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TEAM KANO戦記

美味しそうなこと、オモシロそうなことに必要以上に情熱を注ぐ人たちの記録です。スカッシュについても思いついたことを書いてみようかと。 パスワード希望の方は、実名フルネームを明記してteamkano@gmail.comまでメールしてください。

営業活動、強化施策

サンセットブリーズ保田で日韓合同合宿が行われている
この施策が始まった当初は、費用の全額が文部科学省の助成金で賄われていたのだが、現在は全額ではないことがJSAの収支計算書から理解できる。絶対額も減少傾向にある。

JSAは、文部科学省に対する“営業”をしているのだろうか?
営業とは、この合宿に文部科学省の担当事務官を視察に招き、合宿の意義や文化交流に繋がっていることをアピールするようなこと。サンセットブリーズという素晴らしい施設を紹介するのも意義がある。「この企画には税金を投入する価値がある」と思わせ、もっと多くの助成金を引き出すのだ。

スカッシュを体験してもらうのも良いだろう。担当事務官の方は、TVで松井千夏選手を知っていた。今回松井選手は参加してないが、機会を作り松井選手と一緒にコートに入り、その様子を撮影した写真をサイン入りでお渡しする。
公務員なので接待は受けられないが、これなら「管轄する社団法人の担当事務官として正当な仕事の範囲」のはずだ。

こうした“営業活動”をしていないのであれば、それも助成金が減っている原因ではないだろうか。





インターポートマッチ
これは結果をどうこう言う試合ではないので、それは問わない。


昨年末の男子世界選手権や先月のアジア選手権で代表監督・コーチが得てきたものは、この合宿でどのように活用されているのだろう。
日韓合同合宿は、フル代表にとって試合以外で唯一の強化施策である(これ以外何かしているのであれば、ぜひご教示願いたい)。ここで代表(候補)選手にフィードバックしないで、どこでするというのだ?

監督・コーチが、世界選手権・アジア選手権で得たものをその後の代表強化施策に活かせないのであれば、彼らは代表派遣に同行する必要はない。同行するのはコンディショニングトレーナー、(日本語的意味の)マネージャーが良い。


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  1. 2008/03/28(金) 07:52:15|
  2. スカッシュ
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オステリア・ダ・ピエリーノ @北新横浜

SQ-CUBE近辺のイタリアンといえば、サイゼリヤ!

だけではないのである。新羽高校方面にズンズン進むこと15分、周囲に商店がある気配をまったく感じさせないところで路地に入ると、忽然とその店が現れる


「オステリア・ダ・ピエリーノ」 商売する気があんのか?という立地。


店内はシンプル。オープンキッチンにはシェフが一人。接客は奥様らしき人が一人。
PIE2.jpg



ランチコースは3種類
ランチA サラダ+パスタ+飲み物 (\1,575)
ランチB 前菜+魚又は肉+飲み物 (\2,415)
ランチC (\3,675)

ランチAにしてみる。

サラダ
PIE3.jpg

このサラダ、“ただ者ではない”。野菜が力強いのだ。
鎌倉の指定農家から仕入れているとのこと。


ホウレンソウと挽き肉のトマトソースのパスタ
PIE4.jpg

このホウレンソウも自己主張してる。
パスタはちょうど良いアルデンテ。「固茹で=美味しい」と勘違いしてる人が多いけど、固けりゃいいってもんじゃない。ここは美味しい固さをわかってる。



手長エビのトマトクリームソースのパスタ(+630円)
PIE5.jpg

野菜に比べると素材の力強さは感じられないが、充分美味しい。



ドルチェを追加(+525円)
PIE6.jpg

これは普通。


こんなところにこんなお店がっ?!なインパクトは大きい。
徒歩で行って入れなかったら他に選択肢はないので、予約は必須ね。



オステリア・ダ・ピエリーノ
横浜市港北区新羽町1395 KAMEMOTO BLDG
045-545-5509 11:30~14:00 18:00~21:00 水休
  1. 2008/03/26(水) 12:56:13|
  2. おいしいもの
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AGARTHA(アガルタ)@北新横浜

ビバ、代替機!





予定通りW-ZERO3は入院したけど、代替機で同機種をゲットしたので、書くのはOK。

でもせっかく春休み宣言したので、ミクシイでやってる手抜き日記的なのをアップしちゃおっと。

で、第1弾は神奈川オープン時のネタで書きかけだった焼肉店、「AGARTHA(アガルタ)」を。






ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」を模した店内、ジャック・スパロウ風コスプレの店員。

そんな店の焼肉、美味いはずが…






あれっ?







けっこうイケる?!





そうなのだ、一般論でいけば美味しくない店のはずの「AGARTHA(アガルタ)」は、結構イケる。先入観のせいかもしれないけど。



お店の方は美味しいよとオススメするほどでもないけど、神奈川オープン開催時SQ-CUBE駐車場で売ってた焼肉弁当(お茶付き600円)は自信を持ってオススメできる



家元は2日目に食べて気に入ったので、3日目は2個食べた。買うとき「これ、美味しいですね」と話し掛けたら、「いや~、儲け度外視してますからね」とのこと。
やっぱりね、商売重視でやってたらあんなに安くはできないはずなのだ。

とゆーことで、次回販売時も同じクオリティの弁当が提供される保証はないけど、試してみる価値はあるぞ。


神奈川オープン、2回戦のアロン戦で根性のピックアップをみせ勝利をもぎ取ったもののケツを痛め、次の準々決勝ではタケにボコられたタヤマ選手はこの日の夜にこんなことを書いているくらいなのだ


>傷ついた心を癒す為にチャーハン、モヤシラーメン、焼肉弁当2個を食べました。





AGARTHA(アガルタ)
〒223-0059 神奈川県横浜市港北区北新横浜1-2-1 CAM・FORA201
045-547-4187  火~土 17:00~24:00、日・祝 11:30~24:00 月休
  1. 2008/03/24(月) 18:35:04|
  2. おいしいもの
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それでいいんかい?!

春休みとか言いながら更新してる貧乏症のイエモトゥーです。いやさ、ひとこと物申す必要を感じてね。



JSAのサイトに先日アップされた<競技委員会からのお知らせ>の中に、こんな項目がある


2.公認審判員(公認レフリー2,3,4級)について

公認審判員は、公認大会のレフリングを年5試合以上行い、大会主催者より確認のサインを得る事になっています。
これまで対象となる大会は、公認大会の本戦のみとレフリーカードに書かれていますが、平成20年4月1日より下記の試合も対象となります。


このあと細々とした規定が続く。



これはこれでいい。だがその前に規定すべきことがある。

「競技委員は公認大会の準決勝・決勝のレフリングを年10試合以上行う」

てなことだ。そうでないと、示しがつかない。「審判に文句言うなら、オマエやってみろ。やりもしねぇで文句たれてんじゃねぇぞゴルァ!」と同じ理屈だ。


同様に、「選手強化委員会の<アクションプランプロジェクト>担当者は、対象選手の試合を年20試合以上視察する」や、「理事は公認大会を年5大会以上視察する」といった類の規定も設定すべき。

そうでなければ、いくら能力・やる気があってもその責務をまっとうすることなどできないからである。

  1. 2008/03/21(金) 10:24:26|
  2. スカッシュ
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サルでもわかる

だぁ、もぉ春休みにするって言ってんのにnonoったらこんなコメントするもんだから、また更新しちまったぢゃないか。

WSF(世界スカッシュ連盟)のサイトからルールは全て読んでたけど、このガイドラインやその他はチェックしてなかったよ。これ、ワンダホーだよ。これぞ競技を統括する組織の仕事だ。
「スカッシュ普及を目的としていながら、あんな出来そこないのルールブックを有料で販売し続けてる団体」はちょっとでも見習うべきだな。



