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TEAM KANO戦記

美味しそうなこと、オモシロそうなことに必要以上に情熱を注ぐ人たちの記録です。スカッシュについても思いついたことを書いてみようかと。 パスワード希望の方は、実名フルネームを明記してteamkano@gmail.comまでメールしてください。

お願い

8月3日と4日、ジャパンジュニアオープン会場で写真撮影します。
スカッシュの発展のために使えるクオリティの写真を撮りますので、あらかじめご了承の上ご理解をお願いします。


WEBへの掲載を望まない方は、お手数ですがご連絡をお願いします。
teamkano@gmail.com


加納 哲也




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  1. 2013/08/01(木) 22:00:27|
  2. スカッシュ
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敬意

“敬意”。
アスリートにレンズを向ける胸の内には、常にその思いがある。
だからこそ、スポーツの瞬間を独自の視点で残したい。





各カメラ雑、誌の2013年8月号に掲載されているニコンのサンニッパ(AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II)の広告に使われている岸本勉さん(スポーツフォトグラファー)の言葉である。



アスリートへの敬意や愛情があれば、「背後の観客にピントが合っていて、肝心の選手はボケボケ・ブレブレ」なんて写真は撮れないはずなのだ。



DSC_0305.jpg






DSC_1133.jpg




被写体となっているアスリートへの敬意や愛情の有無を判断できるのは誰なのか?

よく考えていただきたい。





  1. 2013/07/24(水) 22:56:56|
  2. スカッシュ
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スカッシュ写真の撮り方(スカッシュの知見編)

「スカッシュ写真の撮り方(写真の基礎知識編)」からの続きです。)





1.競技、選手を理解し、動き(この先どいうことが起こるか)を予測する


下図は、「相手(ブレイヤーB)が左前からクロスロブを打った(またTに戻れていない)、ストローカーであるあなた(プレイヤーA)はTの少し後ろにいる」という状況です。
WS000002_20130623071828.jpg





この局面で、あなたが選択すべき最善手は何か?



答えは明快、「ボレーでストレートドライブを打ち、ボールをコート右後方へ運ぶ(2バウンド目がバックウォールニックがベスト)」です。

状況によっては、「ロブが高くて良いコースに上がったので、無理してボレーしない」や「相手がストレートドライブを予想してコート右後方に猛ダッシュしているので、ボレークロスドロップで逆を突く」なんて手もアリですけど、基本/原則は「ボレーカット、ストレートドライブ」です。



下の写真は、相手が左前からクロスロブを上げたので、「ジャンピングボレーする!」と察知して、シャッターボタンを押しています。
DSC_0275.jpg
D800 AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G 露出モード:マニュアル(1/640秒 f1.8) ISO:オート(3600)露出補正-0.3



この選手がしたショットセレクトと同じことを、カメラマンはしているのです。




Facebookの順天堂大学スカッシュ部のアルバムにあるこの写真も、同じシークエンスだと思います。
481192_355566881216101_1203442870_n_20130623074301.jpg

(撮影者の許諾を得て転載しています)



この瞬間を切り取ることができるのは、撮影者がスカッシュのことをそれなりに知っているから。そしてこの選手のことをよく知っていて、どのような動きをするのか予測することができたからです。結構難しいんですよ、これ。
あとは被写体ブレをしないシャッタースピードを選択できれば、エクセレントな写真になります。写真の基礎的スキルを身に付けるのは、割とカンタンです。


オールスポーツコミュニティ
のカメラマンは、「写真撮影のスキルはあるが、スカッシュの知見は(ほとんど)ない」だと思います。よって、「ピントが合っていて、ブレていない」という『記録写真』レベルはクリアしています。でもそれだけ。
ほとんどがテイクバック時の写真です。ジャンプやダイブが予想できず、ストーリーを理解できない人が撮影しています。



2013年のCP+(カメラショー)で、スポーツグラフィック「Number」編集長松井氏の講演を聴きました。
DSC_7841_20130623091042.jpg





下の写真は、1998年長野オリンピック ジャンプ団体戦で、金メダルを決めた舟木選手のジャンプを見つめる原田選手を撮ったものです。
DSC_7842_20130623091044.jpg




「他のカメラマンが舟木選手を撮っているときに、それを見つめる原田選手に“撮る価値”があると判断した藤田孝夫カメラマンはすごい」と松井氏は言っていました。1994年のリレハンメルオリンピックからつながるストーリーを理解しているかこそ、の判断です。さすが。



サッカーで試合前の練習中に「今日○○選手調子いいよ。ゴール決めるかも」や「あの選手、将来大物になるからマークしとくといいよ」とカメラマンから教えられることがよくあるそうです。「Number」レベルのカメラマンは、競技や選手のことをよく知っている(知らないと、撮れない)のです。





渡部さとるさんがスポーツ新聞社の新米カメラマンだったころのこのエピソードも、同様ですね。マニュアルフォーカス時代の話ですけど、シャッターチャンスを捉えるという点では、現代も同じです。



スポーツ新聞社のベテランカメラマンともなるとピント合わせの技はほとんど職人の域に達している。その中でも各社一人は神技と呼べる人たちがいた。

スポーツ新聞のメインはやっぱり野球である。カメラマンも、巨人戦ともなると(大阪なら阪神戦、名古屋なら中日戦)一塁ダッグアウト上、三塁、センターバックスクリーン、そしてゴンドラ席と最低4人の布陣となる。

なかでもゴンドラ席は各社腕利きのベテランが座る場所。ゴンドラ席とは一塁側観客席中段上くらいに位置し、ちょうど三塁とホームを結ぶ延長線上にあることが多い。そこからならグランドの隅々までを見渡すことが出来る。

一塁、三塁、センター席のカメラマンがバッター中心に撮影するのに対しゴンドラ席は、守備を主にハプニングなどを撮影する。要するにバッターが打ったボールの行方を撮る立場にある。

「ピッチャー投げました(カーン)打ちました!」のアナウンスの声と同時にレンズが振られ、野手が捕球する前にすでにシャッターが切られている。「横っ飛びのファインプレー」など、ゲームを左右する場面ともなると新聞紙上には絶対必要だ。必ず撮れるバッターとは違い、守備のプレーにもう一回はない。

どう考えてもボールより速くレンズを振っている。ピントはいつ合わせるかというと、「レンズを振りながら」ということになる。レンズといっても600ミリの超望遠レンズである。ピントの合う幅は限りなくゼロに等しい。

なのに、重要なプレーやハプニングがあると必ず写っているのだ。しかもピントぴったりで。試合を決定付けたファインプレーやエラー。一瞬を争う一塁ベース上でのランナーと捕球者の交錯。必要とされるものは全て写っていた。

横で撮影しているところを見ていると「カーン!」とバッターが打った瞬間にもう「カシャ!カシャ!カシャ!」と3~4の枚シャッター音が聞こえる。しかし肉眼でボールの行方を追っても飛んでいくボールなど見えない。いったいどうやって撮っているのか。

話を聞くとピッチャーの配球、バッターの癖、ランナーの有無、アウトカウント、点差、色々なことを頭に入れてあらかじめ狙いをつけておくらしい。その上で右目でファインダーを、左目でグランド全体を見てボールの行方を追い、守備の人間が動いたところに瞬時にレンズを向ける。ピントはもう長年の経験で三塁ならこのくらい、センターならこのくらいと指が覚えているという。だからバッターが打った瞬間にはシャッターが切られているのだ






インパクトの瞬間が撮れるのは、プレイヤーと同じ感覚でボールを追っているからです。「プレイヤーになったつもりで、ボールを打つ」ように撮ります。スカッシュがわかっていないと、撮れません。

