25(木) 21:28:21|
  2. スカッシュ
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アドバイス(3) 「強くなりたい!」という姿勢を示そう

強くなるための手っ取り早い方法は、「自分より強い人と練習する」です。これ、王道。

でも「自分より強い人」もまた、「自分より強い人」と練習しようとしています。

このスパイラルを断ち切らないと、原理上「自分より強い人」とは練習できません。




断ち切る方法がいくつかあります。




1.プロコーチのレッスンを受ける

ま、これで解決できますわな。
でもプロといえどもやはり人間。「仕事だから、しゃーない」と「商売度外視しても教えたい!」では、クオリティーが大きく違います。

お金は有効なソリューションのひとつですが、万能ではありません。後者の雇い主(=レッスン生)になるために必要なことを後述します。





2.「教えるのが好きな人」をゲットする

いますよね、教えたがりの人。こういう人を上手く捕まえると良いのですが、気を付けないといけないのは、教えたがりは「良い教えたがり」と「悪い教えたがり」にハッキリ分かれるということです。

「悪い教えたがり」についてはみなさんいろいろご経験がおありでしょうから、説明は省略します。「良い教えたがり」は、ほぼ全て「自身も強くなることに真剣に取り組んだ経験がある」人です。目安としては、「全日本出場経験あり」以上ですね。

もちろん「目安」なので例外は存在します。けど「30くらいある課題の中から、今その人が取り組むべきものをピックアップする」センスと、それを「わかりやすく提示する」能力を有した人なら、全日本出場くらいのレベルに達するのが普通です。そこに達していないということは、そうしたセンス・能力を備えていない可能性が高い。あくまでも『可能性』の話ですよ。

「全日本レベルの人なら、教えるのが上手い」とも限りませんし。




ということで、圧倒的にオススメなのが、これ↓



3.「強くなりたい!」という姿勢を示す

先日、ある「懇親会的要素が多い内輪の大会」がありました。その「内輪のひとり」がエントリーしてなかったので、どうして出ないの?と尋ねたところこんな答えが返ってきました

「あれに出てるのはみんな知り合いだから、『試合の緊張感に慣れる』という私のテーマのためには効果低いんです。だからあれではなく、知り合いがあまり出てない大会にエントリーしてます」




うん。あんたはエライッ!

この方は「将来日本チャンピオンに…」というようなレベルでは全くありませんが、『その人なりの精いっぱい』で強くなろうとしてるのが伝わって来ます。

こういう人には、「支援したい!」という気持ちにさせられます。
「コイツと練習してもオレにはメリットないけど、真剣に強くなろうとしてるし、いっちょ相手してやるか」と思ってもらえます。ずいぶんな上から目線ですけど、上から目線上等!っすよ☆ だって自分より実力が上の人なんですから。下手っぴぃにこう思われたら腹立ちますけど。





実例をもうひとつ。

その懇親会的内輪大会には「新人戦にも出たことないレベル」のカテゴリーがあり、そこでは特別ローカルとして「サーブは2回までOK」が採用されていました。内輪大会のメリットを活かした素晴らしいアイディアだと思います。
そしてこれは、「いいサーブを打てば、新人戦は8割方勝ったも同然!」と日頃主張している家元にはもってこいのローカルルールです♪

「サイドウォールのアウトオブコートラインギリギリ、それもできるだけバックウォールに近いところに当てる」のがいいサーブなのですが、そこを狙うとアウトになるリスクも高い。でもこのローカルルールなら、1本目は思い切ってギリギリを狙うことができます。



「とにかくサーブ命です!」と言い聞かせてきたあるド新人プレーヤーを、「わかってますよね」と念押しして試合に送り出しました。
そしたら彼女、「1本目はミスしてもいいからギリギリを狙う。2本目は多少コース甘くなってもいいからミスしないよう安全に」とサーブを打ち分けていたのです!


素晴らしい♪
彼女には「勝とうとする意志」がありました。「自分がこの試合に勝つためには、何をどうすべきか?」を考え、実行を試みていたのです。もちろんド新人レベルですから「思った通りにプレーできない」ことがしばしばあったのですが、実行しようとする意志が感じられました。


「勝とうとする意志」の有無は、観ればわかります。無い場合、いくら当人が「私は『いいサーブを打とう』と意識してプレーしてました」と言い張っても、目の肥えた人は誤魔化せません。

観ててわかるのだから、一緒にコートに入ってボールを打ち合えば、「一夜を共にした」も同然です。可愛いふりしてこの子、割とやるもんだねと(@あみん)バレちまいます。ブラに入れたパッドなんかもするっとまるっとお見通しだ! 裸でぶつかってこいやっ!!!





・・・・えっと、つまり「勝ちたい!」「強くなりたい!」という気持ち/姿勢の有無は、正確に伝わるということです。

他者はアナタの試合・練習・生活態度などをシビアに観察しています。アドバイス(1)で「自分の潜在可能性を開花させるアドバイスができる人を選べ」と書きましたが、相手もまた同様にスクリーニングしています。向こうは向こうで「コイツはオレが持っている『スカッシュに関するリソース』を分け与えるに値するか?」をみきわめようとしています。

アナタの潜在可能性を開花させるアドバイスができる人の「結婚相手フォルダ」に入れてもらうには、「私は強くなりたいんです!」という姿勢を示すのが最も有効です。



「私が松井千夏より劣っているのはスカッシュのテクニックとフィットネスであり、『勝とうとする意志』・『強くなりたいという気持ち』では負けてないわ!」と胸を張って言えるようになると、アナタを支援してくれる人が自然と寄って来ます。
アナタよりもずっと実力が上で、アナタの潜在能力を開花させてくれる支援者が、です。


「気持ち」に関しては、プロもアマも女子大生もOLも人妻も関係ないのです。




(つづく)



  1. 2009/06/24(水) 21:08:44|
  2. スカッシュ
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アドバイス(2) 簡単なことに取り組もう

先月末から今月初めにかけて、新人~フレンドレベルの方にプライベートレッスンのようなことをしました。内容は以下です。



1.その人の一番得意なショット・上手くできることを指摘する。

2.その得意なショットを打たせる。
  同じところに球出しして、反復練習。

3.やや実戦に近い形で、その得意なショットを打たせる。
  試合で「こういう状況で、これを打てばいいのか!」を理解させる。





「初級者講座」で書いた通り、新人/フレンドレベルは「自分の良いところを、より多く出せた方が勝ち」です。

こう書いたのは、「自分の良いところを試合で出すのは、けっこう難しい」からです。自分の良いところが試合で「出せる:出せない」は、「50:50」くらいが標準でしょうか。しばしば「10:90」だったりします。それが現実です。



これを「70:30」や「80:20」にするためのお手伝いを、プライベートレッスンでしました。というのは、それが「1時間x1日/週くらいのレッスンでできることの限界」だからです。

苦手を克服する、できなかったことができるようになるには、(内容や人によりますが)2時間x3日/週くらいのペースで3カ月~半年かけて取り組む必要があります。それが可能ならば、苦手を克服することに着手してもいいのですが。



新人/フレンドレベルのプレーヤーなら、取り組むべき課題は30くらいすぐ挙げられます。その中で「得意なショットを、試合でより多く出せるようになる」は比較的難易度の低い課題です。