特にオモシロイのが、これ

AN IDIOTS GUIDE TO THE NEW RULES
by Ted Wallbutton

これは2001のルール改訂時に書かれたものらしい。「サルでもわかる新ルールガイド」ってなニュアンスかな。こんなお茶目な文章載せてるとは、WSFもなかなかやるのぉ♪

一部を紹介しよう。


ルールを詳しく理解してない一般プレーヤーのキミ(でしょ?)のために、「サルでもわかる新ルールの改訂ポイント」をお届けしちゃお♪


プレーの続行
「レットのアピールによる中断が少ない、最高のスカッシュ」がみんな観たいのだ。新ルールはそれを目指してる。レットを得るには「ボールに追いつきプレーを続けるための最大の努力」が要求されるのに加え、妨害が小さい場合はレットは与えられないんだ。
ボールへの視界が確保され、ボールに追いつきプレーを続けることができる場合は、妨害や接触があってもプレーを続けなければならない。もし止めたら、ノーレットだ。
ジョナ・ロム(家元注:ニュージーランドの有名ラグビー選手)が相手選手5人を引きずりながらトライを決め、8万人の大観衆がそれに熱狂するところを観れば、ボールへ追いつくために相手を押しのけるくらい何でもないと思えるだろ。

もひとつ嬉しい改訂ポイントがある。相手がウィニングリターンを決めようとしているときにキミが邪魔をしたら、相手にストロークが与えられるのさ。これでボクは2、3点得するね。




こうゆうくだけだ文章って、日常的に英語に接していないと訳すのムズカシイのだ。大胆に意訳したので、間違ってたらご指摘よろしく。




[追記]
翻訳の最後の2文に関して、こんなのどうでしょう?とコメントでいただいた

もうひとつ素敵なルール改定がある。ウィニングリターンを打とうとしている相手の邪魔をすると、相手にストロークが与えられる事になったんだ。ということは、僕はこれで(このルールのせいで)2,3点はとられるってわけだ。

なるほど、“There go xxx for me.”は、「僕のxxxがどっかに行ってしまう」ってことね。この方がしっくりくる。採用させていただきます。toriさん、ご指摘ありがとうございます。

このように間違いを訂正したり、良いアイディア・提案を即採用できるのがネット時代の素晴らしいところ。これに乗れる人とそうでない人の格差は広がる一方なのだ。

ルールとその活用ガイドラインこそ、ネットで公開していくの
にふさわしいコンテンツなんだよ、アンダスタン?

  1. 2008/03/19(水) 06:34:20|
  2. スカッシュ
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ぎゃぼー

(↑タイトルはのだめの声で読んでください)


W-ZERO3の調子が悪いのだ。

タッチパネルが効いたり効かなかったりなのだ。

たぶんまた修理=代替機なのだ。

E-モバ+EEE PCにしちゃうかぁ?


ま、神様がちょとお休みしなされと言ってくれてると理解しよう。

神奈川オープンネタでまだ書いてないのもいくつかあるんだけど、ちょと春休みにします。

気が向いたらてきとーに更新するから、金麦冷やして待っててねー!
  1. 2008/03/18(火) 07:41:22|
  2. その他
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審判の能力(2)

1stゲーム後のインターバル、90秒が経過しタイムのコールが掛かってもコートに入っていないプレーヤーに対し、審判はコンダクトゲームを宣告。
ルールで規定されている90秒を1秒でも過ぎてコートに入っていないプレーヤーは、次のゲームを放棄したとみなす



ゼロックススーパーカップでの家本主審のレフリングを、やや誇大してスカッシュに例えるとこんな感じだろうか。
判定そのものは正しい。90秒を過ぎてもコートに入らないのはルール違反だ。ルール違反を犯したプレーヤーには罰則が与えられるのが当然。それを見過ごすのは審判の過失である。

しかしこれが“やり過ぎ”だというのは同意いただけるだろう。「コートに入ろうとドアに手を掛けた時点でジャスト90秒、ルール違反なので即罰則」と厳密にルールを適用すべき場面ではない。「早くコートに入りなさい。次のインターバルでも90秒を超過したら、コンダクトストローク取るよ」と注意を与え、ルールを順守させるよう仕向けるのが適切だ。
イエローカードやレッドカードを出さないと審判の威厳が保てないというなら、その人には元々威厳など備わっていないのだ。


もちろん、厳密にルールを適用すべき場面もある。審判には「どこででルールを厳密に適用し、どこを流すか」を的確に判断し使い分ける能力も必要になる。そんな曖昧さを許したらダメ!という人は、家本政明氏のような人に審判をお願いするといい。90秒を1秒でも過ぎたらレッドカードだ。


審判の能力を話題にするとき、『判定の確かさ』のみに集中してしまいがちだが、それ以外にも注目すべきところがある、それはゲームをコントロールする能力である。

では、どうすればそうした試合をコントロールする能力を身につけることができるか。最近お気に入りの岡ちゃん語録がヒントを与えてくれる。サッカー日本代表監督の岡田武史氏が横浜Fマリノス監督時代、以下の言葉を残している


ウチのチームは確かに退場者が多い。いったいなぜかと思い、全試合の退場シーンをビデオで見返したところ、本当にファールの場面は4つしかなかった。つまるところレフェリーがおかしいということだ。日本の場合、少しおかしなジャッジがあって、身振りなどで抗議するとすぐ、カードが出る。ゲームをコントロールするにあたって、ゆとりがまったくないからだ。レフェリーは悪法も法なりで裁く裁判官じゃない。お互いにいいゲームを作り出す仲間だと思っていたのに、今は敵だと思うようになってしまった。





プレーヤーとレフリーは本来、「一緒にいいゲームを作り出す仲間」なのだ。チームメイトのフォワードにシュートしやすいパスを出すミッドフィルダーの気持ちで、レフリーはプレーヤーに接すれば良い。犯罪者を取り締まる警察官、被告を裁く裁判官ではない。


具体的には以下に留意すると良いだろう

・大きな声で、プレーヤーに聞こえるようにコールする
・「アウト」や「ノットアップ」と判断したら早く、できればプレーヤーがアピールする前にコールする
・プレーヤーが何についてアピールしているのか、的確に理解する
・「なぜレットなんだ?」などに対して、「こう判断したからだ」と説明する


これらが上手くできれば、プレーヤーは「この審判、ちゃんとしてるな」と思ってくれる。信頼が得られるのだ。そうなれば、ダウンなどを自己申告してくれたり、微妙な判定でも「まっ、しょうがないか」となる。
信頼できる仲間に対しては自分のちゃんとしなければならないし、寛容にもなれる。審判のミスも、「次はミスすんなよ」ぐらいで許してもらえるのだ。一緒にいいゲームを作り出す仲間の意識があれば、そうなる。


実はこの1年くらい審判をするとき意識して私が実践していることがある。試合後プレーヤーがマーキングシートにサインするとき、必ずマーカーの横で立ち合うのだ。こうすることで、プレーヤーに対する敬意を表しているつもりだ。
そしてプレーヤーに「おつかれさまでした」と声を掛ける。たまに「アピールの少ない、いいゲームでした」と感想を言うこともある。仲間なのだから労をねぎらい、お互いを称え合うのが自然なのだ。


試合後、プレーヤー同士は握手する。しなければならない、とルールで定められているわけではない。お互いの健闘を称え合っているのだ。日本には日常生活で握手をする習慣があまりないから照れてしまうが、プレーヤーから握手を求められるような審判になりたいと思う。
  1. 2008/03/17(月) 07:15:47|
  2. スカッシュ
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画像に癒される