DSC_0846.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/640秒 f2.8) ISO:オート(2500)





DSC_3613.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/640秒 f2.8) ISO:オート(2500) 露出補正-0.3




DSC_9802.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/500秒 f2.8) ISO:オート(6400)




2.主役・脇役・エキストラを適度に配置する。

肉が大好きな人でも、毎日3食ステーキを1週間も続けたら、さすがに飽きますよね。
「1番から9番まで全員清原」という打線、オモシロそうではありますが、強いチームではなさそうです。

組み写真の構成を考える時、「主役写真」、「脇役写真」、「エキストラ写真」のバランスを意識します。




まず、主役写真を2、3枚押さえます。
DSC_0308_20130623081738.jpg
D800 AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G 露出モード:マニュアル(1/640秒 f1.8) ISO:オート(2800) 露出補正-0.3




DSC_0308_1.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/640秒 f2.8) ISO:オート(3200) 露出補正-0.3




DSC_4158_20130623081529.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/640秒 f2.8) ISO:オート(4000) 露出補正-0.3




次に脇役写真を狙います。

DSC_9331.jpg
D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/500秒 f2.8) ISO:オート(6400)



DSC_9446.jpg




DSC_9926.jpg
D800 AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G 露出モード:マニュアル(1/640秒 f1.8) ISO:オート(2800) 露出補正-0.3




ちょっとした間で、エキストラ写真を拾っておきます。


DSC_9342.jpg
D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/250秒 f2.8) ISO:オート(2800)





DSC_0780.jpg
D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/500秒 f2.8) ISO:オート(4000)




DSC_0316.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/640秒 f2.8) ISO:オート(3200)




DSC_9584.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/250秒 f4) ISO:オート(6400)



ま、これは「写真の基本的スキル」ですが、スカッシュの知見がないと、脇役・エキストラは見つけられません。主役ばっかりの「フォトギャラリー」になります。







3.ストーリーを考える

下の写真は、2013年関東学生スカッシュ選手権団体戦 男子決勝が終わった直後のものです。
DSC_9595.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/250秒 f4) ISO:オート(6400)




決勝のスコアはこれ↓
慶應bt.順大 3-2 
鈴木(5)lost.井上(5)5-11,9-11,6-11
阿部(3)bt.中川(3)13-11,11-9,5-11,11-13,16-14
佐藤(4)bt.越智(4)11-9,3-11,8-11,11-4,11-7
平田(1)lost.小畑(1)9-11,11-6,6-11,12-10,10-12
府川(2)bt.高橋(2)11-8,11-6,7-11,5-11,11-8 
(試合順)



この流れからして、こういうシーン(チームの優勝を決めた主将を、みんなが歓喜で迎える)が起きると想像しました。だから、この瞬間を狙って待っていたのです。



以上、理屈を理解すれば、そんなに難しいことではありません。みなさんもゼヒ、スカッシュ写真に挑戦してくださいね。




  1. 2013/06/11(火) 21:46:42|
  2. スカッシュ
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スカッシュ写真の撮り方(写真の基礎知識編)

オリンピック競技の候補に残ったことで、ちょっとしたスカッシュバブルが起こっているようです。
“こういうときに使える写真”の撮り方を、ご説明します。ひとりでも多くの撮り手がいた方がスカッシュの発展につながると思うので。


スカッシュの撮影(静止画)に必要なスキルは、以下の2つです。

・写真撮影の基礎的知識
・スカッシュの知見(その試合のレフリーができる程度)




「アートとしての写真」の場合、『良い写真』の定義は難しいのですが、「記録写真」であれば、比較的単純です。
撮りたいもの(伝えたいもの)に①ピントが合っていて、②ブレていなく、③露出(明るさ)・色が適切であること。
これが良い記録写真の条件です。ロバート・キャパによる『D-Day』のような例外はありますが。

最近は制御技術が優秀になり、カメラ任せでもかなり良い写真が撮れるようになりました。しかし、スカッシュは撮影条件が厳しいので、ちょっとテクニックが必要です。重要な順に解説していきます。



1.選手をブラさないシャッタースピードを選択する


シャッタースピードとは、「シャッターが開いている時間の長さ」です。
シャッタースピード:1/640秒で撮影した下の写真では、選手・ボールは止まっていて、ラケットのみがブレています。
03_20130607224805.jpg
D800 AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G 露出モード:マニュアル(1/640秒 f1.8) ISO:オート(2200)



現実には、選手・ボール・ラケットどれもが動いています。でも1/640秒という短い時間では、選手・ボールが動いた距離はごく僅かなので、『止まって見える』。スイング中のラケットのみが数センチ動いているため、その分が『ブレ』になります。

被写体の動きに応じて、「ブレないで撮れるシャッタースピード」を選択すること。
これがスカッシュ写真撮影スキルの最重要事項です。被写体が動き物の場合全てに共通するスキルです。上の写真ではラケットがブレていますが、スピード感を伝えるのに適したブレ量だと判断しました。でも選手の顔はブレないことが必須。顔が止まっていても、もっとブレが大きくて「選手が振っているのがラケットなのか箒なのか分らない写真」はブレ過ぎです。


シャッタースピードを速くするとブレは防げますが、デメリットがあります。シャッターが開いている時間が短いと、取り込める光の量が少なくなります。取り込める光の量が少ないと、画質が低下します。
スカッシュコートのような屋内は、日中屋外に比べてかなり光の量が少ないのです。人間の目は調整能力が高いので、照明が点いていればそんなに違わないように感じますけど。
カメラをオートに設定していると、スカッシュコートのような暗い場所では多くの光を取り込むために、カメラはシャッタースピードを遅くするようプログラムされています。1/15~1/100秒くらい。これでスカッシュを撮るとブレブレになります。
みなさんがピンボケだと思っている写真の多く(80%くらい)は、「ブレた写真」です。「ブレ+ボケ」も含めて、ですが。

スカッシュのように動きの速い被写体をブレずに撮るためには、速いシャッタースピードに設定する。でも、ブレない範囲でできるだけシャッタースピード遅くする。
「ブレはシャッタースピードでコントロールする」と覚えてください。

13.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/125秒 f2.8) ISO:オート(2500) 露出補正+1.0




2.ピントを合わせるために、選択したフォーカスポイントで選手を追い続ける

EOS Kiss X7のCM
を見て、「ママ、スキル高っ!」と感心しました。
WS000001_20130611220939.jpg




被写体が静物(花や料理など)であれば、ピント合わせはカメラにお任せでもかなりイケますが、動体の場合はかなり難しいです。ママは、9点あるフォーカスポイントの中から真ん中上を選択し、コンティニュアスAFで子供を追い続け、ダイビングヘッドでシュートするベストなタイミングでシャッターを切っています。なかなかの腕前です。

難しい話は省きますが、スカッシュの撮影ではどうしてもピントが合う範囲が狭くなります。残念ながら、現在の技術では、カメラ任せではピントは合いません(5~10年後なら可能かも?)。オリンピックやワールドカップを撮影しているプロカメラマンでも現在はほぼ100%オートフォーカスを使っていますが、カメラ任せではありません。

ピント合わせの基本は構図を決めてから任意のフォーカスポイントを選択し、コンティニュアスAFで選手を追い続けることです。
私の基本設定を末尾に示しておきます。



DSC_1185_20130607232541.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/640秒 f2.8) ISO:オート(4000) 露出補正-0.3

上の写真、ピントは宮武選手の左手(ラケットを握っているところ)に合っていて、顔は微妙にボケています。選択したフォーカスポイントで選手の顔を捕捉できなかった失敗例です。このくらいシビアにピントは追い込むことが必要です。