とはいえ、相対評価では難易度低くても絶対評価ではそう容易ではありません。しかしそうであっても、「自分の得意なショットを、試合でより多く出せるようになる」という課題ならば、1時間の単発レッスンでもヒントを与えてあげるくらいはできます。



長いドライブを3本くらい打って相手をコート後方に追いやってから、ドロップを打つと決まる。
この当たり前のことを、実戦で出来るよう身体に浸透させる。

これだけでもかなり難しいことなのです。その人の苦手なところを指摘し、「直すといいよ」なんて言うのは、まあ無責任な人です。直せるかどうかは指摘された人次第であり、言う方はどうなろうと知ったこっちゃない。




自分がするアドバイスに責任を取る気がある人は、極力難易度の低いことを言います。


これ、ホント☆






それに得意なショットを打たせてあげると、「上手くなったような気分」になってくれます。これはとっても大事なことです。

気分だけでなく、(ほんの僅かだけど)上達してるのは間違いありません。「今の私は、ちょっと前の私よりも強い!」は確実に言えます。試合相手よりも強いかどうかはわからないので「だから勝てるよ」とは言えませんが、「だから自信持っていいよ」は言ってあげられる。

「根拠のない自信(@玉子)」ではありません、「小さいけれど、確かな自信」です。それを持たせてあげられる。自分の潜在的能力を信じている人間は、信じていない人間に比べて、潜在能力が開花する可能性がきわめて高いのです。。




まず、クリアし易い課題から取り組むこと。


掲げている目標が「日本チャンピオンになる!」だったら難易度の高い課題にも取り組まなければなりませんが、そうではなければこれでいいのだ。



ってか、これくらいしかできないのですよ。そういうものなのよ。




(つづく)



  1. 2009/06/23(火) 20:14:21|
  2. スカッシュ
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アドバイス(1) 浮気はダメよ

以前「ゲーム間のアドバイス」に関して書いたけど、今回は「練習での」についてです。



アナタが新人/フレンドクラスなら、いろんな人がいろんなアドバイスをしてくれるでしょ。「ここが上手くできていないから、こうするといいよ」って。

それらはいちいちごもっともです。おっしゃる通りその通り。
でもどーすりゃいいのさこの私。「こうするといいよ」って言われてその通りにできるなら、苦労しねーちゅうの!

と家元なら逆ギレするのだけど、みなさんはマジメだからアドバイスされたことにマジメに取り組んでいらっしゃるようです。




でも、「マジメに取り組んだからできるようになる」ってもんでもないです。でしょ?


新人/フレンドクラスの人になら、アドバイスすべきことなんていくらでも…ってことないけど、20や30くらい挙げるのはカンタンです。ちょっとスカッシュやってる人なら誰でも「あー、このコはここがダメだな」って言える。

でもその30くらいの中から、「今、その人に適した」課題はせいぜい3つくらいです。それ以上はやろうとしても無理です。できましぇん。
そして「適切なアドバイスをピックアップし、わかりやすく提示できる人」は限られます。そんなに多くはいましぇん。




「自分の潜在可能性を開花させるアドバイス」ができる人を、“結婚相手を選ぶ!”くらいの意気込みで選びましょう。



これが家元からみなさんへのアドバイスその(1)です。みなさんが浮気者過ぎだからです(笑)





アドバイスしてくれる人は皆、善意から「アナタのためを思って」アドバイスしてくれます。大変ありがたいことです。でもアドバイスしてくれる人全員とは結婚できません。

「この人は!」と思える人以外は「お友達フォルダ」に入れ、大切にしましょう。大切にはするけど、お友達からのアドバイスは右から左に受け流すのが吉。

で、「結婚相手フォルダ」に入れた人(多くても3人までにしようね)からアドバイスされたことに取り組む、と。 欲張ってはいけません。





その(2)ではもちょっと具体的なアドバイスについて書きます。





(つづく)


  1. 2009/06/22(月) 20:02:26|
  2. スカッシュ
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コッテリ旨しお@桃源

土曜日は1日中SQ-CUBEにいたように目に見せかけて、実は桃源@綱島へ。


お店データ等はこれを参照のこと。

※ラーメン類は各50円値上げされたもよう。






コッテリ旨しお(810円)

旨しおとの写真を見比べてもクリームが増量されてるのがわかるよねっ☆

こっちの方が好みだわん♪






夏場は冷やしつけ麺があるようなので、また来なくちゃだわ☆
togen2.jpg






  1. 2009/06/21(日) 18:41:56|
  2. おいしいもの
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Player must win by two points.

「11点先に取った方が勝ち」というルールで私たちはゲームをしているわけです。

ところがスコアが10-10になった時、マーカーはスコアに続いてタイトルのようにコールします。


これは、

「このゲームに関しては、『「11点先に取った方が勝ち』というルールは適用されません。このゲームに勝つためには、プレイヤーは2点差をつける必要があります」

と宣言しているのです。



てな説明はないけど、こうコールしなさいってことがここに書いてあります。



家元が現場にいた範囲では、このようにコールされたのは5月のPSA大会と今日SQ-CUBEで行われた懇親的大会だけ。
JSA主催の全日本U23やJSA公認大会では聞いたことがありませんな。


浸透させるには、「そのコールの意味」を示すことも必要だと思うよ。うん。


  1. 2009/06/20(土) 21:42:41|
  2. スカッシュ
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小向シンドローム

今朝、通勤の電車で前に立ってたオッサンが読んでる新聞に掲載された週刊誌広告の見出しが、家元の目に飛び込んできました。











「ストリップ! 麻生」








・・・・







よく見たら

「ストップ! 麻生」

でした。。。。。


  1. 2009/06/18(木) 22:25:13|
  2. その他
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にしこり

小田嶋隆が「にしこり」について書いていた。

「にしこり」は、ある有名プロ野球選手を表している。



誰だかわかるかな?

以下、引用



正解はニューヨークヤンキースの松井秀喜選手だ。

よく見てほしい。にしこりは、松井選手の顔の上半分になっている。「に」は向かって左の目とほお骨の線、「こ」は右の同じく目とほお骨を、「し」が鼻、「り」が耳を表現している。



  にしこり



どうです? よく見て、にしこりが顔に見えたときの快感といったら無いでしょうが。

さよう。これが「Aha体験」である。あるいはクオリア。わかった時には、血管の中に新しい血が流れる感じがしますね。

こういうものは、本当は人に教えられるのではなくて、自分で発見する方が望ましい。その方が感動が大きい。




次。


 (`~´)

これは、誰でしょう? 分からない?
まあ、仕方がありませんね。これは、あらかじめ知っている人にしかわかりません。それに、レッズファン以外にはあんまり有名じゃないので、わかった後も、感動できるかどうかは微妙です。

正解は、山田暢久選手。口もとがそっくり。私は15分笑いました。




以下、類例をふたつほど。


 (´・ω・`)

山田直輝選手(浦和レッズ)。キョトンとした表情がクリソツ。




 (゜д゜)

遠藤保仁選手(ガンバ大阪)。飄々系の星。チカラの抜けた口の描写が完璧ですね。




一番デキが良いのは、

 、(`ε´)

チョン・テセ選手(川崎フロンターレ)これは、本人も公認。素晴らしく似ています。







チョン・テセなんか、当人を知らなくても似てる!って思えるよね☆



とゆーことで、スカッシュ界でこれができるのは家元をおいて他にない。

作ってみました。





 (∂_∂)ゞ

松井千夏
目が似てるでしょ♪





 、(`_´)

土屋雄二
同じく。 





 (’ー’*)

山崎真結。
小ささが表現できるとなお似てくるんだけど。





 ~(m~-~)σ""

小林海咲

小林父の日記より写真無断転用☆
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 @(o・ェ・)@

前川宏介
ってか、サルw




こーゆーのは「似てると思って見る」ことが肝要なのだ。

さあ、アナタも作ってみよう!