週末はYO2の療養に専念のイエモトゥーです。


画像に癒されるっての、あるよね。
例えばこの動画↓
「Where the Hell is Matt?」

富士山や京都ではなく、かといってアキハバラでもないところがセンスだねぇ。なーんか好きなの、これ♪





マイミクの方は、イエモトゥーがこのコミュニティに入ったのに気付いただろうか
「うふふ~♪いぇい♪」

コミュニティ自体はどーってことないけど、このトップ画像には癒されるのぉ♪わかりやすい癒しだね。






わかりやすいといえば、これ







人間って、単純にできてるんだなぁ(みつを)








顔文字に癒されたりもする。



[空室] 今夜は帰さないよ( ̄ー ̄(--*)ポッ・・・


[満室] 高いわここ (;--); ̄_ ̄)ゴメン満室だった・・・
  1. 2008/03/15(土) 11:27:39|
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YO2

タイトルは腰痛をラップっぽく表現したYO! メーン☆






背筋を伸ばしてるときはOKなんだけど、かがんだり腰を捻ったりすると痛いのよん★


とゆーわけで、「背筋を伸ばしたままトイレでオシリを拭く方法」知っている人、キャモーン!
  1. 2008/03/14(金) 12:02:01|
  2. その他
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緊急特番 そ、それは!?

今朝家を出る前、急に腰が痛くなった。

ギックリ腰?



かがんだり座り立ちすると痛いけど、歩くのはOKだったので、とりあえず仕事にでかける。


でも仕事してるうちにだんだん痛さが増してきてガマンできなくなり、いろんな仕事を放っぽり出して早引け。

行きつけの整骨院へ向かう。







「あー、骨盤やってますね」




処置とテーピングー!で多少マシになる。




「変な力がかかちゃったんですかね?」


先生に聞いてみた。






「いえ、







代謝が落ちてるせいですね」







それって、老衰?  _| ̄|○



いろんなものを放っぽり出して、寝ます。
  1. 2008/03/13(木) 22:06:25|
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審判の能力(1)

鹿島に「家本主審の笛」!2―0から逆転負け…ゼロックス・スーパー杯



また混乱 家本主審にJも困惑



鹿島“家本判定”めぐり意見書提出



川淵キャプテン「家本主審にも問題」




家本主審を一定期間担当から外す スーパー杯の判定問題で








でえええーいっ!





これは3月1日のゼロックススーパーカップ 鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島の主審を務めたJリーグスペシャルレフリー家本政明氏のことであって、家元のことぢゃないのだよ。わかっとるね?!


この試合、鹿島2-0でリードした後半30分から広島が久保のPKなどで追いつき、PK戦4-3で勝利したのだが、イエローカード11枚、レッドカード3枚という荒れた試合だった。
主審が一昨年レフリングに問題ありと研修を命じられた家本氏だったこともあり、騒ぎが大きくなってしまった。

鹿島サポーターからの家本氏の評価がボロカスなのは当然として、広島サポーターの見解は概ね「久保がPKを得た判定は誤審(相手のファールではない)、他は妥当か微妙(審判によってイエロー出したり、出さなかったり)」といったところ。



日本サッカー協会審判委員長の松崎康弘氏は「判定は正しかった」としながら、こう述べている


その一方、主審のゲームコントロールはいただけなかった。
前半12分に鹿島のDF岩政に警告したときの対応の悪さが、ことの始まりだった。
主審は不安そうに副審の方を見つめるなど、動きから判定の確信のなさが伝わってきた。
それ引きずり、その後、せっかく良い判定をしても選手に納得されることがなかった。
観客も審判に不信感を持った。最悪の流れになってしまった。
この試合、判定に対する異議で警告が2度、審判への侮辱で退場が1度あった。
許されない行為だが、選手がそんなことをしなくてすむように導くのがプロの審判の技術。
毅然とした態度を持ち続けることや適切な選手とのコミュニケーションが足りなかった。



朝日新聞 松崎審判委員長コラム第3回目
「スーパーカップ 判定良し、対応にまずさ」




PK戦では鹿島のGK曽ヶ端がシュートを止めながらやり直しとなったケースが 2度あった。これはキッカーが蹴る前に曽ヶ端が前に動いたためであり、ルール上はやり直しが正しい。でも、このルールを厳密に適用しない審判もいる。
1回目のやり直しの時、「キミが前に動いたからだよ」と審判がGKに説明し、GKも「ヤベェ、気をつけなきゃ」と納得していれば2回目のやり直しは発生しなかったはず。荒れた原因は判定そのものではなく、審判が選手とコミュニケーションを上手く取れず、信頼を得られなかったことだというのだ。


この件はスカッシュのレフリングにもいろんな示唆を与えてくれる。判定の確かさはもちろん大事。でも、それ以外にも審判には必要とされる能力があるということだ。


長くなったので、次回へつづく。
  1. 2008/03/13(木) 10:27:15|
  2. スカッシュ
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オメエは株主、もしくは経営者かっつーの!

「ブログをもっと活用し、広報活動を積極的に行うべきである。長期間更新しないなどというのは、怠慢である」

上記の指摘を、株主が経営者に対して、あるいは経営者が広報担当者に対してするのであれば、まっとうな意見だ。


株主(出資者)でも経営者でもない者がした場合、それは“よけいなお世話”である。ま、善意から出たおせっかいってのもあるけど、おせっかいには違いない。
意見が言いたいのであれば、出資するか経営に参加すべきなのだ、アンダスタン?



JSAに登録費を払っている団体・個人は、形式的には賛助会員なのだけれど、実質的には株主といってよい存在だ。株主は経営者に意見が言えるのだよそうゆうことなのだよザッツライト☆
  1. 2008/03/11(火) 22:28:15|
  2. スカッシュ
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TEAM KANO戦記は用法、量を正しくお使いください

昨年末自宅の大掃除をした時、本・雑誌の整理をした。つまり必要ないものを捨てる、またはブックオフに売った。小説などは結構残すものもあったのだが、飲食店紹介の雑誌はほとんど処分した。
2~3年前まではちょくちょく買っていたのだが、このところみる機会もなかった。必要ないのだ。

ではおいしいお店を探すのにはどうしてるかというと、主にネットを利用している。一番よく利用するのが、さとなおさんのサイト。「おいしい店リスト」は国内だけで約2000店以上が掲載されていて、私にとって“使える情報”なのだ。

さとなおさんはおいしい店リストの利用方法として、「このコーナーの使い方」という文章を用意している。



◆ネットや本などでおいしい店を探し当てるコツ◆

世の中にはとてもたくさんのレストラン情報が溢れています。
本、雑誌はもとより、サイトやブログ、友達の口コミなど、おいしい店を探す方法はいくらでもあります。でもちょっと情報過多すぎ。多すぎていったいどれを信用したらいいかわからないのが現状ですよね。

ボクも同じ悩みを持っています。
でも、ひとつだけ、膨大な情報の中から自分が信用できる情報を探し出す方法があると思っています。

それは「自分と趣味嗜好が近いヒトを探して、そのヒトの好きな店を知ること」。

まず、自分に近い人を探すこと、ですね。
趣味嗜好だけでなく、レストランの利用の仕方(デートなのか食べ歩きなのかなど)、レストランへの視点(愛情を持って見ているのか批判的に見ているのかなど)、予算面(高めの店が多いか安めのランチが多いかなど)とかが近ければ、そのサイトやブログはきっとあなたの役に立つと思います。