3.スポット測光を使う

カメラの初期設定は、アベレージ測光(評価測光)になっていると思います。スカッシュの撮影でアベレージ測光を使用すると、バックウォール側から撮影する場合は壁の白さに引っ張られて選手が露出アンダーに、フロント側からだと観客席の暗さに引っ張られてオーバーになります。
スポット測光で選手を捕らえましょう。ピントが追えれば、露出も大丈夫です。

原則として、「カッコイイ写真=露出アンダー(暗め)、カワイイ・優しい写真=露出オーバー(明るめ)」と覚えておきましょう。

DSC_4333.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/125秒 f2.8) ISO:オート(6400) 露出補正+0.3






スカッシュの場合、基本はアンダー露出ですね。下のは極端な例ですが。
DSC_1867B_20130607232932.jpg
D7000 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/640秒 f2.8) ISO:オート(4000) 露出補正-1.0





4.コントラスト低下に気を配る

スカッシュの撮影は、原則アクリルボード越しになります。アクリルボード越しに撮ると、コントラストが低下します(コートによって程度が違います)。

下の写真で、素通しの上半身とバックウォール越しの下半身で、コントラストが違う(下半身の方が白っぽい)ことが分ります。
DSC_4311_20130608080236.jpg
D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/500秒 f2.8) ISO:オート(4500) 露出補正-0.3



私は撮影時、原則コントラストを高くする方向で補正しています。
補正し過ぎはダメですよ。あくまでも「アクリルボード低下した分を、補う」というスタンスです。





5.スカッシュ撮影時、加納の基本設定

下記はあくまでも「原則」。状況や撮影意図に応じて、適宜変更しています。
カメラはD800、レンズはAF-S 24-70mm f2.8G ED、AF-S 70-200mm f2.8G ED VRⅡ、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの3本です。


露出モード:マニュアル(シャッタースピード:1/640秒、絞り:開放)
測光モード:スポット測光
ホワイトバランス:Auto1(電球色も補正する)
ISO感度:Auto(上限6400)
ピクチャーコントロール:カスタム「SQUASH」
AF:AF-C、9点ダイナミック、AF-ONボタンで親指AF、シャッター半押しAFはOFF
アクティブDライシング:より強め
AFロックオン:弱め
レリーズ優先
半押しAFレンズ駆動:OFF(AF-ONボタンで親指AF)
主スロット:CF(RAW記録)/副スロット:SD(JPEG記録)


DSC_4748.jpg
D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED 露出モード:マニュアル(1/640秒 f2.8) ISO:オート(3200) 露出補正-0.3




DSC_1754.jpg
D800 AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G 露出モード:マニュアル(1/1000秒 f2.2) ISO:オート(5000)




「スカッシュ写真の撮り方(スカッシュの知見編)」へつづく







  1. 2013/06/07(金) 22:48:48|
  2. スカッシュ
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1.01の人、0.99の人

以下は、丹埜倫さんがFacebookに掲載していた写真を転載しています。

582372_469147726481362_97494347_n.jpg





これ、「個人の時間軸での話」としてとらえる人が多いと思います。
私も最初そうでしたし、これを書いた人や掲示した人もそうなんじゃないかと思います。




でもよく咀嚼してみると、「集団、組織、社会の話」としても通用することに気付きました。


「1.01の人=ちょっとした『善いこと』をする人」
「0.99の人=ちょっとした『悪いこと』をする人」




ちょっとした善いこととは、「道路に落ちていたゴミを拾い、ゴミ箱に捨てる」や「電車・バスで、お年寄りに席を譲る」、「いじめが行われている場面に遭遇したら、『やめなさい。それは人間として恥ずかしいふるまいだ』と言う」、などです。

これらは英雄的活躍や革新的イノベーションとは違い、表彰されたり、特別に感謝・尊敬されたりはしません。ノーベル賞はもらえませんよね。それどころか3つ目のなんて、自分がいじめの対象になるリスクを負うことになります。

ですが、「ちょっとした『善いこと』をする人」がたくさんいる社会は、居心地が良く、住みやすいものになっていきます。





大河ドラマ『八重の桜』で取り上げられた「什の掟」は、ちょっとした悪いことを戒めています。

三、虚言を言ふ事はなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ


「什」とは、「○○地区子供会」みたいなものです(今、「子供会」って存続してるのかしらん)。
嘘をつく、列に割り込む、おつりをごまかす、など掟を破ると、「皆の前でお詫び」→「皆からのしっぺ」→「絶交」という罰を受けることになります(軽い順)。

参照:日新館HP 




「ちょっとした悪いことをする人が多くいると、その組織は機能不全に陥り、やがて崩壊する」ということを理解していた人の知恵ですね。
現代ならば、「匿名で批判・誹謗中傷をカキコしてはなりませぬ」を追加すべきだと思います。卑怯な振舞に含まれるのですが、そう思っていない人もいるようなので。


ならぬことはならぬものです。



  1. 2013/01/24(木) 20:19:06|
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「ありがとう」を言う能力

アヤックスでUEFAチャンピオンズカップ(現:チャンピオンズリーグ)3連覇の実績を挙げ、1973年にF.C.バルセロナに移籍したヨハン・クライフは、チームのリーガ・エスパニョーラ優勝(14年振り)に貢献した。

「ここでリーグ優勝した時一番感動したのはどんな出来事だったと思う? 『おめでとう』 じゃなくて 『ありがとう』 といわれたことだよ。胸にずしんときたね。生涯忘れられない思い出だ。誰も彼も、どこへ行っても『ありがとう』。つまりバルセロナの勝利はここで暮らす人々みんなのものなのだ」


この時のことを回想して、後にクライフが語った言葉である。





2012年12月28日に開催された「第16回 アジアジュニアスカッシュ選手権(団体戦) 代表選手選考会」で、男子は古積廉人が代表に選出されると、私は予想していた。8月のジャパンJr.時点で、4人の候補選手では古積が一番実力・実績が高く、また9月以降の上達を間近で感じていたからである。

私の予想は、「尾潟祐亮:3勝0敗(代表決定)、園部大和:2勝1敗、古積:1勝2敗、大段凛太郎:0勝3敗」という形で外れた。
(身体的成長も含めて、だが、)あの古積の伸びを上回る成長を遂げた選手が2人もいたとは、大きな、とても嬉しい誤算だった。結果が出せなかった大段も、豊かな可能性を示してくれた。


彼ら4人の成長は、もちろん当人の努力・才能に拠るものだが、それ以上に多くの人たちの様々なサポートがあってのものだろう。「サポートを、受けることができる」というのも、ひとつの才能である。



人は誰もが、誰かの助けなしには生きられない存在として数年を過ごし、かなり高い確率で介護が必要な年月を過ごすことになる。
だから、「あなたのサポートやダメ出しのおかげで、私はこうして成長し、生きていくことができました。ありがとうございます」と言える能力は、必要不可欠のものである。


ということで、昨年(「パブリック・ドメイン」)、一昨年(「贈り物」)と『干支が違うだけで、他は全く同じ年賀状』を今年もお届けする。

「彼らの勝利は、私の勝利」であり、「彼らの失敗は、私の痛み」である。
「代表入りおめでとう」ではなく、「こんなに強くなってくれてありがとう」を。「もっと頑張れよ」の代わりに、「オレも頑張らなきゃ!」を。


明けましてありがとう。今年もよろしくお願いします。






  1. 2013/01/01(火) 23:37:41|
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ちょーカッコイイ!!!