【追加】


゚σ(`~´)

机伸之介

よく見たら山田暢久にラケットとボールを加えただけだったw



  1. 2009/06/18(木) 07:42:21|
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欲望

神戸女学院大学教授の内田樹が書いたことを、家元はチョコチョコつまみ食いしながらパクッたりしてるわけですが。

これはつまみ食いじゃなくそのまま紹介したくなったので、ちょと長いけど引用します。





中高の現場の先生には基本的に「がんばってね」というエールを送ることにしている。現場の教師の士気を低下させることで、子どもたちの学力や道徳心が向上するということはありえないからである。

現場の教師のみなさんには、できるかぎり機嫌良くお仕事をしていただきたいと私は願っている。人間は機嫌良く仕事をしているひとのそばにいると、自分も機嫌良く何かをしたくなるからである。


だから、学校の先生がすることは畢竟すればひとつだけでよい。それは「心身がアクティヴであることは、気持ちがいい」ということを自分自身を素材にして子どもたちに伝えることである。

「気持ちよさ」は知識や技能を持っているので「まことに便利だ」という仕方で表現してもよいし、推論や想像で思考が暴走するのは「ぞくぞくする」という仕方で表現してもよいし、身体の潜在能力が発現して「わくわく」している状態で表現してもよい。

要するに教師自身の心身がアクティヴな状態にあって、「気分がいい」ということだけが確保されれば、初等中等教育の基礎としては十分なのである。子どもは「気分がいいこと」には敏感に反応する。それが子どもたちのそれまでの「気分がいいこと」のリストに登録されていない種類の快感であっても、子どもたちは「気分がいいこと」にはすぐに反応する。

教師が知的な向上心を持っていて、それを持っているせいで今すでに「たいへん気分がいい」のであれば、生徒たちにはそれが感染する。教師たちが専門的な知識や技能を備えていて、そのせいで今すでに「たいへん気分がいい」のであれば、生徒たちは自分もそのような知識や技能を欲望するようになる。


教育の本義は「子どもの欲望」を起動させることである。今の子どもたちが劇的に学びの意欲を失っているのは、教育する側の大人たちが「欲望」の語義を読み違えているからである。

現代の大人たちのほとんどは「子どもの欲望」もまた収入や地位や威信や情報や文化資本という外形的なものでしか起動しないと思っている。だから、「勉強すればいい学校に入れる」とか「練習すれば県大会に出られる」というような近視眼的な目標設定にすがりつく。

だが、本来の教育の目的は勉強すること自体が快楽であること、知識や技能を身に付けること自体が快楽であること、心身の潜在能力が開花すること自体が快楽であることを子どもたちに実感させることである。「いわゆる目標」なるものは、そのような本源的快楽を上積みするための「スパイス」にすぎない。


教師の仕事はだから「機嫌良く仕事をすること」に尽くされると私は思っている。日本の教育がひどいことになっているのは、教師たちが構造的に不機嫌にさせられているからである。膨大なペーパーワークに文科省や教育委員会からの締め付けに保護者からのクレームに勉強どころか基礎的な生活習慣さえ身についていない生徒たちに囲まれて、それでも「機嫌良く」仕事をしろというのが無理な注文であることは私にもわかっている。

でも、そういうときだからこそ「機嫌よく笑ってみせる」ことが死活的に重要だと私は思う。



内田樹の研究室 「人生はミスマッチ」より









「スカッシュの日本チャンピオンになったって、野球やゴルフのように大金を稼げるわけじゃないし・・・・」てなことを言う大人は、「欲望」の語義を読み違えている。「スカッシュが上達する」のは、「ぞくぞくする」ほど楽しい体験なのだ。そして強くなって試合に勝てるようになるのは、「わくわくする」。子どもたちは、本質的にそういうものを欲望する。


先輩・コーチ・強化委員など『大人』の仕事は、「スカッシュが強くなると、こんなに気分がいいんだよ」ということを身を持って示すことなのだ。







「お金がない」
「人手が足りない」
「私以外誰も動いてくれない」
「忙しくて試合にも出られない」

そこがひどいことになっているのは、こんなことばっかり言ってる「機嫌のよろしくない」人間の集まりだからである。


お金の集め方/使い方がトンチンカンなのは、「欲望」を読み違えているからだ。





神奈川オープンの運営や、2005年全日本レポートに携わった人たちからは、「すっげータイヘンで、すっげー忙しかったけど、すっげー楽しかった♪」という声が聞かれたはずだ。

自分で言っちゃうけど、どんなにお金がなくてタイヘンで忙しくても、『いい仕事』をしていれば人は楽しいのだ。とっても気分がいいのである。


そして「機嫌の良い人」のまわりに、人や金は集まってくる。人や金は「機嫌の良い人」が大好きなのだ。

だから6月20日、総会への正会員出席率が惨憺たるものなのは、必然である。


  1. 2009/06/17(水) 07:31:57|
  2. スカッシュ
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6/14 SQ-CUBE

練習ゲームする二人


こんなのが生で観られちゃうお得もあったりする♪


  1. 2009/06/16(火) 07:50:24|
  2. スカッシュ
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めん徳二代目つじ田@御茶ノ水

で、日曜日の朝「鷹匠」で蕎麦を食べてお店を出たのが9時過ぎ。このまま錦糸町に向かうのも芸がないってことで、普段来る機会が少ない本郷近辺を散歩し、さらに歩いてお茶お水に着いたのが10時半ごろ。



まだ開店していない「めん徳二代目つじ田」の前にいるわけですよ。

11時の開店時には10人以上が並んでいた。




魚介豚骨のパイオニアってことで、つけめんを選択
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こんな表示が
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つけめん(880円)
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中村屋@海老名と同じく他店がここの味を標準にしたためインパクトは薄れたものの、やっぱり美味しいものは美味しいな♪




めん徳二代目つじ田
東京都千代田区神田小川町1-1
03-6659-7676
平日 11:00~22:00
土・日・祝 11:00~21:00
不定休


  1. 2009/06/15(月) 07:40:52|
  2. おいしいもの
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鷹匠@根津

U23の1日目は終電で帰ったので、寝たのは3時。



なのに翌日曜日の朝8時、家元は根津にいた。

目的は蕎麦を食べること。「鷹匠」の営業時間は、7.30~9.30/12:00~18:00なのだ。



京都にありそうな店構え





朝8時過ぎなのにこんな表示が
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で、15分ほどで店内へ
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クラッシクが静かに流れる上品な店内なんだけど、客はワイワイガヤガヤ居酒屋のような賑わしさ。




それはお蕎麦だけでなく、
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おつまみ系や
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お酒も朝から提供してるから。
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朝から酒飲んで1日をムダにするなんて、最高に贅沢な休日の過ごし方だと思う☆