うん、その通りだと思う。で家元、さとなおさんとは趣味が合うのだ。もちろん中には「さとなおさんは気に入ってるみたいだけど、イマイチだなぁ」と感じるお店もある。同一人物ではないのだから、そうゆうことがあって当たり前。総じて好みが合うことが多いので、さとなおさんの情報は「家元にとって信頼できるもの」なのだ。


一方、さとなおさんはこんなことも書いている



◆趣味嗜好、考え方が合わなかった方へ◆

申し訳ありません。

ボクと趣味嗜好や考え方が合わないと、ボクの書いている記事はあなたにとって害悪かもしれませんし、腹立たしいだけの記述かもしれません(自分が評価しない店が褒められていたり、自分が好きな店が認められていないと腹立たしいものです)。

また、様々な理由でボクを信用できないという方もいらっしゃるでしょう。

でも、世の中には驚くほどたくさんの食サイト&ブログがありますし、相変わらず食の雑誌や本もたくさん出ています。一般客が評価を寄せるアンケート・サイトもたくさんあります。

ボクと合わない方は、こんなサイトで時間を無駄になさらずに、どうぞそれらをご参考にしてよりよい食の楽しみをお見つけになってください。





累計2千3百万アクセスのサイト運営者に、その1/100の家元が言うのもおこがましいが、わかるなぁ、この気持ち。

ここTEAM KANO戦記は私、家元こと加納哲也の主観・価値観・趣味そのものや、それらによってセレクトされた情報を提供する場なのだ。「加納哲也というフィルターを通して見た世界を提示する場」と言い換えてもいい。
加納哲也が良いと感じたものを良いと言い、好きなものを好きと言う場なのである。イッツ・ア・イエモトズ・スモールワールドというアトラクションだ。時にはイッツ・ア・イエモトズ・ホーンテッドマンションやイッツ・ア・イエモトズ・イメクラだったりもする(笑)



トッププレーヤーに対し「頭を使ったプレーができていない」などと思うのは勝手、周囲の人に言うのも自由。だがそのプレーヤーの実名を挙げてネットにそう書いておきながら、自分の実名は出さない方などは、家元とは趣味が合わない。

スカッシュの場合「他にいくらでも情報提供してるサイト&ブログがあるからそちらにどうぞ」とは言えないけど、私と趣味が合わない方は、どうぞこんなところで貴重な時間を無駄になさらないでください。文責を明確にしなくとも「私はこう思う」と主張したり批判することを認めるサイトや掲示板ならいくらでもあるので、ご自身と趣味の合うところでご活躍ください。


私は、個人や団体を批判することがあるが、その根底には対象となるプレーヤーへの愛情や、日本のスカッシュを強くしたいという気持ちがある。これには絶対の自信がある。上手く伝えられているという自信はないけど。
根底にあるものは伝わると信じている。少なくとも、私と趣味が合う人には必ず伝わるはずだ。
愛情や前向きな気持ちに自信があるから、私は実名でここを運営している。


家元と趣味が合う方は、さとなおさんの言葉を借りれば、“ボクの貴重で大切なオトモダチです”。家元はアナタが大好きです。


最後もパクっちゃえっ♪

“ボクはきっとアナタの役に立てると思うし、アナタといろんな情報を共有するために、これからも更新していきます。どうぞよろしく”
  1. 2008/03/10(月) 12:08:03|
  2. スカッシュ
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岡ちゃん語録(2)

サッカー日本代表監督岡田武史氏の語録、もっともっと心にしみるのが出てくるんだよ。紹介しちゃおう。




ちょっと待ってください。冗談じゃないですよ。僕も責任あるからできません。私はあなた方に要請されてコーチになったのではなく、加茂さんに呼ばれたんですから。

協会から日本代表監督就任を要請されて、1997年





あのね、僕はもう精神的にギリギリのところでやってたわけですよ。そこで、カズのためにどうこうとか、温情とかいう問題で起用なんかできるわけがない。彼は必要だから使った、それだけです。

W杯予選でのカズの起用について問われ、1998年






四六時中サッカーのことを考えていた。夜に目が覚めてメモをとることもありましたよ。でも、その瞬間、「今、世界中でこんなにサッカーのことを考えているのは俺しかいないんだ」 と思うと、不思議に自信が湧いた。

代表監督当時を振り返って、1998年






私は、ここにいる誰よりも日本代表が勝つためにどうするべきかを考えている自信がある。あなた達は、自分で何もせず誰も責任を取らない。私は、自分でやって自分で責任を取る。

マスコミから代表での指導力を批判されて、1998年






最初はサッカー部に入らないで同好会でやって、学生生活をエンジョイしようと思ってたんですよね。そうしたらサッカー協会の人に、 「君を協会の金でアジアユースに行かせたのは将来への投資だ」 と、すごく怒られた。

早稲田入学当初を振り返って、1998年








メディアにも2通りあるのが物凄くよくわかるんです。僕個人なりサッカーなり、日本代表なりに何がしかの愛情を持って来る人と、奇妙に意気込みだけが強い人たち、この2つに大きく分かれますね。批判しても何を書いてもいいんですよ。ところが後者の、仕事にだけ燃えている一発屋みたいな人がインタビューすると、あまりに質問内容が馬鹿げていて答える気がしなくなる。できたら分けたくなるんだけど、そういう訳にもいかないですから。

W杯予選後、メディアの取材姿勢について、1998年








お断りしました、全部。金に執着したら、今1億くらいすぐです。その報酬を元手にしてどこか田舎でのんびりなんてことを考えないでもないですけど、仮に僕がそういうことをやったら示しがつかない。

W杯出場決定後のCMやTV出演依頼について、1998年








城が帰国して空港で水をかけられた。イタリアにいましたが、すぐに電話で報告があった。許せませんでした。W杯に行って戦う気持ちのない選手、負けてもいいと思ってる選手なんていますか。サッカーの代表選手というのは、その国の社会、国民性、文化、歴史、伝統、これらすべてを反映しているんです。もし選手1個人を、がんばりが足りない、やる気がない、と批判するなら、その批判をするあなた自身をも反映しているんですよ、と。

W杯を終えて、1998年








私は常に目標を先に決めます。そこからその目標を達成するために何をすべきかを決めていきます。目標というのは手が届くか届かないところになければならない。

W杯終了後、1998年








俺に凄い経験とかカリスマ性があれば、じゃあこれで行こう、はい、わかりました、で済むんだけど、俺にはカリスマ性がない。だから、納得させられなかったらチームはガタガタになってしまう。俺にはすがるものが理論しかなかったからね。

W杯終了後 増島みどりのインタビューで、1998年







平等を強調するあまり、小学校の運動会で順位をつけない、とかね。運動でも勉強でも、能力には差がある。これは当たり前です。だから平等にすべきは、「機会」 の方なのです。みんな同じだぞ、と教えておいて入試や大人の社会では明らかにそうではない。それが今の教育を、建前だけのキレイ事にしている。 足が遅い子は、他の面で頑張ろうと思うでしょう。それを、みんな同じだよと言い続けるから、自分だけの能力や個性を深く探求することなしに成長してしまう。そして、大きくなって傷ついていく。

ヘタでもサッカーが大好きな少年がいる。でもヘタだから試合には出られない。彼は、どうしたら自分がチームに貢献できるか、必死に考えます。つまり、人間の価値を決めるモノサシは決してひとつではなく、多様にあるわけです。試合に出なくても彼がサッカーとつながる方法は、いっぱいある。そうして仲間にもまれながら成長していけば、強くしっかりした人間が育つでしょう。

インタビューで教育論を展開して、2001年







どれだけ多くの日本人に批判されても、タマゴを投げられたりして、自宅をパトカーで守られたりもしましたけど、家族だけは 「ご苦労さま」 って迎えてくれるという自信があったんです。そうした帰る場所がなかったら、あれだけのプレッシャーには耐えられなかったかもしれません。