そう、これがスカッシュというスポーツ☆☆☆



Squash : MegaRallies - El Shorbagy v Ashour Qatar Worlds 2012 - EP14





  1. 2012/12/22(土) 19:18:58|
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クオリティ 3

人(とお金)は、カッコイイもの、美しいカワイイもの、楽しそうなところに集まってくる仕組みになっている。



こういうのを観ると、それが良くわかるね。
YouTube動画 「Squash Olympic Bid」



精進せねば。

DSC_4567.jpg




Facebookのアルバム「2012インカレ個人戦」







  1. 2012/12/20(木) 21:44:13|
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うーん、惜しいっ(・∀・)

2012 Dunlop Canadian Junior Open、U19 Boys Final

Zayas Edgar bt Endo Tomotaka 9-11 11-8 13-11 12-14 11-4




Zayas先週は身体能力が高く、ラケットワークも巧い。丸田選手を2倍速く、3倍巧く・正確にした感じ。

そんな相手でも「ミス待ち」ができるフィットネスとメンタルが、まだ足りない。フォア前での失点が多かった。



次のUS Jr.オープンの開催地は、今年もハーバード大学。厳しい闘いが続くようだけど、小林僚生・林尚輝選手と共に頑張れー!




  1. 2012/12/12(水) 05:14:41|
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遠藤共峻、カナダJr.オープン決勝進出!

カナダのThe Club at White Oaks, Niagara-on-the-Lakeで開催中の2012 Dunlop Canadian Junior Open、U19 Boysで遠藤共峻選手が決勝に進出しました!(結果入りドロー



決勝戦は日本時間で12月12日午前3時からの予定です。 USTREAM配信ページ






ま、日本ではないので、「頑張って起きてたけど、ゼンゼン始まらない!」や「早く寝て3時に起きたら、もう終わってた(・∀・)」てなことがあるかもしれない。

そもそも、USTREAM配信されるのかどうかもわからない。


でも、最大級の応援を送ろう!!!!

準決勝後のトモ(小林僚生選手のTwitterより)




決勝に関して、小林さんがFacebookに書いている記事が参考になります。





  1. 2012/12/11(火) 20:34:41|
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クオリティ Part2

こういうクオリティの画像は、「存在しない方がスカッシュの発展につながる」のでしょうか?


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  1. 2012/12/08(土) 23:01:35|
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2012 インカレ個人戦 2日目

2012年11月29日(木)~12月3日(月)まで、インカレ(第40回全日本学生スカッシュ選手権大会)個人戦が開催されています。


大会終了後に開催されるレセプションでのスライドショーに、写真を提供することになりました。
何枚か撮った写真は、大会後にFacebookのアルバムで公開します。



DSC_0308.jpg


これ↑は、現在開催中の香港オープンで、スティーブさんが撮ったこれのパクリです(^^ゞ

やっぱプロは上手いわ☆ 当たり前ですけど。






みんなでパクろうね♪
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大会、熱いです。
午前中仕事してたので、初めてオフィスにダウンジャケット持ってって寒さに備えたのに、ほとんど着てませんでした。

OB・OGの方々も、是非ご観戦を!



会場・ドロー等

結果速報








  1. 2012/11/30(金) 22:43:54|
  2. スカッシュ
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クオリティ

全日本をUstream配信で観戦していた人は、大会2~3日目までと、最終日の準決勝・決勝での映像にクオリティの差があったことに気付いただろう。


送り手が、3目までは素人、最終日はプロなので、違いがあって当然。






映像のクオリティが高いと、最終日のソーシャルストリームにこんなコメントが入るようになる。

「スカッシュ!!ルールが解らないけど〜面白そう!!




スカッシュの発展を担う者がすべきことは、何なのか?



よく考えてみよう。






DSC_0128.jpg













DSC_9949.jpg









  1. 2012/11/27(火) 23:01:45|
  2. スカッシュ
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スカッシュ写真の価値(加筆修正)

1.西日本新聞フォトサービス スポーツFUKUOKA

料金表



D70・・・・「0」がひとつ足りないんじゃあ?と思ったけど、間違いない。
ってことは、レンズは28-70mm f2.8かな?
で、1/1500秒・・・・・





2.オールスポーツコミュニティ SQ-CUBE CUP 2007

料金表




まあ、どちらも相場通りの価格ですね。







スポーツを撮るプロカメラマンにも、オリンピック・ワールドカップレベルの人を頂点として、いろいろいるということです。
先日の女子世界選手権団体戦の写真も…でしたし。


「(主要被写体に)①ピントが合っている ②ブレしていない ③解像感がある」という『記録写真』としての条件を備えているという点に於いて、オールスポーツコミュニティはかなりマシな部類だったいうことを、改めて認識しました。




ちなみに、素人が撮った例

ピンボケ、被写体ブレ、モワモワ・・・・
オフィシャルサイトに掲載されている現日本チャンピオンのプロフィール写真が、これです。
このシャッタースピード(おそらく1/250秒あたり)で被写体ブレしないのは、20%以下でしょうね。




今年のCP+(カメラショー)のセミナー「スポーツを撮るということ」で、プロカメラマンの岸本勉さんは、「スポーツ写真の基準シャッタースピードは、(被写体ブレを防ぐために)1/800秒~1/1000秒です。あくまでも“基準”なので、臨機応変に設定しますけどね」と言っていました。
DSC_0184.jpg


フィギュアスケートの写真は、1/1000秒~1/2000秒で撮られているのが多いですね。






私がスカッシュを撮る場合、試行錯誤の結果、1/640秒を基準としています。
05.jpg

「選手の顔や身体のブレを許容範囲に納め、ラケットヘッドが(それがラケットだとわかる程度に)ブレる」ことと、高感度ノイズや解像感のバランスでここが落とし所になりました。
これも、コートの照明(光の当たり具合)や使う機材、撮影意図によって臨機応変に変えます。







03.jpg
1/160秒 露出補正+2








相場以上の価格が成立するプロは、このニコンイメージングジャパンのサイトに掲載されている「D800 / D800Eテクニカルガイド 」の21ページにあるような精度まで追い込んでいます。
下の写真見て、一瞬で「ピント位置がズレてるね」と分かる人たちの中で日常を過ごしていると、この程度の失敗が気になるようになっちゃいます。職業病ですね。





これみたく、「ピントは外してるけど、良い写真」も、たまにあります。
560999_134251373382563_173758179_n.jpg
(Doha WSF World Junior Squash Championships 2012のギャラリーより)



スカッシュの撮影は難しいです。
厳しくフェアに良い/悪いを査定する能力と、温かい目で「ま、しょうがないよね。次、ガンバロウ!」という寛容さが、良いカメラマンを育てます。

スカッシュプレイヤーと、全く同じですね。








  1. 2012/11/22(木) 22:49:57|
  2. スカッシュ
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続きは有料メルマガで・・・?

FacebookのSquashnationというページ(?)に、全日本の見所を(ちょこっとだけ)書きました。






うーん。

ふつーブログに書いて、Facebookに「ブログ更新しました」と告知するよな。





ま、軸足は完全に移行してるってことです。




続きはFacebookで・・・なんてのもアリかも?






試合のレビューも、あっちで書くかも。





いいのか、それで?




  1. 2012/11/21(水) 19:16:40|
  2. スカッシュ
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年齢差52対決?

第2回アイベック横浜オープン in パレット中川 男子選手権予選2回戦 

坂本聖二 vs 古積廉人 ダイジェスト動画




2nd Game 9-8からのラリー、世界遺産に登録してもいいんじゃね?