でも家元はこの後U23を観に行くので、「深山(いなか 945円)」だけ。
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真面目に手打ちしてることが伝わる、真っ当で美味しいお蕎麦です。

蕎麦湯も美味しかった。蕎麦湯に関しては「藪蕎麦 宮本」よりも好きかも。




こんなお店が朝から営業してて、ちゃんと客が入っているところがいかにも東京っぽいよね。





鷹匠
東京都文京区根津2-32-8
03-5834-1239
7.30~9.30/12:00~18:00
月火休



  1. 2009/06/13(土) 09:10:52|
  2. おいしいもの
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まる玉@両国/浪花屋本店@両国/離宮@錦糸町

先週土曜日はU23を観に錦糸町へ行く前、午前中SQ-CUBEでスカッシュしたですよ。


12時から「チャレンジコート」イベントのちなってぃと入れ替わりだったわけですが、「加納さん、イベント参加しませんか?」と誘われたですよ。



「いや、このあと用事があるから参加できないんだ」



心を鬼にしてカワユイちなってぃの誘いを断ったですよ。




そしたら、






「ラーメン食べに行くんですか?」




って。




普通、「用事がある→ラーメン食べに行く」とは発想しませんて。




なんちゅうか、「心が通じ合ってる♪」とでも言いましょうか。




ええ、行きましたよ。それも2軒。



だってぇ、東京東部にはこうゆう時でもないとなかなか行かないんですものぉ♪






とゆーことで、1軒目は隣駅の「まる玉」@両国






鶏白湯スープ1本勝負のお店。
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まる玉らーめん(650円)
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写真はイマイチだけど、美味しいっす!


次回は「生からし入り」を食べてみよっと♪




らーめん まる玉
東京都墨田区両国2-11-1
070-5201-5690
11:30~14:30/17:30~21:00
日・祝休







せっかくここまできたのだからと、両国駅反対側にある「ら・めん 風」に向かって国技館や江戸東京博物館脇を北上してると、こんなお店を発見!


「元祖 浪花屋本店」
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まったく知らなかったけど、あとで調べたら麻布十番「浪花屋総本家」の兄弟弟子が明治42年に創業したお店だとか。





ちゃんと作ってるね。
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鯛焼き(150円/1匹)
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焼きたてのアツアツということもあり、皮がウマイっす♪ 餡はもちょっと甘さ控えてくれた方が好みかも。






浪花屋本店
03-3623-2667
東京都墨田区亀沢1-24-2
月~金 10:00~18:00 土 10:00~16:00
日・祝休








ということでラーメン連食はあきらめ錦糸町に向かったわけですが、この日は終電まで会場にいたですよ。

ということは当然、夕食が必要なわけでして、






セントラルから住吉方面へ歩いて5分ほどの「麺や 離宮」へ
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住吉駅の方が近いのかな。

到着したときは8人並んでいたけど、並んでいるときに注文を聞いてくれたりとオペレーションしっかりしてるのでそう待たなくてもOK。





スープは魚介豚骨 麺は浅草開化楼
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らーめん(650円)
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かなり濃厚なスープ。これだと、つけめんの方が合うかも。




麺や 離宮
東京都江東区毛利1-18-6
03-5600-0038
月-木 11:30 - 14:00/18:30 - 23:00
土・金 11:30 - 14:00/18:30 - 24:00









ところで試合会場に着いたとき、2回戦で敗退した女子大生から「もう少し早く来てくれたら、私の試合観てもらえたのにぃ」と言われました。


事情を話すと、

「私よりもラーメンの方が大事ですもんねっ★」

と泣かれました。




そ、そんなことないよ。。。。(←「まo〇oもカワイイよ〇oきo」くらいの棒読みで)




  1. 2009/06/12(金) 07:40:35|
  2. おいしいもの
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亡霊 (3)

「今度の模試で30番以内だったら、DSソフト買ってあげるわよ」と言う大人が、「DSソフトを買ってもらえないなら、勉強しない」子供を作り出していることをここで書いた。

「経済的価値があるものと引き替えでないと、子供は勉強しない」と、その大人は考えているのである。



「オレと箱根1泊旅行しようよ。エルメスのバッグ買ってやるからさ」とホステスを口説くオヤジは、「自分の魅力は、金だけ」だと思っている。実際その通りなのだろう。




親が子を育てるのは、「育てると経済的な見返りが得られるから」ではない。人が人を好きになるのは、「エルメスのバッグを買ってもらえるから」ではない。

教育や恋愛の本質には、経済原理を持ち込むべきではないのである。手段として用いるのはアリが、それだけでは成立しない。





金沢で開催された福井裕太のイベントに参加した方は、福井と一緒にスカッシュすることに「参加費(いくらか知らないけど)に見合う経済的価値がある」と判断し、参加費を支払ってイベントに参加した。
これは「経済的活動」である。

一方、同時になされた「福井裕太PSA募金」は性格が異なる。「福井がPSA大会で活躍すること」は、お金を出した人に経済的価値をもたらさない。それでも、お金を出す人はいる。

福井裕太には魅力があり、彼が世界で活躍することは“公益”だからである。公益性があることになら、お金を出す人は(そう多くはないけど)存在するのだ。

今年2月の神奈川オープンでの観戦席料と「感動をありがとう箱」もこれと同様の関係にある。





「(社)日本スカッシュ協会会員募集要項」は、イベント参加料/観戦席料に相当するもの、すなわち「経済行為」しかしていない。「公認大会参加資格やランキングポイントを得るという〈特典〉を用意しなければ、JSAにお金を出してくれる人などいない」と理事たちは考えているからである。




何故彼らはそう考えるのか?

彼ら自身が「〈特典〉がなければ、JSAにお金を出さない人」だからである。「日本スカッシュ発展のためにお金を出してくださいなんてお願いしても、オレたちだって出さないのだから、下々の者がお金出すわけないじゃないか」と考えているのだ。

だから「(社)日本スカッシュ協会会員募集要項」には、「日本スカッシュの発展のためにお金を出してください」というお願いが記載されておらず、ひたすら〈特典〉が強調されている。

「エルメスのバッグ買ってやるから」を言わないと、自分と付き合ってくれる女などいないと思っているのだ。それは、彼ら自身が「そういう女」だからである。




何故私はそう言い切れるのか?

2006年4月3日の常務理事会において「日本スカッシュの発展のためにお金を出します」と意志表示した私に対し、彼らはそうしないことを明言したからである。






亡霊とは「正しく服喪儀礼をされなかったために、甦って災いを為す」死者である。屍は正しく葬礼されなければならない。




  1. 2009/06/11(木) 12:08:56|
  2. スカッシュ
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亡霊 (2)

「正会員が出したお金で、スカッシュの普及・強化を進める」のが社団法人日本スカッシュ協会である。

とはいっても、それだけでは十分に普及・強化活動をしていくには不足だ。



そこで、

①文部科学省、JOCなどからの助成金を得る
②寄付を募る
③全日本選手権、審判講習会などで上がった事業収益を充当する

といったやり方でお金を集めることになる。




もうひとつ方法がある。「賛助会員を募り、会費を得る」だ。

「賛助会員」とは「日本スカッシュの発展のために、お金を出しますよ」という人である。正会員とどこが違うのか?