代表監督時の家族の支えについて、2001年








私も追い込まれていたせいか、発表した後、急に自分の周りから人が離れていったように感じた。そして、メディアでは多くの人が私を痛烈に批判していた。その中に、友人だと思っていたサッカー関係者もいた。

98年W杯でカズと北澤を外したことを振り返って、2002年







アイルランドの試合は技術的には少々下手でも愚直なまでのひたむきさを発揮して闘っていた。国のプライドを賭けて、他人の目を気にせず、必死に走りまわっている姿は美しかった。それに比べて、Jリーグの選手は最近、他人の目ばかり気にしてカッコつけているところがある。あれはあんまり好きじゃない。

2002年W杯を振り返って







何かこれを得た、っていうのがなくて、「こんなラクな事してていいんだろうか」 と思うと怖い。ほんとラクなんだよ。プレッシャーも何もないし、責任も何も取らなくていいし、それでいてある程度お金は入ってくるし、楽しもうと思えば楽しめるし…。 「俺、現場に戻れるのかな」 って、すごい不安がある。

解説者として過ごした1年間の成果を問われて、2002年









俺、ほんまはそんなに冷たい人間とちゃうて。仕事してるだけなんやから。

リーダーには冷たさが必要だという話に対して、2003年







人に言われた事をやるの嫌なんだよ。だから優勝も勝点も先に言っとこうと思って。

勝点54、得点55の目標について、2003年






とても理論派で、考えて考えて考え抜いて、で最後に「ええぃダメだったらオレが責任とればいいんだ、これで行くぞっ!」って行動する。そんな人だというのが見えてくる。
なんかファンになっちゃったよ。


で、最後にちょっとだけ、ユーモアを



Q コーチから監督になっていちばん変わったことは?

A 部屋がスイートルームになったことかな。

加茂周監督の解任により、突如コーチから監督に昇格して 1997年

  1. 2008/03/09(日) 15:05:59|
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セルフバトン

セルフバトンです。


Q:好きな飲み物は?




A:カルーアミルクのカルーア抜き












それ、ただの牛乳やん!!!






とツッコミを入れられた人はブログ拍手を押すバトンです☆



ツッコミ入れられなかった女子大生・OL・人妻は、家元にツッ…(以下自粛)
  1. 2008/03/08(土) 14:57:22|
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岡チャン語録

サッカー日本代表監督、岡田武史語録を拾ってみた。



監督とコーチの立場の違いは、コーチと選手との差より大きい。

1997年





正直言えば、指導者としての深い楽しみそれ自体は、寄せ集めということが前提になる代表チームにはあまりないんです。

1998年





日本のサッカーを良くしようと頑張っても、負ければ犯罪者扱いに近いですから。

W杯本大会を前に、1998年






プロに変わったときにみんな、午前中会社へ行かないでたくさんお金もらえると思ったわけですよ。大きな勘違いをしたわけです。そんなバカな事はなくって、たくさんお金をもらえるからもっと拘束されるんだと。同世代のやつと同じようにカラオケに行きたかったら、もうサラリーマンやれと。プロ辞めろと。休まなきゃいけない。休むのが仕事なんだと。

そういうことを僕はコーチとして若い世代にJリーグができた1年目、2年目言い続けたわけですよ。そこで良質の外国人指導者が日本へ来て、ジーコなんかが実践してみせて、また強制して、選手にプレーヤーとしてのベースというか、精神的なプロフェッショナルのベースができたんですよね。

野村克也監督との対談で、1998年





学生、社会人に限らず、練習や試合中にいまだに 「がんばろうぜい!」 って大声出すのは、日本と韓国ぐらいでしょ。感情的に盛り上がるのはいいけど、じゃあ、勝つために何をすればいいんだと冷静に論理的に考えるチームは凄く少ない。

W杯本大会を前に予選を振り返って、1998年






私も若手のチームを見ている時、クビにした選手の親から電話で怒鳴られたこともあった。代表監督の時は、視察でJリーグを見に行き、スタジアムの関係者入り口で自分をジッと睨んでいる女性がいた。見覚えのない人だと思って関係者に聞いてみると、私が代表から外した選手の奥さんだったこともある。

著書「蹴球日記」の中で、2002年







私は、自分が浪花節的で選手への愛情に流されてしまいそうになる弱さがあることを知っている。だから、あえて選手とは一線を引くようにしている。選手と近しく親しい関係でありながら、冷徹にバッサリと選手を切れるならいいのだろうけど、自分にはできない。

著書「蹴球日記」の中で、2002年






チームワークとは別に勝つために作るものだとは思わない。勝つためにチーム作りをしてきた 「結果」 だと思う。 「俺、あいつとは気が合わないけれど、あいつにパスを回しておけばいい仕事をするから回そう」 みたいな。
それは、お互いに気が合うから、仲がいいから、チームワークが出来て勝てるということではなくて、お互いにとっていいプレーをするから認め合う。そして 「勝利」 という結果が伴う。そうするうちにまとまりも出てくるという流れなんだ。

平尾誠二との対談で、2003年






もうこの試合に関してはいい。俺が責任を取る。ただミスを怖がったり、おどおどしたりしないで生き生きとプレーして欲しい。

FC東京に前半だけで3失点を食らったハーフタイムに、2003年








ふーむ。

監督という仕事のかなりの部分が『責任を取ること』だというのがわかるね。


責任と権限、これがあるから強化が進むんだ。
  1. 2008/03/07(金) 12:24:34|
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神は平素の鍛錬につとめ戦わずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授けると同時に、一勝に満足して平和に安んずる者よりただちにこれを奪う

「成長」を書いたのは、「聯合艦隊解散之辞」が頭の中にあったから。これは日露戦争終結(日本が勝った)後、戦時用の特別編成を解き、常態に戻る時の連合艦隊司令長官 東郷平八郎の訓辞。

WBC優勝後日本に凱旋帰国した王ジャパンの優勝祝勝会&解散式で、王監督が各球団に戻る選手たちに贈った言葉

日露戦争後という状況を例えると、こんな感じだろうか。口語訳したので、読んで欲しい。原文の格調をできるだけ残すことを心掛けたので、家元訳にしては少々難しいかもしれない。でも、心にしみる名文だよ。




「連合艦隊解散の辞」

20カ月に及ぶ戦争もすでに過去のこととなり、我が連合艦隊はその隊務を終了してここに解散することとなった。しかし我ら海軍軍人の責務がこれによって軽減するわけでは決してない。

この戦争の成果を永遠に全うし、尚ますます国運の隆昌を扶持するには、時の平戦を問わず、まず外衛に立つべき海軍が常にその武力を海洋に保全し、有事の際には急応する覚悟を要する。

武力というものは艦船兵器のみだけではなく、これを活用する無形の実力にある。百発百中の一砲が百発一中の敵砲百門に対抗できることを理解すれば、我等軍人は主として武力を形あるもの、その数に求めてはならない。

このたび我が海軍が勝利を得たのも、至尊の霊徳に頼る所が多いとはいえ、平素の錬磨がその要因であり、その練磨が結果が戦役に結びついたのである。征戦が無くとも安穏と休憩して良いわけではない。

思うに、武人の一生は連綿不断の戦争であり、時の平戦による責務の軽重差はない。事有れば武力を発揮し、事無ければこれを鍛え、終始一貫その本分をなすのみである。

過去一年半かの風涛と戦い、寒暑に抗し、しばしば強敵と相対して生死の間を出入りしたのは容易な業ではなかったが、達観すればそれもまた長期の一大演習のようなものであり、これに参加し啓発されたことは武人として最大の幸福である。どうして苦労したなどと言えよう。
武人が太平に安穏としていれば、外観は毅然としていてもその兵備は砂上の楼閣のようなものであり、ひとたび暴風に合えばたちまち崩壊するだろう。まことに戒むべきである。