3rd Game 8-7 レフリーへのリアクションに心奪われるヒト、確実に一人はいるね(^^ゞ




あー、楽しかった♪





  1. 2012/10/21(日) 12:08:35|
  2. スカッシュ
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正真正銘、「照明の証明」

インカレ予選の写真をFacebookのアルバム(36枚)にアップしたら、「写真のクオリティが上がった」と言われちゃいました♪



21.jpg
D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II f/2.8 1/640秒 ISO感度:オート(3600)

<以下、共通>
ピクチャーコントロール:カスタム(SQUASH)※ここ、参照
ホワイトバランス:オート
露出モード:マニュアル
フォーカスモード:AF-C
AFエリアモード:ダイナミック、9点
測光モード:中央部重点測光
高感度ノイズ低減:弱め
アクティブDライティング:より強め




11.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED  f/4 1/400秒 ISO感度:オート(2800)






25.jpg
D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II f/2.8 1/640秒 ISO感度:オート(4000)







04.jpg
D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II f/2.8 1/500秒 ISO感度:オート(3200)





てへ(^^ゞ

実は1周間前、ローパスフィルターを清掃してもらうためにニコンプラザに行ったところ、「最新ファームウェアが出てますけど、ファームアップしておきますか?」と言われたので、お願いした。
そしたら、初期設定に戻ってたので、この日の朝に「シャッターはレリーズ優先で、ファンクションボタンはアクティブDライティングに割り当てて・・・」とやってたんだけど、画質モードを「RAW+JPEG(CFカードにRAW、SDカードにJPEG)」にするの忘れてて、JPEGのみで撮ってたのね。

とゆーことで、今回のは、ほとんどJPEG撮って出し(リサイズ、圧縮のみ)、一部だけトーンカーブ微調整したくらい。ってか、JPEGだからトーンカーブくらいしか調整しようがない。

自分的には、ノイズリダクションや黒レベルなどを調整したかったんだけどできなくて、まあしゃーないかってカンジだったんだけど。




カメラマンのスキルは、「70-200の使い方が分かってきた」以外、変わりません。
写真のクオリティが上がったとすれば、それはもう「100%照明のおかげ」です。はい。








これは今年7月の関東オープン2日目の写真、JPEG撮って出し。
DSC_4695.jpg
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED  f/2.8 1/640秒 ISO感度:オート(1400) 露出補正-0.3




今年3月に発売されたこのカメラ、高画素が話題になったけど、実際に使ってる人からは「オートホワイトバランスが使える!」との声が多かった。
そのカメラでこういう色に写るのは、「現実に、こういう色が見えている」ということなのね。

18%グレーカードでホワイトバランスマニュアルプリセットもやってみたんだけど、肌が青白くなっちゃうし、選手の位置によってズレるから、結局そのままでは使えない、と。





で、諦めてオートで撮り、「自然光下(5000~5500ケルビン)だったら、こういうふうに見えるはず!」という色に、力技で加工してたのね。

RAWからCapture NX2で現像
DSC_4695 R



色褪せた古いカラー写真を復元するのと同じ技術。やっぱ不自然さ、作った感は隠し切れない。








後処理は、「並べて比較しないと違いが分からない程度」にしとかないといかんです、ホントは。上のは、邪道★
やりたくないけど、仕方なくやってる作業。






関東オープン1日目、パレット中川のは、並べないと違い分からないでしょ?
DSC_3773 J
D800 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED  f/2.8 1/640秒 ISO感度:オート(2500) 露出補正-0.3





DSC_3773.jpg




上がJPEG、下のがRAWから現像した写真です。


ビバ!照明♪





  1. 2012/10/15(月) 22:30:04|
  2. スカッシュ
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世界基準

今日(日本時間10月7日)から男子本戦が始まったDelaware Investments US Open 2012、Squash TVで以下の3試合を観た。

Christopher Gordon (Usa) vs Hisham Ashour (Egy)
Gregory Gaultier (Fra) vs Olli Tuominen (Fin)
Borja Golan (Esp) vs Joe Lee (Eng)


改めて感じたのは、「日本でレットになってる状況のうち1/3は、ノーレットと判定されている」ということ。
プレーヤーもその判定が当然だという態度でいる。


3年前、日本での大会に参加したChristopher Gordonが、準決勝後にレフリーに対して「できるだけラリーを続けさせるのがレフリーの務めだ。なのにキミのジャッジングはプレーを止めさせる方向だぞ!」とクレームを付けていたのを思い出した。
彼らの基準ならば、「日本のレフリーはノーレットとしなさ過ぎ」というのは十分頷ける。実は私も、自身がレフリーを務めた準々決勝で、James Snellから試合中にGordonと同じ事を言われている。




レット/ストローク/ノーレットの判定は、ざっくり言って以下の通りに行われる

1.ノンストローカーの妨害があり、それが無ければアピールしたストローカーは有効なリターンができた→レット

2.ノンストローカーの妨害はあったけれども、妨害が無かったとしてもストローカーは(ボールに追いつくことができず)有効なリターンができなかった→ノーレット

3.ノンストローカーの妨害があり、ストローカーがプレーを続けていたら相手にラケット/ボールを当ていた→ストローク



実際はこれに「ノンスローカーは相手にプレーさせるための努力をどのくらいしたか?」など多種多様の要素が加わるのだが、概略はこれ。

「日本のレフリーはノーレットとしなさ過ぎ」は、『妨害があった→レット』としていることに拠るものがほとんど。判断するのは、『妨害の有無』ではなく、『(もし妨害がなかったら)アピールしたプレイヤーは有効なリターンができていたか、いなかったか』なのである。




既にReplayがアップされているので、Squash TVに加入している人は、Borja Golan vs Joe Leeの2ゲーム目9-9でのアピール→ジャッジ→ビデオジャッジを是非観ていただきたい。ビデオジャッジの結果に拍手しちゃった。

3人レフリーでの判定が覆るくらいだから、いろんな解釈が成立する状況なのだが、これをノーレットとするのが世界基準なのだよ。






  1. 2012/10/07(日) 19:38:48|
  2. スカッシュ
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見える人にだけ、見える。(加筆修正)

3年程前、「見える人には見える」というタイトルのブログの記事を書いた(パスワード付き)。

そこでは、「コピー機の製造・販売業として創業した企業」の販売会社の方々と一緒に仕事した際のエピソードを紹介している。
彼らに販促企画書などの書面を渡すと、「ああ、◯◯(←コピー機の機種名)をお使いですね」と言われたという話である。コピー機販売のプロは、書面を見れば「どのコピー機を使ったのか」を判読できるのだ。アンビリーバブル!


ただし、それは15年以上前の話。近年、コピー機(というか、複合機)の性能も上がっているから、今はそんなことないだろうと思っていた。
そこで先日、本社の方に昔話のつもりでこのエピソードを話したところ、「ああ、そうですね。(今でも)わかりますよ」と言われてしまった。
「プロだから、当然です」とは言わなかったが、そういう表情だった。「“コピー機のプロ”だから、『どんなコピー機で出力されたのかがわかる』のは、当たり前なんです」と、顔に書いてあった。


F-1のメカニックがテスト走行時のエンジン音を聞いて、「2速ギアの入りが渋いから、調整が必要だな」と準備を始めるといった話も同類だろう。




そういえば、プロカメラマンではないけど“写真のプロ”である私は、フィギュアスケートの写真を見れば、「レンズはヨンニッパ(400mm、f2.8)、シャッタースピードは1/1250秒、露出はシャッタースピード優先AEで結果f3.5だな」といった設定を読み取ることができる。またポートレートからは、「この位置に白レフを置いて、アシスタントがここでハレ切りをして…」といった『写っていない部分』を詳細に思い描くことができる(もちろん、焦点距離や絞り等設定もわかる)。
誰が、どのように撮ったのかは、書いてなくても写真そのものから判読することができる。

また、料理を撮影した写真であれば「撮影者がどれだけ料理に造詣が深いか」や、被写体が子供であれば「どれだけ子供に愛情を注いでいるか」といった『被写体と撮影者の距離感』も判読できる。