「正会員」は
・協会を構成する一員であり、
・協会運営に関して「権利」と「義務」を負う
人たちである。



これに対し、「賛助会員」は単に「会員である」というだけで、協会に対して何の権限も義務もない。ただ「お金を出すだけ」の人である。

「自分が出したお金がどうスカッシュの発展に使われたか」に関心を持つ義務はない。関心があっても、何かを議決する権利はない。




以上、「JSAの正会員/賛助会員を募集する」とは、「日本スカッシュの発展のためにお金を出してくれる人」を集めるということである。





さて、「(社)日本スカッシュ協会会員募集要項」をみていただきたい。
ここには「日本スカッシュの発展のために、お金を出してください」という“お願い”が、ひと言もない。

わずかに「準団体会員 募集要項」に「スカッシュを応援し、協会活動を支援していただける事業法人の方が対象です。」という“説明”があるのみだ。
団体・個人ともに、「スカッシュを応援し、協会活動を支援していただける会員になってください」というお願いは、見当たらない。




何故か?

その答えは、「特典」という言葉に求めることができる。




例えば、「個人選手会員」になった人には、以下の〈特典〉が用意されている


1.協会公認大会の出場権が得られます。

2.選手ランキングを得る事ができます。

3.協会機関誌「SQUASH」(年1~2回発行予定★)の無料配布。[1部]

4.協会主催のイベント(コーチ資格認定講習会(レベルT・I・II)、審判資格認定講習会(1・2・3級)、団体戦、レフリー・マーカー講習会、スカッシュクリニック等)への優先的参加ができます。







これは、「協会公認大会の出場権、選手ランキングを得る・・・・」という“商品”を提示しているのだ。それに「6,300円の経済的価値がある」と判断した人が、対価を払って購入する。つまりこれは「経済的行為」なのである。


「(社)日本スカッシュ協会会員募集要項」は、“商売の提案”をしているのだ。「どうですか、そこのダンナ。6,300円払って会員になれば、公認大会に出られて、選手ランキングも得られるんですよ。全日本に出たいのなら必須です。今なら機関誌もオマケで付けちゃいましょう。さあ、買いましょう!」ともみ手して売り込んでいるのである。



私はJSAが商売することを否定しているのではない。「選手登録/ランキング制度」というサービスを提供し、それに対価を払ってもらうことで利益を得ることはひとつのビジネスモデルとして正解だと思う。もうちろん、そこで得た利益を「本来の目的」であるスカッシュの普及・強化に注ぎ込むことが条件だが。

「選手登録/ランキング制度」が、それ単体として存在しているのなら問題ない。スカッシュ界をダメにしているのは、「選手登録/ランキング制度」を協賛会員制度にすり替えていること、そして正会員を募集していないことである。




「特典を用意しなければ、JSAの賛助会員になってくれる人はいない」と彼らは考えている。

「お金を出し、日本スカッシュを発展させることに積極的に関わりたいという情熱を持つ人」を募集していない。




それは何故なのか?





(つづく)


  1. 2009/06/10(水) 07:50:47|
  2. スカッシュ
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亡霊 (1)

読者のほとんどは「社団法人とは何か?」になんて興味がないだろう。でもスカッシュの普及・強化に関心のある人なら知っておくべきことなので、ここらでまた説明しておく。

なお、2008年12月1日より新公益法人制度がスタートしたが、5年の移行期間があり、従来からの団体にとって実質的な新制度スタートは2013年である。よってここでは従来制度に基づいたものについて述べる。

いつものように、わかりやすくするために「本質をザックリ掴む」解説をする。そういうものとして読んで欲しい。




あなたが「日本のスカッシュを強くしたい!」と思ったら、例えば以下のようなことをしようとするだろう

・全国の才能ありそうな若者を強化指定選手にする

・強化指定選手が存分に練習できるよう、専用コートを用意する

・そこに強化指定選手を集める

・海外から優秀なコーチを招聘してフルタイムで雇い、強化指定選手をコーチしてもらう

・強化合宿を実施する

・強化試合を組む


他にもいろいろあるけど、このような強化施策を立案し、財布と相談しながらその中のいくつかを実施していく。そうして本番である世界選手権やアジア選手権に臨むはずだ。こういうのが「代表を強化する」ということである。




では、この代表強化施策を実施するためのお金はどうする?

「代表強化試合を有料観戦にして…」といったことができないわけではないが、日本代表強化を目的とした活動は原理的に『商売』にはならない。個人や私企業に利益をもたらさない。


ただ、WBCの優勝やオリンピックの金メダルが我々に感動や活力を与えてくれたように、「日本人が世界で活躍すること」は不特定多数の日本人にとっての利益、つまり『公益』である。


ある大金持ちが「ほな、ワシが20億ほど寄付するけんのぉ」と設立され、そのお金を基にしてスカッシュの強化など「公益性のある事業」を行うが財団法人である。


残念ながら日本にはそういう大金持ちはいないようである。
そこで、例えば「スカッシュ日本代表を強くするためになら、10万円/年出してもええよ」という人を100人集めたとする。10万円X100人=1千万円/年、このお金で代表強化・ジュニア育成などをしていくという方法がある。
(金額や人数は家元が適当に挙げただけだよ)


「公益事業(=スカッシュの発展など)のためにお金を出す人」を「民法上の社員」と呼ぶ。この民法上の社員の集まりが「社団法人」である。
「社団法人日本スカッシュ協会」とは、「日本スカッシュの発展のためにお金を出す人(民法上の社員)の集まり」である。JSAでは民法上の社員を「正会員」と呼んでいるので、以下この「正会員」という言葉を用いる。


「JSAとは、正会員の集まり」である。

「JSA正会員とは、日本スカッシュの発展にお金を出す人」である。





正会員の中から、上に挙げたような強化事業や普及事業を実際に執行する人を選び出す。それが「会長」及び「理事」となる。
従って「会長」及び「理事」は必ず正会員である。

理事の仕事を補佐する人が「運営委員」。運営委員には、正会員ではない人もいる。



「会長・理事は、日本スカッシュの発展のためにお金を出し、且つ労働力を提供する人」である。





会長や理事の仕事ぶりは、原則年1回の「総会」でチェックされる。「総会」の出席者は全正会員である。

「総会」では、会長・理事から「昨年度はこのようにスカッシュの普及・強化を推進した。今年度はこのようにやっていく計画である」という報告がなされる。

正会員はそれを聞き、「自分の出したお金が正しくスカッシュの普及・強化に使われているか?」をチェックする。 そして「この人たちに日本スカッシュの未来を任せて良いか」を判断する。不可であれば、解任を要求することになる。



審判講習会・資格試験を実施するには、会場費・講師の日当・テキスト代などの経費が必要である。その「実費を、参加者に負担してもらう」というのはリーズナブルだと思う。

だが、実費を大幅に上回る受講料・受験料が設定されていた場合、「それは社団法人としてオカシイのではないか?」と指摘するのが正会員の仕事だ。

審判講習会・資格試験の実施により利益が出ている場合は、「それはどのようにして日本スカッシュの発展に転用されたか?」を追求するのが正会員の義務である。




公益法人にふさわしくない利益を上げていたため検定料の値下げを指導された財団法人日本漢字能力検定協会には、多くの「幽霊評議員(社団法人でいえば幽霊社員/幽霊正会員)」がいた。1度も評議会(社団法人の総会に相当)に出席したことのない評議員である。