(中略)

我ら戦後の軍人は、従来の練磨に戦役の経験を加え、更に将来の進歩を図って時勢の発展に遅れないようにしなけらばならない。常に聖論を奉体してよく奮励し、実力を蓄え満を持して放つべき時を待てば、国を護るという大任を永遠に全うすることができるだろう。

神は平素の鍛錬につとめ戦わずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授けると同時に、一勝に満足して平和に安んずる者よりただちにこれを奪う。
古人いわく、「勝って兜の緒を締めよ」と。


明治三十八年十二月二十一日 連合艦隊司令長官 東郷平八郎




読み上げたのは東郷平八郎だが、起草は秋山真之(さねゆき)とされる。日本海軍の作戦をすべて立案したと言われる秋山は、日露戦争が『日本にとっての桶狭間』だったことを認識していたのだろう。だから、「こんな戦(いくさ)を繰り返してはならない。できることなら、戦わずして勝ちたい」と警鐘を鳴らした。

戦うのはプレーヤーだけではない。代表戦は、それをバックアップする組織の能力の戦いでもあるのだ。


既に10回くらい読んだけど、「坂の上の雲」また読んでみようかな。






原文(出典: Wikisource)

「聯合艦隊解散之辞」

二十閲月ノ征戰已ニ往事ト過ギ、我ガ聯合艦隊ハ今ヤ其ノ隊務ヲ結了シテ茲ニ解散スル事トナレリ。然レドモ我等海軍々人ノ責務ハ決シテ之ガ爲ニ輕減セルモノニアラズ。

此ノ戰役ノ收果ヲ永遠ニ全ウシ、尚益々國運ノ隆昌ヲ扶持センニハ、時ノ平戰ヲ問ハズ、先ヅ外衞ニ立ツベキ海軍ガ常ニ其ノ武力ヲ海洋ニ保全シ、一朝緩急応ズルノ覺悟アルヲ要ス。

而シテ武力ナル物ハ艦船兵器等ノミニアラズシテ、之ヲ活用スル無形ノ實力ニアリ、百發百中ノ一砲能ク百發一中ノ敵砲百門ニ對抗シ得ルヲ覺ラバ、我等軍人ハ主トシテ武力ヲ形而上ニ求メザルベカラズ。

近ク我ガ海軍ノ勝利ヲ得タル所以モ、至尊ノ靈徳ニ頼ル所多シト雖モ、抑亦平素ノ錬磨其ノ因ヲ成シ、果ヲ戰役ニ結ビタルモノニシテ、若シ既往ヲ以ツテ將來ヲ推ストキハ、征戰息ムト雖モ安ンジテ休憩ス可カラザルモノアルヲ覺ユ。

惟フニ武人ノ一生ハ連綿不斷ノ戰爭ニシテ、時ノ平戰ニ由リ其ノ責務ニ輕重アルノ理ナシ。事有レバ武力ヲ發揮シ、事無ケレバ之ヲ修養シ、終始一貫其ノ本分ヲ盡サンノミ。

過去ノ一年有半彼ノ風濤ト戰ヒ、寒暑ニ抗シ、屡々頑敵ト對シテ生死ノ間ニ出入セシコト固ヨリ容易ノ業ナラザリシモ、觀ズレバ是レ亦長期ノ一大演習ニシテ之ニ參加シ幾多啓發スルヲ得タル武人ノ幸福比スルニ物無シ。豈之ヲ征戰ノ勞苦トスルニ足ランヤ。苟モ武人ニシテ治平ニ偸安センカ、兵備ノ外觀毅然タルモ宛モ沙上ノ樓閣ノ如ク、暴風一過忽チ崩倒スルニ至ラン。洵ニ戒ムベキナリ。

昔者、神功皇后三韓ヲ征服シ給ヒシ以來、韓國ハ四百餘年間、我ガ統理ノ下ニアリシモ、一タビ海軍ノ廢頻スルヤ忽チ之ヲ失ヒ、叉近世ニ入リ、徳川幕府治平ニ狃レテ、兵備ヲ懈レバ、舉國米艦數隻ノ應對ニ苦シミ、露艦亦千島樺太ヲ覬覦スルモ、之ト抗爭スルコト能ハザルニ至レリ。

飜ツテ之ヲ西史ニ見ルニ、十九世紀ノ初メニ當リ、ナイル及ビトラファルガー等ニ勝チタル英國海軍ハ、祖國ヲ泰山ノ安キニ置キタルノミナラズ爾來後進相襲ツテ能ク其ノ武力ヲ保有シ世運ノ進歩ニ後レザリシカハ、今ニ至ル迄永ク其ノ國利ヲ擁護シ國權ヲ伸張スルヲ得タリ。
蓋シ此ノ如キ古今東西ノ殷鑑ハ爲政ノ然シカラシムルモノアリト雖モ主トシテ武人ガ治ニ居テ亂ヲ忘レザルト否イナトニ基ケル自然ノ結果タラザルハ無シ。

我等戰後ノ軍人ハ、深ク此等ノ實例ニ鑑ミ、既有ノ錬磨ニ加フルニ戰役ノ實驗ヲ以ツテ、更ニ將來ノ進歩ヲ圖リテ時勢ノ發展ニ後レザルヲ期セザル可カラズ。
若シ夫レ常ニ、聖諭ヲ奉體シテ、孜々奮勵シ實力ノ滿ヲ持シテ放ツベキ時節ヲ待タバ、庶幾バ以テ永遠ニ護國ノ大任ヲ全ウスル事ヲ得ン。

神明ハ唯平素ノ鍛錬ニ力メ戰ハヅシテ既ニ勝テル者ニ勝利ノ榮冠ヲ授クルト同時ニ、一勝ニ滿足シ治平ニ安ンズル者ヨリ直ニ之ヲ褫フ。
古人曰ク勝ツテ兜ノ緒ヲ締メヨト。


明治三十八年十二月二十一日 聯合艦隊司令長官 東郷平八郎
  1. 2008/03/06(木) 12:02:07|
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成長 (3)

「ユウタのドロップに、苦手意識があったんですよ。
でも、世界選手権行ったらすっごい選手がたくさんいて、彼らのショット見てたら『ユウタのドロップ、たいしたことないじゃん』って思えてきたんです」

どうして福井裕太に勝てたのか、という私の問いに、清水孝典はさほど考え込むことなく答えた。

「なるほど。でも、苦手意識がなくなったぐらいで勝てるとは思えないけど」

「はい。それでドロップはそんなにケアしなくてもいい。結構拾えるし、決められたら決められたでいいやって思ったら、他のショットも見えてきたんです。ユウタのクロス、すごいいいじゃないですか。それにはこう対処していこうとか。『ユウタはボクにどんなことされたらイヤだろう?』と考えるようになりました」

「仕掛けが早くなったと感じたんだけど、あれは意識してやったの?」

「仕掛けるというか、ボクは『こうゆうショットは打たないだろう』とユウタが思っているショットは何か?って考えて、それを打つことを心掛けました」


私は少し驚いた。清水が語った内容に、ではない。彼が「明確に試合前に作戦を立てていたこと、そして自分の試合を振り返ったこと」にだ。もしかしたら、清水の分析は的を射ていないのかもしれない。だがそんなことは大した問題ではないと思えるほど、自分を信じて物事に打ち込んでいる男の顔がそこにはあった。