プロだから当然。プロでなくても、写真に興味を持ち、ある程度のセンスを備えていて、経験を積めば誰でも、このような「見える人にだけ、見える」ということが起きる。これはジャンルを問わない。





さて、ここまでが前フリ。
本題は、「2012世界ジュニアスカッシュ選手権で、小林僚生・海道泰喜・遠藤共峻・机龍之介をメンバーとする日本代表チームが6位という成果を収めたことに関するものである。

「誰も予想していなかった大躍進」という記述を見かけたので、物申しておかねばならない。「大躍進」にではなく「誰も予想していなかった」について、そんなことないんだよ、と。
日本スカッシュの強化に興味・関心があり、ある程度のスカッシュの知見があれば、この結果は6年前に予想できたものだ。







以下は、2006年にニュージーランドで開催された男子世界ジュニアスカッシュ選手権団体戦の成績である。

1. Egypt
2. Pakistan
3. Malaysia
4. England
5. Germany
6. India
7. Hong Kong
8. Canada
9. Netherlands
10. Australia
11. South Africa
12. Switzerland
13. United States of America
14. Ireland
15. New Zealand
16. Japan
17. Finland
18. Zimbabwe


福井裕太、河野文平、机紳之介、新久保達也というメンバーで参加した日本は、18チーム中16位という成績だった。
以下、私が6年前に当ブログで書いた内容を簡潔にまとめる。



1.結果・各国の実力分析

(1)日本の実力
福井裕太は、2004年の全日本(当時16歳)でベスト8、2005年(17歳)には4位という成績を残している。
2005年の全日本は、コンディションが万全であれば福井が優勝したのではないかと私は視ている。つまり、日本チャンピオンになってもおかしくないポテンシャルを備えていた。
もちろん、実力にはコンディション調整も含まれるので、福井が有していたのはポテンシャルだけで、実力はそこまで達していなかったということなのだが。

他3人は、全日本ベスト16~予選敗退レベルだった。



(2)エジプト・パキスタン
 3位以下を大きく引き離す、高い実力を有していた。次元が違う。


(3)マレーシア
 この大会の成績で私が最も注目したのがマレーシアである。このチームは、18歳当時の福井裕太とほぼ同等の実力を持つ選手4人で構成されていた(エルヴィン、アシュラフ、アイヴン、カムヒン)。『福井裕太x4人』のチームが、3位になったのである。


(4)香港
 7位に入った香港は「福井裕太レベルの選手が2人(マックス・リー、レオ・アウ)のチーム」だった。
  

(5)その他各国の実力
 詳細な戦績から推測される各国の実力を、「(18歳当時の)福井裕太が何人いるか」という尺度で示す。

  ・イングランド(4位)~インド(6位):4人未満~2人
  ・カナダ(8位)~ニュージーランド(15位):2人未満~1人
  ・フィンランド(17位)~ジンバブエ(18位):1人未満



2.実力分析から導き出される推論
(1)18歳当時の福井裕太レベルの選手4人(=年齢制限の無いフル日本代表レベルのチーム)で世界ジュニアに参加すると、3~6位になれる。
(2)エジプト・パキスタンに勝つには、大きなブレイクスルーが無い限り不可能。だが、日本チャンピオンにほぼ等しい実力のジュニア代表を育成することは、十分射程距離内。
(3)それ(=日本チャンピオン相当レベルのジュニア代表x4人)は、2012年に実現できる。




以上が6年前に私が書いた内容だ。この記事の最後にリンクを貼っておくので、日本スカッシュの強化に興味がある人はお読みいただきたい。ただし、「文章能力が低くて、何言いたいんだかよくわからん」ところが多々ある(書いた本人にも!)ので、読むのは相当な苦労を伴うが。
わかりにくいけど、言いたかったのは、上で示した通りのこと。






さて、2012年世界ジュニアに、日本代表は「18歳当時の福井裕太x2人+全日本ベスト16~予選敗退レベルx2人」というメンバーで挑んだ。2006年の香港とほぼ同等の実力だったと言える。
そして結果は、ご存知の通り。

日本スカッシュの強化に関心があり、選手強化・育成に知見があれば、今回の結果は“6年前から、見えていた”のである。




「見る目がある人」には「見える」ものが、「見る目がない人」には見えない。
プロカメラマンが撮った素晴らしい写真を見て「こういう写真を撮るには、105mm f2.8のレンズを用意して1/640秒に設定し、こういう状況になったときにシャッターを押せばいいんだ」とわかる人は、少しだけプロカメラマンに近づくことができる。












興味・関心を持ち、経験を積めば、誰でも“見る目”は養うことができる。クリアーな視界は、潜在能力を鮮やかに開花させる。
見えない人が闇雲にもがいても、能力は開花しない。

できるだけ多くの方に、日本スカッシュの強化に関心を持っていただきたい。そうすれば、自ずと“見えてくるもの”がある。
『人を見る目』を備えた人が増えることを、私は願っている。それなしでは、日本スカッシュの強化は進まないからだ。




(※7月26日21時加筆)
なお、以下のブログ記事は、小林父さんのmixi日記「W-Jr,マレーシア3位に思う」に基づいて書いたものである。
2006年時点で、“2012年が見えている人”が、少なくとも3人はいたのだ。



ドロップ






ジュニアチーム






コーチ








20070319090551.jpg







KAIDO.jpg






ENDO.jpg










「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想



「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想2



「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想3



「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想4



「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想5



「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想6



「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想7



「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想8


「ユウタx4=世界Jr.メダル」構想補足










  1. 2012/07/25(水) 20:44:44|
  2. スカッシュ
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イケメンポートレートカメラマン

前日に入手したレンズのテストしてたら、Facebookのアルバムにアップした写真は202枚になっちゃいました☆


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で、男子選手の写真により多くの「いいね!」が来ちゃうんだなぁ~★






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あたしって、そっちに向いてるのかしらん・・・?






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DSC_6165.jpg







そんなことにゃーだにゃ?







  1. 2012/07/20(金) 21:54:51|
  2. スカッシュ
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2012 関東オープン

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DSC_3890.jpg























その他多数の写真はFacebookのアルバムで閲覧ください。



随時追加していきます。







  1. 2012/07/14(土) 22:56:47|
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失敗から学ぶ

5月4日時点で72kgあった体重を、6月17日には67kgに減らした。





おひさしぶり、私が家元のカノウである。



ダイエット(dietという言葉の本来の意味は、「治療・体重調節などのための規定食、特別食、食餌療法」である。痩せすぎ・栄養不足の場合は、たくさん食べて太ることが"diet")の主要因は、昨年10月~今年4月まで2回しかスカッシュしていなかったのを、5月4日以降1.5回/週のペースでやっていることなのだが、他にもっと簡単かつ有効なダイエットも実践している。

それは、めちゃイケの「ガリタ食堂」を観ていて、「ガリタさん、食べるの速っ!」っと感じたことがきっかけだった。
そーいえば二郎を食べるときは、あんなペースだなぁ、と。

つまり、休みなく麺・ヤサイ・豚をバランス良く口に供給し続けることが、二郎攻略の基本である、と。
味わうとか、余計なことをしている暇などない。ひたむきに目の前の丼に積み上げられた物体を胃に移動させるという作業に没頭するのである。




とゆーことは、二郎を攻略する時と逆のことをすれば、痩せる!