漢検協会を牛耳っていた大久保親子にとって「評議会がまともに機能するのは、非常にマズイ」ことだった。そのため、意図的に幽霊評議員を作り出していたのだ。協会運営に意見する人を排除した実例もあったらしい。




さて、これが平成20年度JSA正会員の名簿である。
この中にあなたの知り合いがいたら、尋ねてみるといい。

「あなたは正会員の会費をどれだけ払ってますか?」

「総会ではどのようなことを感じ、どのような発言をしましたか?」



答えに窮する人がいたら、その人のせいではない。「意図的に幽霊正会員させられた」人がいるということである。



(つづく)



  1. 2009/06/09(火) 07:38:59|
  2. スカッシュ
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マナーを向上させるもの

全日本U23準決勝「河野vs宮川」でのこと。

河野のフォアクロスドライブがダウンだったらしい。



レフリーしてた家元が「らしい」なんて無責任なこと言っちゃあいけないのだが、プレーヤーの身体でブラインドになり、ボールがティンを叩くところは見えなかった。レフリーが高い位置から見られない場合、ある程度は仕方ない。ごめんなちゃい。


音やボールの軌道からはダウンとは思われなかったが、宮川はダウンをアピールする。


とほぼ同時に、河野が「ダウンです」と自ら申告した。




河野のこうした姿勢は前エントリーで書いた通りなのだが、追記すべきことがある。


河野の申告に対し、拍手が贈られた。
拍手したのは2人くらいかな? 誰だかわからないけど、バック側で観てた人。



「ナイスジャッジがわかる能力」で書いたのと同様、プレーヤーのマナーを向上させるのは、「このような場面で拍手を贈ることができる人」である。

「あの選手はマナーが悪い」などと匿名で発言する人間ではない。断じてない。


それをここに大書するのである。


  1. 2009/06/08(月) 18:40:08|
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全日本U23 2日目雑感

1日目雑感で「家元は野茂・イチロー容認派」だと書いた。そのフォームがその人に適していて、ちゃんと結果を出していれば、それがその人にとっての「良いフォーム」である。

ただし、それは他者のお手本にはならない。少年野球のコーチをしている人の多くが「子供たちがイチローのバッティングフォームを真似るので困る」とこぼしている。お手本にすべきなのは、松坂大輔や松井秀喜などオーソドックスなフォームの選手である。



河野文平は、スカッシュが強くなりたいすべての人のお手本となり得る。テクバックの早さ、ラケットフェイスの作り方、肩・腰の入れ方・・・・
フォームの「お手本になる度」では、福井裕太や清水孝典よりも上かもしれない。



自らのショットのダウンやアウトを申告する態度も多いに見習うべきところ。
決勝(レフリー:家元)で河野のショットがアウトかインか微妙なシーンがあった。相手はプレー中にアウトをアピール、しかし家元はインと判断した。

その後で(あくまでも「その後で」だよ)、「もしアウトだったら文平が自分で申告するもんな」と納得しちゃった。ラリー終了後に相手から「あれはアウトじゃないのか?」とアピールされたが、自信持って「Ball was good」を言った。


河野がレットプリーズとアピールして、レットかストロークか微妙で「うーん、どっちにしようか・・・」と迷う場面が発生したら、「さっきダウンを自己申告してくれたから、ストロークにしちゃお♪」というようなことがないとは言い切れない。人間だもの(@みつを)

もちろん河野は「そのためにフェアな態度を取っている」わけではないだろう。ただ、フェアネスにはそういうこともオマケとしてついてきたりするのです。


PSAプレーヤーを観てると「いい子ちゃん」では強くなれないという気になるけど、それはまた別のお話。






PSAプレーヤーの「悪いとこだけ真似してる」感が(2年前は)あった若林洋平だが、今回はすっかりそれがなくなった。
いやー、人間って成長するもんだ。昔の評価をいつまでも引きずってはイケナイということを教えてもらいました。グッドプレーヤーです。




成長しているといえば、鈴木一輝。「我慢できる」プレーヤーになった。中学生のころあんなに叩いていていたティンと、おさらばしたようだ。



今回の宮川将には安定感があった。ドライブを中心にラリーを支配し、遠藤共竣にドロップを打たせる機会を多く与えなかった。



堀英陽
若林との準々決勝1stゲーム前半では、タッチショットとドロップへのピックアップが冴えリードした。しかし、しだいにドロップがティンを叩き始めて逆転を許し、敗退。あのプレーを続けられれば、決勝に進出していたかもしれない。








試合進行が大幅に遅れる、「接触があったから、レット」というような判定をするレフリーがいる、全日本ジュニアでの「福井vs清水のエキシビションマッチ」のような『大会コンセプト(強化、普及、懇親など)を感じさせる企画』がなく、ただ試合をこなしているだけ・・・・といったダメ出しはいくらでもできる。

でも、関東学連委員長小林誠ら大会運営に携わっていた方々・プレーヤー・観客はみんな、「スカッシュが好きなんだなぁ」と感じられるいい大会でした。



ずっと会場にいらしゃった潮木さんといろいろ話したのだけど、「やっぱ潮木さんはスカッシュが好き」と改めて伝わるもんね。政治力や資金調達力などの能力はもちろん必要なのだけど、リーダーに必要不可欠で最も大切なのは、『スカッシュへの情熱』なんだよ。



  1. 2009/06/08(月) 12:13:02|
  2. スカッシュ
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全日本U23 結果

影写っちまったよ★

ちっちゃいことは気にするな それっ!わかちこわかちこ♪




男子


ドロー画像はクリックで拡大します。


ほーら、ここを押してごらん♪

いやーん、こんなに大きくなっちゃったぁヾ(>▽<)ゞ



などと独りで言って楽しめばいいじゃないかぁ!








女子
joshi2.jpg



男子プレート
danshiplate.jpg



女子プレート
joshiplate.jpg




  1. 2009/06/07(日) 21:03:07|
  2. スカッシュ
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全日本U23 1日目雑感

1日目に印象に残った選手などを。




・渡辺友樹(東北大学2年)
進行が約2時間押してたこともあって「100%ではないけど、かなり本気」で打ってた河野文平と、ちゃんと打ち合えていた。キャリア1年ちょいでそれができるのって、けっこう凄いことだよ。

反応の早さが素晴らしい。フォームを固めて精度の高いドライブが打てるようになり、展開作りを覚えたらオモシロイ存在かも。




・若林洋平
2年前の関東オープンで観たときは、“悪い意味で、オモシロイ”奴だった。ナントカダイアリーを楽しむ、みたいなカンジ♪ 悪趣味ですね、すんまそん。

この日は、そのオモシロさが消えていた。準々決勝からの相手だと、どーかな?
いや、期待してませんてばw




・梅澤和(順天堂大3年)
ジュニアプレーヤーを二人、どちらもファイナルで下して会場を沸かせた。
プレーとしてはいいのか悪いのかよーわからんが、ギャラリーを楽しませてくれたことだけは確か。




・小林千尋(順天堂大3年)
家元は「野茂・イチロー容認派」なのだ。つまり、「変則フォーム、アリ」だと思う。強ければそれでいいのだ。野茂やイチローみたく結果を出せば、誰も文句は言えない。もちょっと勝って欲しかったな。