清水は、『ウィニングショットから逆算して組み立てを考えられるプレーヤー』になったようだ。
だがそれは、ステップをひとつ上がっただけに過ぎない。


昨年夏、アロンのレッスンを受けた道下夫妻は、こんなことを教わったらしい。

自分がTにいてボールを打つ、相手は後ろにいる、つまりチャンスボールの状況で、
・わざとテイクバックを大きくして、相手にボールの軌道を見せないような打ち方をする
・わざとスタンスを広く取り、相手が最短距離でボールに追いつけないような打ち方をする

私は20年以上スカッシュに携わってきたが、こんな発想は全く持っていなかった。世界のトッププレーヤー達はこういったことを、子供のころから叩き込まれているのだ。道下さんが「こんな練習毎日してたら世界チャンピオンになっちゃうよ!」と言ったのも頷ける。


世界で闘う連中は、こんなことを考えてスカッシュをしている。だがこれだけでは勝ち抜くことはできないようだ。
スポーツライターの藤島大が、サッカー日本代表監督岡田武史へのインタビューで以下を書いている


ストライカー論を聞いた。
それこそ日本人の欠点とされがちな分野だが、どうもこの列島に生まれ育った最前線諸氏は責任の明確化を恐れてズドンとシュートを打たない。いまだ釜本邦茂のあとに本物のストライカーなし。どう解決しますか?

51歳の日本代表監督は、まず脳の旧皮質、つまりは本能の世界と、学習や思考に関する新皮質にまつわるあれこれを解説してくれて、「日本人はボールがこうきたら、体をこう開いてプルアウェイして倒して…って教わったことを新皮質で考える。そうすると遅いんですよ。ブラジルではなんでもない選手がJリーグの得点王になるのは、何も考えずにポンと蹴るからなんです。新皮質にコントロールされた旧皮質、そういうことも必要」と語った。


藤島大 岡田武史ロングインタビュー「ワクワクするチームをつくる」 Number 698号





どうやら世界のトッププレーヤーたちは、10歳にも満たないころからアロンが教えるようなテクニックを叩き込まれ、ジュニアを卒業するころには考えなくてもそれができるようになっているらしい。

世界選手権から帰ってきてからの清水孝典には、何となく大人びた雰囲気が感じられる。少年っぽさが抜けた、と表現する方が適切かもしれない。考えてプレーできるようになったことが、自信となっているのだろう。だが清水は25歳、ステップをひとつ上がっただけというのは、あまりにも遅すぎるのか…





「世界選手権でリンコウがドロップの練習してたんですよ。自分でドロップ打って、T近くまで戻って、またドロップ打って…を繰り返してるですが、動くのすっげぇ速いんです。しかもそれ、試合前のウォームアップなんですから」

目を輝かせてそう言う清水は、ひとりのスカッシュ大好きな少年のようだった。そうだ、躍進を遂げたときの彼は、スカッシュが大好きで、もっともっとスカッシュをしていたいからラリーを終わらせたくなくてピックアップしているかのような印象を与えるプレーヤーだった。
スカッシュが好きで好きでたまらないから、もっとラリーを続けたい。勝つためには決して効率的なプレースタイルではないが、その姿は観る者の心を打ち、思わず応援せずにはいられなくなる何かを放っていた。

この約2年弱の間、正直言って清水の試合を観ても「心のそこから応援してあげたい、どんなことをしても勝たせてあげたい」という気持ちは湧いてこなかった。それは彼の中にある苦手意識や迷いが、観る者の胸を打つのを邪魔していたのだと思われる。技術や理論の問題ではない。

だが神奈川オープンでの清水は、福井のスピードを楽しんでいるようだった。こうゆうラリーができるのが嬉しくてたまらない、日が暮れてもキャッチボールを続けていたいと駄々をこねる少年のようなまぶしさを、やや大人びた雰囲気と併せ持つ青年に成長したようだ。

世界チャンピオンになるには遅すぎるかもしれない。だが、もっともっと強くなるのには遅すぎはしない。ゴールから逆算してプレーを組み立てることができた釜本のような選手に、やっとなれたところなのだ。強さへの純粋な憧れを持ち続ける限り、清水孝典は成長し続ける。








店を出て駅に向かって歩く途中、2日後に迫ったクウェート行き準備の話題になったとき、清水が言った。

「明日も焼肉連れてってもらうんです」


ん、別の店にすれば良かったかな、と私の表情が変わるより早く、彼は続けた。

「焼肉大好きです。一週間毎日焼肉でも飽きないですね」


私に気を使ってそう言ったのか、それとも本心からそう思っているのか。
後者だということにしてもいいかなと思うのに充分な、混じりけのないキラキラした笑顔がそこにあった。
  1. 2008/03/05(水) 12:55:11|
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成長 (2)

焼肉というよりもステーキと言った方がふさわしい大きな1枚肉を網上でレアに焼き、鋏でひと口大に切り分けて口に放り込んだ清水孝典は感嘆の声を上げた。

「うまーい、これ。こんなの初めて食べました。とんでもなくうまいです」

彼が食べたのは、一頭から取れるのがわずか2~3kgで入手困難なため1日5人前限定の「みすじ」。中央に1本のスジが入っていることからこう呼ばれる、牛の前脚の付け根、肩甲骨にかぶさるようについている細長い部位だ。他の部位よりも脂の融点が低いため生で食べられることも多いその肉は、表面を軽く炙ることで閉じ込められられた旨みを、口の中で盛大に放出させる。
彼が気に入ってくれたので、“本日最後の1枚”を追加で注文した。


MISUJI.jpg



2005年の全日本、ディフェンディングチャンピオンの石渡康則を準々決勝破り、決勝で西尾竹英をファイナルゲーム6-2とリードしながら逆転を喫し準優勝となった清水孝典は、翌年2月のアジア選手権でクウェートのアル・ハッサイニに勝ち個人戦ベスト16、団体戦では香港のウォン・ワイハンに勝つなど目覚ましい躍進を遂げた。
しかしこの年の春先からスランプに陥いる。その後一時期のスランプからは脱出したものの、“停滞”というべき成績しか納められていない。




最上級、ではないものの良質な肉を安価で提供するため連日満席だというこの焼肉店の看板メニュー「塩ロース」は、片面約10秒ずつ、ほとんどタタキ状態に火を通し、特製のゴマダレで食べる。

「うまいなぁ、これも。ホントうまいです」

「厚切りカルビ」、「ユッケ」、追加の「塩ロース」、そして焼いた豚三枚肉(バラ肉)に岩塩を溶いたゴマ油をつけ、辛ネギ・ニンニクスライス・サムジャン(味付け味噌)を乗せてサンチュで巻いて食べる「サムギョプサル」などを、大盛りごはんで次々と平らげていった。



atsukarubi.jpg




昨年夏のSQ-CUBE CUPや全日本選手権を前にした清水は、「優勝します!」と周囲に宣言していた。だが結果は両大会とも決勝で松本淳に3-0で抑え込まれてしまう。
松本に勝てなかっただけではない。2006の世界ジュニアを経験し、PSAツアーに積極的に参加し着実に力を伸ばした福井裕太にも、実力では差をつけられたとみる向きもあった。全日本や今回の神奈川オープン、優勝候補の本命に福井を挙げる人も多くいた。

だが、全日本後の世界選手権で清水はオーストリア戦で貴重な1勝を挙げる。USA、スウェーデン、スペイン戦では勝てなかったものの、スコアや試合時間からかなり競った試合だったことを伺わせ、“最も世界に通用するのは、清水”との印象を、改めて植えつけさせた。