そこで食事の際、「口の中に食べ物がある時は、箸を動かさない。よく噛んですべてを胃に収めてから、次の食べ物を口に入れる(ただし「おかずとごはんを一緒に」はOK)」というルールを自らに課した。
この「逆二郎ダイエット」の有効性は、生物学的にも実証されている。




小林僚生が二郎中山駅前店で初挑戦し、一敗地にまみれた(ここ、参照)のは、彼が「ラーメンを食べようとした」ことが主な要因である。「二郎はラーメンに非ず。二郎という食べ物なり」という広く知られた格言が示すように、二郎では「ラーメンを食べよう」などと不遜な態度で挑んではならない。
『ある種のアトラクションとして、二郎と向き合う』という姿勢が求められる。この意味において、杉浦太陽辻希美は極めて正しい。



僚生も「最初はウマッ!と思ったんですけど、だんだんキツくなってきて・・・」と敗戦を振り返っていた。そう、彼は「ラーメンを食べる店として、二郎を選ぶ」という致命的な失敗を犯したのである。




「失敗? これは上手くいかないということを確認した成功だよ。」


Facebookで見つけたトーマス・エジソンのこの言葉を私がシェアしたところ、多くの人から共感を得た(最近、ネット上での活動の軸足はFacebookに移っている)。



何かを成し遂げた人たちは皆、いくつかの失敗を経験している。そこは、何も成し遂げられなかった人と何ら変わりない。違うのは、「自らの失敗を確認し、何故上手くいかなかったのか、どこをどう変えれば成功に近づくのか」を“自身の問題”として捉え、トライ&エラーを繰り返すところである。


成功しない人は、「オレが貧乏なのは、景気が悪いせいだ」や「負けたのはレフリーのジャッジが…」「相手のアピールが…」などといった『自身の力ではどうにもできないこと』を失敗の要因をしてしまう。

あるいはその前に、失敗を(外部に対しては)認めない。でも当人は失敗を自覚しているので、失敗を恐れてトライをしなくなってしまう。そういった“負のサイクル”に陥っている例を、私たちの周囲にいくつも見ることができる。



エジソンが成功した要因のひとつは、「自らの失敗を認め、きちんとそれに向き合い、改善していこうする姿勢」を持っていたことである。




小林僚生がミロ・ジュニアオールスターU19や北海道オープンで優勝したのは、昨年11月、二郎での敗戦を糧にしたからである。







ん? ロジックが強引だと?!



これはロジックが上手く展開できなかったということを確認した成功だよ。








  1. 2012/06/21(木) 07:56:47|
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2012 全日本U23 1日目

ファイナルゲーム、5-8から逆転してベスト8入りした青木大之選手
DSC_2074.jpg





元々高い身体能力を有していたが、“それを活かせるスカッシュのスキル”が備わっていなかった。
DSC_1959.jpg





身体を反転させながらボールを追うボディバランスなどに、その身体能力の高さを視ることができる。
DSC_1917.jpg





ようやく、「多少は身体能力を発揮できるレベル」のスキルを身に付け始めたようだ。
DSC_2045.jpg





だが、彼のポテンシャルはまだまだこんな程度ではないはず。
DSC_2094.jpg





フルに発揮できるよう精進することを、期待している。
DSC_2104.jpg




とりあえず、おめでとう。




他、宮川将選手や高見沢勉選手など、多数の写真は、Facebookのアルバムご覧ください。随時追加していきます。





DSC_2000.jpg










  1. 2012/06/03(日) 13:23:36|
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オープンマインド

このブログ記事で、「代表選考試合を撮影不可としたから、日本はアジア大会で女子団体の銅メダルを逃した」と書いた。
別の言い方をすると、「あの代表選考試合で撮影可としていたら、メダルは獲得できた」ということである。



んな、アホな!と思うかもしれない。
だが、よく考えていただきたい。

「自分が試合しているところを多くの人に見られるのが好き。見てくれる人が多ければ多いほど、頑張っちゃう♪」というA選手と、「自分の試合を見られるのは、苦手。自分がどう映っているいるのが気になっちゃう。多くの人に見られると、委縮しちゃて…」というB選手がいるとする。
それ以外の要素(スカッシュの実力、その時のコンディションなど)がまったく同じだとして、この2人が全日本決勝で対戦したとき、どちらが勝つとあなたは予想しますか?

「B選手は普段はアレだけど、そういう大舞台ならいつも以上の実力を発揮して…」というのは、かなりリスキーな賭けだろう。



2010年広州アジア大会団体戦、女子日本代表は予選グループで「韓国に勝てば銅メダル確定」という試合に、1-2で敗れた。
日本の1勝は、既に代表入りが決定していて選考試合には出ていない小林海咲がもたらした。小林は、「多くの人に見られるの、写真や動画を撮られ、公開されるのが大好き」なタイプである。
代表選考試合で選ばれた2人が負けて、日本は「アジア大会銅メダル」という“JOCに大きくアピールするチャンス”を逃した。


「あの代表選考試合で撮影不可としていなかったら、メダルが獲得できた」というのは、あながち荒唐無稽な妄想とは言えまい。


マジ自己レスすると、アジア大会で銅メダルが獲れたかどうかは、「協会が、選手強化にどれだけ真摯に取り組んできたか」に依る。
「選手強化に真摯に取り組んでこなかったから、千載一遇のメダル獲得チャンスを逃した」というのが、まっとうな分析である。代表選考試合を撮影不可としたのは、「選手強化に真摯に取り組んでいない」ことを現すエピソードの一例だ。

「できるだけ本番に近い条件で、選考試合を行う」というのは、ごく当たり前のことである。本番とすべてまるっと同じ条件で選考試合を行うのは不可能だが、できるだけ近づけるべきである。「マラソンの代表選手選考に10km走のタイムを採用するというのは、アナーキーだ。
本番は撮影不可ではないのに、その選考会で撮影不可とするのは、『選手強化よりも優先すべきものがあり、それを優先した』ということである。すなわち、選手強化に真摯に取り組んでいない、と。






オープンマインドであること。
実はこの『構え』が、パフォーマンスの優劣に大きな影響を与える。
例えば、「どうぞご自由に撮影してください」という選手・大会主催者や、「どうぞご自由に私の写真をお使いください」という撮影者は、そうではない人よりも優れたパフォーマンスを発揮する。

元々才能があったから、ではない。オープンマインドでいると、能力の向上にドライヴがかかるのである。
ほんとに。







jump5.jpg





上の写真は、LUMIX GF1というミラーレス機で撮影したものである。レンズはLUMIX G 20mm/F1.7 ASPH. 見た目やメカ部分は、「ちょっと大き目のコンパクトデジカメ」

この組み合わせだと、「明るいところで、静物を撮る」場合は、一眼レフ並みの高画質で撮ることができる。一方、「暗いところ(屋内など)で、動きの速いもの」を撮るにはまったく向いていない。特にシャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでのタイムラグは、携帯・スマホのカメラ並みという、スカッシュ撮影にはトホホな機材。
しかもこのときの私は、アキレス腱断裂後1ヵ月強、歩行には松葉杖が必要な状態だった。

ショボイ機材や動き難さなどは、オープンマインドでいれば、なんとかなっちゃうのである。




お試しあれ。






  1. 2012/06/01(金) 21:49:50|
  2. スカッシュ
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プロフェッショナルな回答

このブログ記事「プロフェッショナルの知見」に関して、私の意図を誤解している方がいるようなので(私の文章能力が低いせいです。すみません)、改めて記す。


1.私の写真が無断転用されたことに対して、「テメ、コンニャロ!」と憤っているのではない。寧ろ「私の写真を使っていただき、ありがとうございます」と感謝し、私の写真が「スカッシュの発展に寄与するイベントの告知に使われた」ことを喜んでいる。