ま、マレーシアなんかはかなりうるさくフォームを矯正されるようだし、どのアプローチが正しいのかはわからないのだけど。



とりあえずこんなことろで。




  1. 2009/06/07(日) 03:37:19|
  2. スカッシュ
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全日本U23 1日目結果(途中経過)

女子1日目結果
women1.jpg

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男子1日目途中経過
men1.jpg

若林洋平bt海道泰喜3-0
鈴木一輝bt小林誠3-1




今終電で帰る途中でーす。23時半時点でまだ試合終わってませーん。



サッカー観るつもりだったのにぃ…★






  1. 2009/06/07(日) 00:15:05|
  2. スカッシュ
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目的と手段


よく晴れた日曜日の朝、駅に向かって住宅街を歩いていると、唐突に警官に出くわす。それも3人から5人。

何も悪いことしてないのに、ドキッとする。が、大丈夫。狙いは家元じゃない。ポリさんたちは、歩いている人間には目もくれない。

彼らは待ち伏せをしているのだ。言わば、猟師だ。っていうか、定置網だろうか。




ほら、シルバーのワゴンが網に掛かろうとしている




ポリさんは旗で誘導して路肩に停車させる。で、「右左折禁止ですよ」と言いつつ、切符を切るのである。


「えっ?」

ドライバーはびっくりする。

「そんな標識ありましたか?」



あったのだよ、残念だけど。キミが見てなかっただけで。「7:00-8:30 右左禁止」と看板に書いてあるのだ。



この交差点、簡単に地図を書くとこうなる

zu kanban





ワゴンが左折した先には小学校があり、平日の7:00-8:30には多くの児童がこの道を通る。片側1車線ずつで歩道もあるそこそこ広い道なのだが、ガキんちょどもは歩道からはみ出して歩いたりする。

だから、児童の通学の安全のため、交通事故の可能性を減らすために「7:00-8:30 右左禁止」という交通法規ができた。これは納得できる。




であるならば、警官がすべきことは児童が通学する平日の7:00-8:30、交差点の手前に立ち、右左折してこの道に進入しようとする車を止め、「No, No! 右左折禁止だよ」とドライバーに教え、進入を阻止することである。

だが警察はそんなことはしない。彼らは小学校が休みの日曜日、標識を見逃して右左折したおバカさんを捕まえるべく定置網を張る。もちろん通学の児童などいないのに、だ。





多くの警察官が、世のため人のため世界の平和を守るため、昼夜を問わず汗水流して頑張っている。私たちはそうした警察官に感謝・信頼・尊敬の念を抱いている・・・はずだった。

だが上の例や「時速100kmで走行してもごくあたりまえの広くて見晴らしのよい自動車専用道路(でも制限速度は60km)でネズミ捕りをする」といった卑怯な捕り物を、「だって規則だから。違反してるから」を印籠に警察は行っていることを知るようになる。「何のためにその規則があるのか」「その規則が目指した目的を達成するためには、何をすべきか」が顧みられることはない。

このような「規則の濫用」が、警察への感謝・信頼・尊敬を毀損している。数多くの警察官が、世のため人のため正義のために働いていても。



「警察とは何をすべきところか」
「その規則は、何を目的として定められたのか」

これを考えるのを忘れ、交通違反検挙率という数字を上げることが目的となってしまう。いやな話だ。だがこうしたことは、警察に限った話ではない。




ここで例に挙げた「ライブでの禁止事項の唄」が素晴らしいのは、ドリカムが「何のために禁止事項があるのか」を正しく理解しているからだ。

ライブでの禁止事項は、「アーティストが素晴らしいパフォーマンスを演じ、観客がそれを楽しむ」ために存在する。禁止事項を伝えることで観客の楽しさを損なうのは、本末転倒だ。禁止事項は「目的」を達成するための「手段」である。それがいつのまにか「禁止事項を守らせること」が「目的」になってしまうのだ。

我々は往々にして「規則を守らせる立場になると、本末転倒をしでかす生き物」なのである。





スカッシュのルールは、プレーヤーが「フェアに、(できるだけ)安全に、楽しくプレーする」ために、また観客が「そうしたプレーを観て楽しむ」ために存在している。「フェアに楽しむ」ことが目的であり、ルールはそのための手段・道具のひとつである。

だからTEAM KANO流では、レフリー・マーカーの仕事を「プレーヤーが気持ち良くプレーするのをお手伝いすること」と家元が流儀で定めている。決して「ルールを守らせる」のがレフリー・マーカーの使命ではない。



「何でそんなことしなきゃいけないの?」と問われて、「それがルールだから」と答えるヤツは思考を停止している。つまりバカだ。そりゃ尾崎だって窓ガラス壊して回りますよ。


だから学生に「コーチングをローカルルールで認めてしまえ」と言っているのだ。あれは「ルール違反であること」を除けば、素晴らしい文化だと思う。まさしく、「フェアで、楽しい」。

「オフィシャルルールではNG」をちゃんと認識し、「学生主催大会以外に持ち出さない」ことを誓約して、ドンドンやっちゃえばいい。



大切なのは、「目的を見失わない」ことと、「道具(手段)を正しく使う」ことである。包丁に合わせた料理をつくるのではなく、つくる料理に合った包丁を用いるのだ。






村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチは、「壁と卵」の比喩で話題になったが、家元は最後のシステムに関する記述があのスピーチの白眉だと思う。

紹介しよう



ぼくたちは皆、国籍・人種・宗教に関係なく、ひとりの人間です。「システム」と言われる堅固な壁に直面している脆弱な卵です。どうみてもぼくらに勝ち目はありません。壁はあまりに高く、強固で、冷酷な存在です。ぼくたちが勝利を手にするためには、ぼくたちの魂はひとつひとつかけがえのないものであることを信じ、その魂を繋ぎ合わせることで力を得ると信じることが必要です。

考えてみてください。ぼくたちは皆、実体のある、生きた魂を持っているのです。「システム」はそんなものではありません。「システム」がぼくたちを営利のために利用するのを許してはいけません。「システム」に自己増殖を許してはなりません。「システム」がぼくたちをつくったのではなく、ぼくたちが「システム」をつくったのですから。

これがぼくの言いたいことのすべてです。

(家元訳)






[原文]

We are all human beings, individuals transcending nationality and race and religion, and we are all fragile eggs faced with a solid wall called The System. To all appearances, we have no hope of winning. The wall is too high, too strong--and too cold. If we have any hope of victory at all, it will
have to come from our believing in the utter uniqueness and irreplaceability of our own and others’ souls and from our believing in the warmth we gain by joining souls together.

Take a moment to think about this. Each of us possesses a tangible, living soul. The System has no such thing. We must not allow the System to exploit us. We must not allow the System to take on a life of its own. The System did not make us: we made the System.

That is all I have to say to you.






そう、ぼくたちがシステムを創るのだ。
システムに自己増殖を許してはならない。本来の目的を見失ってはならない。




Take a moment to think about JSA. Each of us possesses a tangible, living soul. JSA has no such thing. We must not allow JSA to exploit us. We must not allow JSA to take on a life of its own. JSA did not make us: we made JSA.

That is all I have to say to you.