優勝したから、なのかもしれないが、神奈川オープンでの清水からは、SQ-CUBE CUPや全日本時に感じた『切羽詰まった感』がしなかった。試合を観ていて、良い意味でハラハラドキドキしなかった、落ち着いて観ていられたのだ。何か変化があったのだろうか。



NIGIRI.jpg





追加のカルビとおかわりのごはん、牛肉にぎり盛り合わせを食べ一息ついたころを見計らい、私は聞いた。

「ユウタに勝てたのは、どうしてだと思う?」

一瞬、考え込むような表情が走った。答えらしい答えは返ってこないかなと私が思うより先に、彼は落ち着いた表情で答えた。

「世界選手権で得たものが大きいですね」

「ほう、それはどんな?」

まっすぐ前を見て、清水孝典は話し始めた。
  1. 2008/03/04(火) 12:53:14|
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成長 (1)

敗戦から学ぶべきことは多い。ストレートの長さが中途半端だった、あの場面でドロップをダウンしたのが痛かった、クロスのコースが甘くなりボレーで叩かれた、試合前の調整に失敗した・・・・ 敗因を分析・把握し、それを修正すべく練習にとりくむことでさらに強くなれる。

とはいうものの、失敗を振り返る作業は気分の良いものではない。悔しさは成長のバネになるが、その先に成功が待っていると信じられるからそうできるのだ。負けようと思って負ける者はいない。できることなら負けたくはない。勝ちたいから、負けを成長の糧にできる。


人を最も成長させるのは成功体験だ。
勝つことで選手は強くなる。勝利の喜びを体験すると、またそれを味わいたいと努力するエネルギーにしてゆける。また、自信をつけること、勝者のメンタリティを持つことがもたらす効果は絶大だ。これは勝つことでよってのみ獲得できる。

もちろん、陳腐化した古い成功体験にいつまでもしがみついてはいけない。使いものにならなくなる前に捨てる必要がある。だから成功体験を得たら、できるだけフレッシュなうちに身体と頭に染み込ませ、成長に役立てる必要がある。
自分の成功を振り返るのは、とても楽しい行為だ。失敗体験を糧にすることよりも、取り組むにあたっての心理的ハザードが低い。これも成功体験が成長に有用な理由のひとつなのだ。




桶狭間の戦いは、一般に「兵力2万5千の今川勢に、兵力3千の織田勢が挑んだ戦い」とされる。諸説はあるが、兵力・国力で今川勢が優位にあったことは間違いないだろう。

実力で劣る織田軍が勝利したのは、奇襲により敵の主将今川義元を討ちとったことが主な原因である。豪雨による劣悪な視界、窪地が多く逃げにくい地形、移動で疲れている今川軍といったいくつもの幸運が織田軍に味方した。そもそもこの奇襲自体、今川義元を狙ったものではなく「たまたま奇襲を仕掛けたところに義元がいた」とする説もある。

いずれにせよ、まともに戦っては勝ち目が薄い強大な敵に対し、奇襲、すなわち一世一代の大バクチを仕掛け、織田信長は勝利を手にした。信長の凄みは、以降桶狭間のような戦いをしなかったことである。必ず兵力で相手を上回ってから、“勝つケンカ”を仕掛けた。
桶狭間はたまたま幸運が重なって勝っただけであり、あのような幸運が何度も訪れるのは確率的にありえない。ああいったギャンブルは、一生に一度だけ。次も同じ手は通用しないと理解できる明晰な頭脳と、「何とかなるさ」といった神風を頼みとしない怜悧な理性を備えていた。桶狭間の成功体験を捨てる勇気と技術を持っていたのである。




神奈川オープン、清水孝典は西尾竹英、福井裕太を撃破し優勝した。勝ち負けを分けた要因は、西尾のコンディションやモチベーション、福井のトレーニングのあり方や作戦など「敗者の方にある」とみる者もいる。

であるならば、今回の優勝はたまたま相手が勝手にコケただけ。「次も同じように臨めば勝てる」と清水が思っているのなら、足元をすくわれる可能性が高い。そうではなくこの勝利が必然ならば、その要因を明確にしこれをベースに次の対戦に向けての積み上げをしてゆくべきだ。
いずれにせよ、この勝利を正しく分析して理解し、今後に活かさなければ成長は望めない。


神奈川オープンでの優勝、特に成長著しいと目されている福井裕太に勝ったことを、彼自身はどのように捉えているのだろう。鉄は熱いうちに打たなければ。

アジア選手権のためクウェートへ発つ2日前、私は清水と話してみることにした。








(つづく)
  1. 2008/03/03(月) 12:50:35|
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R-15指定

旧暦の節分だっけ?

Misaki1_20080302165935.jpg



ピント合わされへんかった…★







いわゆるひとつのアホですな。。。。
  1. 2008/03/02(日) 17:03:59|
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インカレと (3)

「インカレと (1)」で指摘したコーチングの問題は、学生たちもルールに抵触することをわかってやっている思われる。「いいじゃない、これが学生スカッシュなんだもん。だって楽しいんだもん」と開き直る気持ちがあるだろう。

OK、開き直って良いと私も思う。だから「正しい手続きを踏んで、開き直れ」と言っている。それがローカルルールとして認めるということだ。

一方、その(2)で指摘したレット/ストロークに関する件は、彼らは認識していなかったはず。これは外部から指摘されないとわからない類の問題だからだ。では、彼らに指摘するべきなのは誰なのか、どういう立場の人間が妥当か。



インカレはJSAの公認大会である。インカレを主催する学連は、参加者・構成員から徴収したお金からJSAに公認料を支払っている。

※JSAのカレンダーでは全国・関東・関西の各学生選手権が公認大会、団体戦は公認大会とはなっていない。今回の団体戦のパンフレットには「公認:日本スカッシュ協会」との表示がある。このあたりよくわからないが、学連が決して少額ではない公認料をJSAに納めていることは間違いない。


公認したからには、責任が発生する。大会運営はちゃんとなされているか、ルールは守られているか、審判・プレーヤーの質はどうか、将来日本代表になりそうな逸材はいないか…
こういった状況を把握し、必要があれば改善のための策を構ずるのが公認した者の責務である。


JSAが掲げる「公認審判員制度細則」には、以下の記述がある。

第1章第1条 
社団法人日本スカッシュ協会(以下JSAと称する)は審判技術の向上と正しいスカッシュ競技の運営を図る為に公認審判員制度を設ける。



素晴らしい文章だ。
この目的を達成するための手段のひとつに公認審判制度がある。公認審判には認定期間があり、それを過ぎて資格を保持し続けるには再度講習会、認定試験を受けなければならない。ただし、以下の規定がある。

公認審判員の継続と更新
公認大会のレフリング(予選を除く)を年5回以上行う事により、更新時に講習会、認定試験が免除される。



年5回でいいのか、量より質を問うべきではないかという議論はさておき、“現役であること”を資格保持の条件にするという考え方は正しい。同様に、『正しいスカッシュ競技の運営を図る』責務を負うものも、“現役”であらねばらなないと私は思う。公認大会を視察し、正しく運営されているか、ルールは正しく運用されているかなどを把握していることが、その責務は果たすためには必要だ。

JSAの役員(理事、運営委員)は、ある一定数(もしくは割合)以上の公認大会、審判/指導者等講習会、ジュニア合宿などのスカッシュに関わるイベントに参加、もしくは視察し、どのように行われているかを把握している者が務めるべきだ。それがJSAの目的、「スカッシュの普及、強化、大会開催」を果たすための要件だからである。

「公認した審判に年5回以上のレフリングを要求する者の義務」でもある。
  1. 2008/03/01(土) 22:14:02|
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