2.私の写真を利用して告知されているイベントの担当者であるスカッシュマジックの山崎貴行氏が、2010年8月2日の代表先行試合を私が撮影しようとしたのを阻止したことに対して、「筋が通らないのではないか?」と物申している。


「筋が通る」とは、この場合『スカッシュの発展に寄与する』を意味する。
私が問題視しているのは、1.ではなく、2.である。



代表選考試合の撮影を、山崎氏が阻止しなければ(実質的に阻止したのは、潮木仁氏だが)、このレベルのクオリティの動画が、翌朝には全世界に向けて発信できていた。しかも生観戦した方はご存知の通り、代表選考試合という「とてもクオリティの高いコンテンツ」が、である。


動画配信によるデメリット/リスクもあるが、メリット/プロフィットの方が遙かに大きい。すなわち「撮影・公開は、スカッシュの発展に寄与する」と、私は考えている。


肖像権に固執する人は、「肖像権を主張がゆえに生じる逸失利益」というものが存在することに気付いていない。
先に示した動画や、このような写真を得られ、自由に使えることのプロフィットに想像力が働かないのであろう。


ちなみに当該の代表選考試合はスカッシュ専用施設(SQ-CUBEさいたま)で行われた。当日は休館日(月曜)で、選考試合関係者・観戦者以外の一般客は施設内に居ない状況だった。
私は三脚をセットし、高さ2mくらいの位置にカメラを設置していたところ、撮影しないよう言われた。

それは、広州アジア大会代表選考試合である。スカッシュはマイナー競技とはいえ、本番のアジア大会ではそれなりに取材や中継のカメラが入るはず。「撮影されていると、本来の実力が発揮できない」と主張するプレイヤーがもしいたならば、代表に選ぶべきではない。そういうことを言うプレイヤーに対しては、「そんなこと言ってるから、本番で勝てないんだ!」と一喝するのが、代表強化担当者の務めであると私は考える。
あそこで撮影を阻止する者が代表強化担当者だから、韓国に負けて『アジア大会の銅メダル』を逃したのだ!…は証明できないが、状況証拠はそれを示している。



1.の無断転用を「私と同じ考え方に基づいて行った」のであれば、2.の撮影阻止はおかしい。撮影阻止を是とするならば、無断転用は非である。
「加納は『撮影フリー&転用フリー』という姿勢なんですが、スカッシュマジックはいったいどっちなんですか?」と、詰め寄っているのだ。











2012年5月22日夜、ブログを公開した直後に、スカッシュマジックのオフィシャルウェブサイトに掲載されているお問い合わせメールアドレス(toiawase2129602@squashmagic.com )に、本件に関する問い合わせメールを発した。



すると、スカッシュマジック有限会社代表取締役社長 袖山浩邦様より、迅速かつ丁寧なご返事をいただいた。



メールやりとりの時間経緯は、以下の通りである。

5月22日夜 加納メール(1)発信

→23日昼 袖山様より返信メール(1)受信

→23日夜  加納メール(2)発信
 24日早朝 加納メール(2)の追記を発信

→24日午前 袖山様よりメール(2)受信

→25日早朝 加納メール(3)発信

→25日午前 袖山様より、メール(3)受信


2日半の間に、双方が3通のメールを送受信している。
寄せられたクレーム系の案件には、(最終的な結論は少し先になるにせよ)まず受け取ったことを表明し、放ったらかしてはいないことを逐次相手に伝えることが、求められるべき対応である。実は内容よりも、対応の迅速さの方が有効なことが少なからずある(もちろん、逆もある)。
袖山様のスピード感は、さすが“社会人のプロフェッショナル”と言うべき見事なものだった。というか、見習い期間を修了した“まともな社会人”であれば、このくらいは出来て当然なのだが。





さて、袖山様からいただいた回答内容を、簡潔に紹介しよう。

1.「不愉快な思いをさせたこと」への謝罪。

2.当該ポスターの写真は、あるスポーツクラブに貼ってあったポスターから、転用した。そのスポーツクラブがどこからどのようにして写真を入手したのかは、不明。

3.清水孝典選手と丹埜倫選手の肖像権(パブリシティ権)に関しては、考慮していなかった。

4.山崎・小川両氏も、(施設側の制約などがなければ、)自由に撮影していいと考えている。

5.今後、撮影・公開の可否についてのルール化が必要。

6.これからもスカッシュの発展に向け、それぞれ尽力していきましょう。




概ね私と同じ考え・姿勢であることが理解できた。
山崎・小川両氏自身の言葉で、自らの考えを表明することを求めたのだが、それは叶わなかった。



以上、「袖山様のメールで示された見解が、スカッシュマジックのコーポレートガバナンスである」と受け取った。
もし、そうではなく、山崎・小川両氏は違う考え方・姿勢・理念を有しているという場合は、直接メールされたし。
teamkano@gmail.com





最後に、加納が発進したメール(3)を以下に記す。明らかな誤字脱字を修正した以外は、「そのまんま」の内容である。




スカッシュマジック有限会社 袖山様

ご回答いただきありがとうございます。

私は自身のブログで「私が撮影した写真は(被写体側がOKであれば)、どうぞご自由にお使いください」と公言していますから、私のブログからダウンロードしたのであれば、著作権に関しては問題ありません。
しかし、「あるクラブに貼られていたポスターの写真を複写して、自社の営利活動に使用する」は、いささか問題ではないでしょうか。その写真の著作権等を自社が保有している場合を除いて。

私は著作権フリーを宣言していますが、「社会のルール」は、フリーではありません。



>山崎小川は 自由に撮影していいと考えてると思います。
「スカッシュマジックの見解」と受け取ります。
この言葉を伺えたので、今回の行動に意義があったと思えます。スカッシュマジックや山崎・小川両氏も、スカッシュの発展を願っている人なのですね。安心しました。



>出していいものか? 誰が確認するか OKするか?などいろいろルールに関しては
>これから決めていければいいのではないですかね?

肖像権に関して、過去いくつかの係争があり、判例がある。すなわち「裁判所の判断」が示されています。

お祭りのパレードやデモ行進など「見られる・撮影されることが常識的に予想される状況」では、被撮影者の承諾なく撮影・公開してもOKです。これには、見物客も含まれます。

プロスポーツ選手のプロ活動中もOKです。「そこから撮影すると危険」や「他の観客の邪魔になる」など、肖像権とは別次元での規制は有り得ますが。
もちろん、その写真・動画を営利活動に使用する場合に発生するパブリシティ権も別です。
また、放映権や著作権など別概念での規制は有り得ます。

「チアガールの開脚シーンを意図的に狙った」や「非撮影者を貶めることを目的とした撮影」などはNGです。
撮影する/されることが常識的と考えられる状況で撮影を規制する場合は、規制に『正当な理由』が必要です。正当な理由を説明しないで規制するのは、「基本的人権の侵害」という憲法違反になります。


スカッシュの大会に関して、プロ登録している選手は、写される側がどう思っていようと撮影・公開はOKですね。当人の事前承諾は必要ありません。これを覆す判決や法令が出るまでは、有効です。
日本スカッシュ協会には、このあたりに関して職業的専門性を備えた人がいないようなので、彼らの判断は標準にはできません。

インストラクターはプロなのか?は、微妙です。当人や所属会社が「プロだ」とするなら、プロ選手として扱うべきでしょう。

プロではない選手の場合は、はっきりしていません。私は、「お祭りのパレードと同じ」という考え方を採用しています。その方が、スカッシュの発展に繋がるからです。
この部分は、袖山様のおっしゃる通り「これからルールを決めていくところ」だと思います。



今回袖山様とメールのやりとりさせていただいたのは、私にとってとても有意義なことでした。
ありがとうございます。


加納





  1. 2012/05/28(月) 21:23:52|
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