“目的”は「日本のスカッシュを発展させること」であり、社団法人化はそれを実現するための“手段”だったはずなのだ。




  1. 2009/06/05(金) 19:18:36|
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ナイスジャッジがわかる能力(2)

3月の全日本ジュニアで、こんなことがあった。


その日家元は、朝イチから5試合くらい続けてレフリー、またたレフリー・マーカーのフォローを務めた。で次の試合、レフリーは大丈夫だと思える子で、マーカーはその子のコーチが「できます」と言うので任せ、ちょと休憩した。

しばらくしてそのコートに戻ると、1stゲームをA君が4-1くらいでリードしている。「マーカーの声が小さいな…」と思いながら何となく観てたら、どうもスコアがおかしい? A君がリードしてたはずなんだけど、どうしたわけだかB君がリードしている。。。。?


A君の母親らしき人から「スコア間違ってますよね?」と言われ、「うーん。なんかそうぽいですね」と曖昧に答える。

「私、大会本部に言ってきます」と母親らしき人がその場を離れているうちに、B君が勝ったことで1stゲームは終了。ゲームが終わったことを告げられた二人は「えっ?」という顔でコートから出てきた。プレーヤーはマーカーの声が小さすぎるので聞き取るのを諦め、自分たちでスコアをカウントしていたのだ。

そこに大会役員が到着して事情を説明。結局1stゲームラブオールからやり直すことになり、家元はマーカーをしながらレフリーのフォローをした。



本来スコアの確認はレフリーの仕事なので、この件の責はレフリーにあるのだけど、まあ現状ではマーカーのミスと言っていいだろう。マーカーしていた子を隣に座らせ、家元はこう言った。

「スコアを間違えたのは気にしなくていいよ。でも次からはプレーヤーに聞こえるよう、大きな声でスコアをコールしようね」



プレーヤーには大変申し訳ないが、スコアを間違えたのはその子を責めるようなことではないと思う。だがコールの声の小ささはいただけない。普段から「プレーヤーに聞こえる声でコールする」という意識を持っていなかったのだ。この件では、コールがプレーヤーに届いていれば、途中でスコア間違いに気付くため事態はここまでややこしくならなかった。





「レフリー・マーカーは、プレーヤーに聞こえるよう大きな声でコールする」

これはあまりにも常識すぎて、その重要性を強調する人は(家元以外には)あまりいない。でも実態は、特にレフリーでこれができていない人が多い。



この実態を改善するのは、多くの人が「プレーヤーに聞こえるよう大きな声でジャッジをコールする人は、グッドレフリーである」と認識し、その人を「ナイスジャッジだ」と称賛することである。

「レフリーの技量が低い。何とかせねば」と感じるなら、「レフリーのモチベーションを上げ、より高いパフォーマンスを引き出す」ことを考えるべきだ。



家元はレフリーを務めた後で、大根田芳浩クンに「ナイスジャッジでしたよ」と言ってもらえたことがある。その試合、「加納さんはレットと判定したけど、僕だったらストロークにしたかなあ・・・」と彼には感じられたシーンが皆無だったわけではないと思う。それでも試合全体を通したジャッジングやゲームのコントロールをトータルで判断して「良し」としたのだ。彼には「ナイスジャッジがわかる能力」が備わっているのである。



この試合でのコレクションに関して、試合後Y井クンが「あれは“勇気あるコレクション”でしたね」言ってくれた。Y井クンも私のジャッジング全てに納得したわけではないだろう。それでも、スネルの抗議の内容が聞き取れた彼は、あのコレクションによってその後のゲームコントロールが軌道修正できたことを評価してくれたのだ。



もし彼らが、「加納さん、あれは間違いだよ」と言ってきたら、私は素直にそれを聞くだろう。彼らの主張に100%賛同するかどうかはわからないが、少なくとも真摯に耳を傾けようとする。





批判が生産的であるためには、さまざまな条件をクリアしなければならない。生産的な批判がなされるのは、極めて稀だと申し上げていいだろう。

一方、「生産的称賛」は割と容易い。称賛すべきものがわかる能力を備えさえすれば、後はそれを称賛するだけだ。だから私はここで様々なGOODを紹介しているのである。

日本のスカッシュ界において、質・量ともに「最もGOODを発信している」のはこの家元だと自負している。





BADなことに関しては、直接当事者に言うか、何も言わないのどちらかにしている。

それでも希に私がこのブログで批判するときは、「直接当事者に言ったが、埒があかなかった」ケースだと思っていただいて構わない。それはかなり危機的状況にあるものだということである。




  1. 2009/06/04(木) 07:28:59|
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暇を持て余した神々の遊び

「私だ。」







「オマエだったのか。」





















元ネタはこれ




  1. 2009/06/03(水) 00:57:50|
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和風つけ麺 轍@神泉

というわけで、意地で行ってきましたよ「和風つけ麺 轍」

これで3日連続ラーメンですけど何か?




店内は清潔で接客も気持ちいい。
wadachi3.jpg
「ちゃんとしたものを提供しよう」という意志が伝わってくる。




こんなのあるんだね。
wadachi4.jpg






つけ麺(800円)+大盛(100円) 普通が300gで大盛りは450g
wadachi2.jpg
“ガツンとくる”タイプではなく、優しい味。家元は「もっとわかりやすい味」の方が好み(「ふくもり@野沢」とか、「しんの助@戸塚」とか)だけど、さすがにおいしい。スープ割り飲むと、ちゃんとした鰹節を使っていることがわかる。

「多賀野@戸越公園」系と言えばわかる人にはわかるかな。美味しかったです。





和風つけ麺 轍 (わだち)
03-3461-2088
東京都渋谷区円山町16-8
11:30~15:30(L.O15:00)
17:30~25:00(L.O24:30)
(スープ切れ終了)
日・祝休



  1. 2009/06/02(火) 07:43:10|
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らーめん中村屋@海老名

高座渋谷にあったころに何度か行ったが、海老名に移転してから未訪問だった「中村屋」へ。サティ駐車場の建物の1階にある。



日曜日の12時半、お店の外には10人程度の列。店内にも6人くらい待っていた。
nakamuraya1.jpg
でもオペレーションが良く、15分で着席。食べ始めまで計20分くらい。接客も感じいい。





ラーメンの技法を用いたイタリア料理風コース(1万円くらい)を出していた「中村屋エッセンス」だったお店をそのまま利用。カフェ風のオープンキッチン。
nakamuraya2.jpg
この日店主はいなかった。







「上中村屋 塩(980円)」を真空平打ち麺(+50円)で注文。
nakamuraya3.jpg






ここのを参考にしたお店が増えたためインパクトはそうないが、さすがの美味しさ。
nakamuraya4.jpg
具もそれぞれしっかりしてて、且つ麺やスープを邪魔しない。


立川「鏡花」の醤油、町田「胡心房」の味玉らーめんと共に、安心してオススメできるラーメンです☆
ルネサンス海老名に近いので、練習・試合の前後にゼヒ!




中村屋
046-233-7278
神奈川県海老名市中央2-5-41 サティ立体駐車場1F
平日11:00-14:30/18:00-21:00
土日祝日;11:00-15:00/17:30-21:00
(但しスープ終了次第営業終了)
水休


  1. 2009/06/01(月) 07:54:25|
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